鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

余裕の有無

 

1本目

 

Twitterを見ていてモヤッとしたことをキッカケとしたネタです。

 

度々書いております「余裕の有無での違い」についてです。

 

 

毎度例に出しているのが、「道を尋ねられる」というシチュエーション。

  

  • 大事な予定に遅刻しそうで、急いでいる時
  • 暇を持て余してプラプラしている時

 

どちらの時に道を尋ねられるかで全然違いますよね。

 

暇な時だったら懇切丁寧に教えるでしょうし、場合によっては直接目的地まで連れて行くかもしれません。

 

しかし急いでいる時だったら、物凄く適当な説明の仕方になっちゃうだろうし、「いま急いでて!すみません!」と断わっちゃうかもしれません。

 

 

電車の遅延だったらどうでしょう。

 

暇を持て余している時なら「まぁいいか」ですみますが、急いでいる時だったらイライラしてしまう人も多いはずです。

 

 

このシチュエーションをビリヤードに当てはめますと

 

 

  • 大事な予定に遅刻しそうで、急いでいる時→試合
  • 暇を持て余してプラプラしている時→一人練習

 

 

と表されることが多いんじゃないでしょうか。試合の時は概して余裕がない。それに比べたら一人練習の時は余裕があるというわけです。

 

さらにシチュエーションを絞って「公式戦決勝戦ヒルヒルの場面」とか「一人練習でなんとなくバラ球を撞いている時」とか表すこともありますよね。

 

 

余裕のある時まで塩対応な人は本当に塩だし、余裕のない時にまで神対応できる人は本当に神ですが、余裕のある時に神対応が出来るのは当たり前。そして、余裕がない時に塩対応になってしまうのも当たり前だと私は思うわけです。

 

 

さて。

 

対戦相手やギャラリーの言動に対して「こういうことは気になるからやめてほしい」と言ったら、「そんなことを気にする方が駄目」みたいな反応が返ってくる。非常に良くある話であり、私がしょっちゅう愚痴っていることでもありますw

 

具体例を出すのはやめておきますが、ある時もTwitterでそういうやり取りを見かけました(私は第3者)

 

その時のリプ主にツッコミたいことが何点かあったのですが、一番は「想定しているシチュエーションが違う!」ってことでした。

 

確かにツイ主さんはシチュエーションについて触れてはいなかったのですが、条件無しでマナーの話をしたとしたら、試合であったりガチの相撞きであったりを想定しませんか?

 

ところがその時リプ主が想定していたのは「談笑できるような場」だったらしい。ツイ主さんとの何回かのやり取りを最後まで見ていたら分かりました。

 

ようは、ツイ主さんが「急いでいる時に電車が遅延して、イラついてしまった」と言ったら「休みの日なんだからゆっくりしましょうよ。その程度のことでイラつくなんて器が小さいですよw」と返していたようなもんです。話が噛み合っておらん。

 

 

でも私は、そのやり取りに若干感謝しました。「やっぱり、こういう人はいるんだな」と確信が持てたからです。

 

前々からネット上のやり取りを見て「この人の想定しているシチュエーション、違うんじゃない??」と思うことがあったんですよ。今までは想像の範疇を出ませんでしたが、今回明言されていたことで確信が持てた。

 

 

「余裕がない時には塩対応になってしまう」というのが趣旨なのに、「余裕がある時に塩対応なのは、器が小さい」と返してくる話の噛み合わなさ。そういうことがしばしばあるようだ。

 

今までは「価値観が合わない」だったリプ主達のイメージが、「意見には同意するが、行間が読めていない」に変わりましたね(笑)

 

 

2本目

 

中々その時々の心理状況を他人に伝えるというのは難しい。

 

概して「試合」は余裕のない場、「平場」は余裕がある場だとされますが、試合だって余裕がある時はあるし、平場でだって余裕のない時はありますよね。

 

平場で物凄く緊張していた時。試合で余裕を持ちまくっていた時。そんな時の心理を他人に伝えるのは中々に難しい。「平場=余裕がある」「試合=余裕がない」という先入観を持って見られてしまうことがほとんどですからね。

 

 

余裕がなかったのに「あんな余裕がある場面でチビっているなんてメンタルが弱いww」とか言われてしまうことはあるし。

 

余裕があったのに「あんなチビる場面であんなショットを決めるだなんて、凄いですね!!」と言われることもある。

 

どちらに対しても「違うんだ!!」と言いたくなります。過小評価も過大評価も嫌だ(;^_^A

 

 

ですが、私も相手の心中が察せないこととが多々ある。

 

たとえばI氏との相撞き中、I氏がやたらとチビっている場面がある。

 

極親しい間柄の相手との、何も乗せていないスポーツの相撞き。気が抜けてしまう要素こそあれチビってしまう要素ってのは無いと私は思うのですが、I氏はチビりまくっている。

 

「分からん」と思ってしまうわけですが、I氏は私なんかよりもずっとストイックだからこそ、私では緊張しないような場面で緊張しているのかもしれません。

 

私も、なんら緊張するはずがない場面で、勝手に自分で自分を追い込んでいることとかあるしなぁ。

 

 

また、こんな人にも会ったことありませんか?

 

本人は「あんなチビる場面でチビらなかった俺すげーー!(ドヤッ!)」ってしてるんだけど、周りはシラーーっとして「いやいや。お前は真面目に撞いてないだけだろ。。。」と思っているっていう。

 

 

試合の決勝戦なんかも、「この試合で絶対に優勝するんだ!!」と思って決勝戦まで勝ち上がった人と、「なんか知らんけど、決勝まで来ちゃった」って人じゃ、プレッシャーの度合いが全然違いますもんね。前者の人が優勝したら「メンタル強い!」ってことになりますが、後者が勝っても、メンタル面では特に評価することは無いかなという気がします。

 

シチュエーションだけ見れば「条件は一緒」であっても、人が違えば条件は全然一緒じゃないのであります。

 

 

というわけで

 

  • 自分の心境を他人に伝えるのは困難を極める
  • 他人の心境を勝手に推測して決めつけるべからず。他人には必ず推し量れない事情がある

 

この2点が言いたいことでした。