鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

「緊張する」と「怖い」と

 

 

1本目

 

2本目の話を書いていて思い出した話を1本目で先に。

 

「球が上手いというだけで無条件でリスペクトの対象になるが、相手の人となり次第で減点はされていく」みたいな事を度々申しております。

 

初対面のプレイヤー(相手の人となりが分からないプレイヤー)に会った時、初心者~私と同レベルのプレイヤーは基礎点が0(私と同等)という評価です。そこから先、相手の人となりが分かっていくと共に点数が増えも減りもします。

 

一方、私よりも上手いプレイヤーとなりますと、上手い分だけ基礎点が高くつきます。上手ければ上手いほど、スタート地点が高い。

 

ですので、たとえばですけど、人柄100点の初級者は「腕前+人柄=100点」ですが、人柄100点腕前100点のトッププロとなると「腕前+人柄=200点」になったりするわけでございます。

 

お近づきになりたくないような人柄マイナス100点の人物であった場合も、初級者だと「腕前+人柄=マイナス100点」になり、腕前評価50点の上級者だったら人柄でマイナス100されてもマイナス50程度で収まる。「あの人、球は上手いけど偉そうだよね」の方が「あの人、下手な上に偉そうだよね」よりはマシっていうことですね(;´∀`)

 

私としては当たり前の話だと思っているんですが、皆様はどうでしょうか。

 

(念のため言っておきますが、球の腕前がマイナス評価につながることはありません。上手ければプラスになるけど、下手だからと言ってマイナスにはならんです。加点対象だが減点対象ではない。これも当たり前の話だと思っている)

 

 

私の場合、年齢に関しても全く同じです。

 

年下~同い年は基礎点が0です。年上の方々は基礎点が始めから高いです。ただし、人柄などその他の項目でマイナスがつけばどんどんマイナスになる。

 

で、今回言いたいのがこの2点です。

 

  • 年下~同い年は同評価
  • 年上は基礎点は高いが、マイナスになることもある

 

私はこういう考え方であります。

 

ビリヤード界隈でもしばしば見かけて不思議に思うのが「年下」というだけで見下す人っているじゃないですか。それが良く分からん。「人柄が素晴らしく、ビリヤードも上手い年下のSAやプロ」となったら、私の場合は「私よりも遥かに上の人物」っていう評価なのでタメ語で喋るとか信じられないんですよ。

 

私の場合、年下の上級者ともしタメ語になるとしたら親しくなった場合です。でも「歳下」というだけで最初っから上から行く人、いますよね?謎。

 

でまぁ、そういう人は往々にして「年上は偉いんだぞ」という態度なわけでして、そういう人は「あなたのような人は、歳が上というだけの理由では敬えません」という話になる。

 

 

2本目

 

ブログをやっててもそうなんですが、その他の日常生活のどの場面でも「意思疎通がままならない」「曲解される」「おかしな伝言ゲームになってない?」などと感じる場面が多々あります。

 

ビリヤード場においても、私の発言がどっかで捻じ曲がって他人に伝わってしまっていることがあるし、「〇〇プロがこう言っていた!!」と聞いた話を〇〇プロ本人に確認してみたら「そんなことは言っていない」と言われることは多々あるし、例を挙げたらキリがないくらい伝えることの難しさを感じさせられます。

 

そしてそれがブログネタになる際は、大抵が「こんな人がいた、、、」っていうボヤキになるわけでございます(笑)

 

というわけで、こんな人がいました。

 

 

 

私「(年下のプロである)〇〇さんと会うのは緊張する」

 

 

この時の話題はビリヤードについてじゃなかったので〇〇に入るのは別の趣味のプロフェッショナルの名前ですが、ビリヤードのプロと置き換えても同じ話です。

 

〇〇さんはプロの中でも特に推しているプロなので、リスペクトの度合いが凄く高い。そんだけ推しているプロに会うのは緊張する。憧れの人に会うのは緊張する。そういう意味合いだったんですけども。

 

ところがその時の会話の続きがこうです。

 

 

相手「〇〇っていくつ(年齢)だっけ?」

 

私「30ちょぃくらいじゃないかな」

 

相手「それくらいの年齢の相手と会うのが怖いの?」

 

私「怖い??怖いじゃなくて、緊張するって言ったんだけど」

 

相手「『怖い』と『緊張する』って同じじゃないの?」

 

 

皆さんに問いたい。

 

同じですか?

 

 

これ、説明しなくたって分かる人は私と同じ気持ちになってくれるはず。「ニュアンスが全然違うだろう」って思ってくれるはず。

 

一方で実際問題「『怖い』と『緊張する』は同じ」って考えている人がいたわけだから、同じような人もいるんだろうな。。。

 

こういう所から、伝言ゲームが崩れて行くんでしょうね。

 

私は「〇〇さんと会うのは緊張する」と言ったのに、〇〇さん本人の耳には「鈴木さんが、〇〇さんと会うのは怖いって言ってましたよ」という風に入っちゃったりするわけですよ。それが怖いわ!

 

というわけで「怖い=緊張する」という意味合いで使う人がいると学んだわけですが、それで今までに抱えていた謎のいくつかが解けた気がしています。

 

人が「怖い」と口にしているのを聞いて「怖い?何が怖いの??」と疑問に思うことがしばしばあるのですが、「怖い」を「緊張する」に置き換えれば納得できることも多い気がする。

 

言葉の使い方、ちょっとしたニュアンスの出し方の違い。人によってだいぶ違いますね。

 

コミュニケーションって難しいなぁ。

 

 

ちなみに、もしかして「怖い=緊張する」っての、どっかの方言だったりしますかね。。。?

 

 

追記:

 

このネタを下書きし終えた後で、「こわい」が北の方だと「疲れた」「だるい」という意味にも使われるのだという記事を見かけました。大阪では「硬い」の意味に使われるとか?

 

見識が広がったとも言えるし、コミュニケーションの難しさを再確認したとも言える。。。

 

  

3本目

 

2本目でネタにした人と会話をしていて感じた違和感がもう1つ。相手が「30そこそこの年齢の人は、緊張するような相手ではない」と考えていたってことです(私も話し相手も30代後半)

 

確かに「若手の超VIP」と「大ベテランの超VIP」だったら、後者の方がより緊張すると思います。けど、程度の問題であって、前者だって緊張はしますでしょう?それが私の感覚。

 

そう考えると、今回の話し相手は「たとえVIPであろうが、若輩者は目下である」「目下相手に緊張はしない」という考えの持ち主なんでしょうねぇ。思えば、日頃からそういう言動があった気がするな。。。

 

ってことが言いたかったがために1本目のネタを書きました(笑)