1本目
飲み友達の大阪のおばちゃんがいるのですが、(勝手なイメージかもしれませんが)大阪のおばちゃんらしく非常に良く喋る。
言いたいことは言いまくるし、歯に衣着せずズバッと言う。忖度なく好き嫌いもハッキリ口にする。
ともすれば嫌われてしまいそうですが、全く嫌われていないのは言葉選びが良いからだと思います。
自分の好みはとにかく強く主張するけれども、他人の好みは絶対に否定しない。そして、「好き」という言葉を使い、「良い」とは言わないのです。
直近の出来事はと言えば、とあるお酒が好みに合わなかったらしいのだけれど
おばちゃん「これ嫌い!」
Mさん「美味しくないですか?」
おばちゃん「美味しくないわけじゃないけど、私は嫌い」
Nさん「美味しくないわけじゃないけど嫌いって、なにそれw」
こんな会話を。
Nさんには通じていなかったようだけど、私はおばちゃんの言葉選びが好きです。そのお酒のことは否定しない。そのお酒のことを好きだと思う人のことも否定しない。ただ「自分は好きではない」ことはハッキリと主張する。「自分の口には合わない」ということ。
自分の口に合わなかった時って「マズイ!」って言ってしまう人が多いと思うんですよ。「マズイ」だと、そのお酒そのものを否定することになるし、そのお酒のことを好きな人のことも否定することになる。
本当にちょっとしたことですけど、こういう部分って大事だと思うんですよね。
私もまだまだ私個人の好みを「良い!」とか「これは駄目!」とか言ってしまいがちですが、極力気をつけております。
言葉選びに気を遣う気が全くない人はいますし、言葉選び云々以前に「自分の好みは絶対的な良し悪しである!」みたいな態度の人もいますからね。やっぱり敬遠されがちですよね。
2本目
「見ない」「聞かない」という選択が取れるかどうか。その差は大きい。
そんな話をしばしばしております。
ビリヤードと全然関係ない話なんですけど、オリンピック開会式に出演した演者がブログ上で某会長のスピーチが長すぎだとツッコミを入れたそうな。そんな話がネットニュースに流れてきました。
そのニュースに「あなた(その演者)のブログも大概長すぎだけどね」というコメントがついてたんです。
これぞまさしく筋違い。公の場でのスピーチと個人のブログとじゃ全く別の話ですよね。
会長のスピーチは、待機している演者は聞かざるを得ないし、視聴者の多くも開会式は見たいわけですから、いつ終わるとも分からんスピーチを聞かざるを得ない。スピーチが聞きたいわけじゃない。開会式を見たいのに。
一方でブログなんてもんは、「長すぎて読む気がしない」のであれば読まなきゃ良いだけです。
前者は見ない聞かないという選択が非常に取りづらい。後者は見ない聞かないが容易に選択できる。
前者の場合に視聴者が嫌な気分にさせられたら発信側に責任があるということになると思います。
一方後者の場合に視聴者が嫌な気分にさせられたとしても、それは「嫌なら見なきゃ良いのだから、見た人の自己責任」ということになるはずです。
多くの方がこの考え方は理解していると思うんですけど、やっぱり極一部の人がね。どう説明しても全く理解しないんですよね(^-^;
ブログをやっててもSNSをやってても、ビリヤードやっててもその他の場面でもどこであっても、そういった極一部の人にストレスを溜めさせられることが多々あるのでなんとかしたいんだけど、なんとかならない。
3本目
2本目の話を書いていて思い出した「筋違い」繋がりの話です。これもビリヤードと全く関係ない話なんですけども。。。。
私はメタルというジャンルに属す音楽が好きで、学生の頃には私自身がそういったバンドを組んでもいたのですが、当時「ライブに行ってみたい」という人に対して毎度念押ししていたことがありました。「メタルバンドとしてどうだったかという評価をするのは良いが、『メタルが好きじゃない』と言うのはやめろ」と。
そういう評価をする人が何人もいてゲンナリしていたからこその念押しです。
先月にはこんなことがありました。
とある人気つけ麺屋さんの口コミを見ていたら、多くの人が軒並み高評価をする中、やたら低い評価をしていた人がいました。レビューの内容を見てみたら「自分はつけ麺が好きじゃない。やっぱラーメンでしょ!」とか書かれてたんですよ。
ならなぜ食べに行った!!
つけ麺としてどうかという評価をするべき場で「つけ麺が好きじゃない」って。アホなのか。
ホラー映画を見に行って「気持ち悪い。気分を害された」って怒るようなもんですよ(実際、そういう人いるんですけどね。SFを見に行って「SFが好きじゃない。低評価」とか言い出す人とかいますからね。。。)
先日はこんな自爆もしました。
ラーメンを食べに行って、鶏出汁のラーメンを食べる予定が、貝出汁のラーメンが一番人気だというPOPを見て急遽貝出汁ラーメンに変更。
自覚は一応あったんですよ。自分は貝出汁が苦手だって。
貝自体が苦手なんです。なので貝で出汁を取った料理も苦手なんです。でも貝出汁のラーメンは食べたことが無かった。「貝出汁が苦手だから」と食わず嫌いしていた。
「最近、貝出汁ラーメン流行りだし」「食べてみればもしかしたら好きかもしれない」と思って食べてみたわけですよ。
やっぱ好きじゃなかった(^-^;
高評価はしようがないわけですけど、店が悪いわけじゃないですよね。店のラーメンが美味しくないわけではない。単に私が苦手であり、私が自分の好みを把握し切れていなかっただけ。私の責任です。苦手食材が含まれていることはハッキリ掲示されていて、私は把握していたのだから。冒険に失敗した私が悪い。
ですので当然のことながら店に低評価の口コミを入れたりなどはしないのです。当たり前ですよね??
私は当たり前だと思うのだけれど、当たり前だと思わない人もいるんだよなぁ。。。。
なんだかビリヤードの話が全く出てこないまま終わってしまいましたが、どれもこれもビリヤード関係でも度々頭を悩まされることなので、あるある(いるいる)ネタとしてお納めください、、、