1本目
しばしば「それは『合う合わない』を使う場面ではない」と感じる発言に出会います。
合う合わないが使われる場面として正しいのは、たとえば「(タップの硬度に関して)自分にはMでも硬すぎて合わないので、Sを使います」みたいな感じですよね。
一方で、これは過去に実際にあった例ですけど「自分にはコツコツ練習するのとか合わないです。手っ取り早くA級になる方法を教えて下さい」みたいな。たまにこういう感じの人いません?
合う合わないとかいう話じゃないよ。やれよ!としか言いようがないじゃないですか(^.^;
その道を通るしか無いのに。他に選択肢がないのに。「その道は自分には合わないから、別の道がいい」みたいな人、いません?
「自分には合わない」と言っておけばなんでも正当化されると思い込んでいるかのような人を度々見かけます。
2本目
利き手では撞きづらいような場面では
- メカニカルブリッジ(レスト)で撞く
- キューエクステンションを使う
- 逆手で撞く
- 背面撞きをする
などの選択肢があるわけですけども、最も汎用性が高いのは、なんだかんだで最もオーソドックスであるメカニカルブリッジなわけですよ。大体どの局面でも使える。
限られた時間の中では、なかなか撞きづら局面への練習にまでは手が回りませんよね。「レストの練習をしなきゃいけないとは思っているのだけれど、手が回らない」「レストの練習より先にやりたいことが山ほどある」ってのはとても良く分かります。「苦手だとは分かってるんだけど、練習する時間がない」は分かる。
けども、充分な練習時間があるにも関わらず「レストは苦手なので練習しません」って練習しない人、いる。「苦手だから練習しないってなんだよ。苦手だから練習するんだろ!」と焚き付けます。「『苦手』なんじゃなくて『嫌い』なんだろ」って言いたい(;´∀`)
レストに関しても「レストは自分に合わない」とか言い出す人、いますね。
レスト練習はしないのに、逆手とか背面とかの練習をする人もいる。そういう人達も「こっちのほうが合うから」とか言い出すんですけど、そこで言う「合う」ってのは「好みに合う」「好きだからやりたい」でしかなくて、「こっちを選択した方がプレイヤーとして成長できる」という話ではないですよね。
レスト練習よりも背面や逆手の練習を優先させるのなんて、ほぼ100%「好きだから」「格好いいと思うから」ですよ(または「初めてやった時にレストよりはマシに撞けた」という理由か)
レストをある程度使いこなせた上でなら、逆手や背面も使えると便利。
けど、レストは全然使えないのに逆手や背面の練習はするってのは、それはただの好みです。良し悪しではない。合う合わないと言える場面ではない。
しょっちゅう言っている通り、「好きだからやる」は個々人の自由。レストを練習せず逆手や背面ばっかり練習するのも自由。
けど「好きだから選択するのだ」と言ってほしい。もっともらしい理由付けをしようとするのはやめていただきたい(笑)