鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

ブレイクって大事?

 

1本目

 

「エアリプのつもりなんて一切ないのに、エアリプみたいになっちゃうことがあって困る」ってなネタ、載せましたっけ?まだだったっけかな。そのうち載るかもしれません。

 

なんにせよ、そういうことがしばしばある。ブログやSNSをやっている方なら共感していただけるんじゃないでしょうか。

 

今日明日のネタは10日ほど前に予約投稿していたネタなのですが、アップされる直前になってI氏が今日明日のネタと絡むようなLINEを送ってきたもんだから、あたかもI氏に向けてのエアリプみたいになってしまった!!

 

ってことだけが言いたかった1本目です。

 

I氏に向けて書いているわけではない!(とI氏に向けて言っております)

 

 

2本目

 

日本においては(少なくとも私の周りでは)「初級者はセーフティーをすべきではない」という風潮が強いと思います。

 

セーフティー自体に問題があるわけではなく、早い段階でセーフティーをし始めることで「セーフティーに頼ったプレイスタイルになってしまう」「入れや出しといった、基本の技術が疎かになりがちである」という傾向を問題視する人が多いからだと思います。

 

他の技術と並行してバランスよくセーフティーも練習するというのならば初級者がセーフティーをしても何ら問題がないと思いますが、早いうちからセーフティーを覚えた人は、セーフティーに頼ったプレイスタイルになりがちで、実力の伸びが頭打ちになるという傾向がある。

 

実際に私もJPAを通じて、そういう初級者を多く見てきました。1球1点のJPAではセーフティーが有効であるがゆえに、低SLでも勝つためにセーフティーをしがち。目先の勝ちを求めてセーフティーをした初級者と、気にせずガンガンに攻めた初級者とで、後者の方が後々高いSLになる確率が高い。

 

そういう傾向を見ているから「初級者はセーフティーをすべきではない」という考え方になるわけです。

 

 

一方、歴の中で数回程度ですが「アメリカのプレイヤーは、球を始めたばかりの頃からセーフティーやプッシュアウトを普通に使う」「だから勝負に強いプレイヤーが多い」みたいな話を聞いたことがあります。

 

  • アメリカで撞いたことが無いので、その話が事実なのかどうかが分からない
  • 「欧米かっけー!」な人の主張なのではなかろうか
  • 「勝負に強いプレイヤー」というのが「実力の割には勝負強い」という話であって、上手いという意味ではないかもしれない
  • もし初級者の頃からセーフティーやプッシュアウトをするプレイヤーの方が上手くなれるというのならば、日本とアメリカでどういう文化の違いがあるのだろうか

 

 

などなど、色んなことを考えました。

 

日本においては、やっぱり「初級者の頃からセーフティーをした人」は上手くなるイメージが湧かない。けど、例外はいると思います。確率は低いが0ではないと思います。

 

アメリカにおいては確率が逆転するのかもしれない。初級者の頃からセーフティーをした人が上手くなるのが普通で、しなかった人が上手くなる確率の方が例外的なのかもしれない。

 

上で「他の技術と並行してバランスよくセーフティーも練習するというのならば初級者がセーフティーをしても何ら問題がない」と書きましたが、初級者がバランスよく練習を出来るような環境がアメリカにはあるのかもしれない。

 

 実際はどうなんでしょうね。

 

 

3本目

 

ボウラードの点数で伸び悩んでいる初級者がボウラードを撞いている風景を見た時、「ブレイクの練習をしましょう」と言いたくなることが多いです。

 

いや、初級者に限らないですね。A級でも「ブレイクが下手なせいで行き詰ってるよ、、、」と言いたくなる人はいる。

 

9ボールのブレイクは、練習をしても一朝一夕で結果が出るもんではないですし、ブレイクの結果が良くても初級者がマスワリを出せる率は低いでしょう。

 

けれども、ボウラードのブレイクは9ボールのブレイクに比べたら難易度が低く、何回か練習すれば格段と結果が良くなりますし、1球1点なわけですから、ブレイクの結果が点数に直結します。

 

高い点数を出すことが目的ではなく「難しい配置を攻略したい!」ってのを目的にしているんだったらブレイクは放っておいても良いかもしれませんが、高得点を出すことを目的にするのであれば。ブレイク練習はした方が良いのです。

 

  • 練習の効果がすぐに出るから
  • ブレイクの結果が点数に直結するから

 

腕前に関係なくボウラードのブレイク練習をすべき理由として私が考えるのはこの2点です。

 

 

4本目

 

JPAボウラードと同じく1球1点です。そのため全SLにおいて、ブレイクが非常に重要になってきます。

 

高SLにとっては通常の9ボールと同じく、自分のペースで勝負を展開させるためにブレイクが大事になってきますし。

 

低SLの人にとっても、ブレイクが良ければ何点かは取れるわけですので、ブレイクが大事になってきます。

 

 

実力的に取り切れそうな番号までは取り切りやすいような配置になり、そこから先はセーフティーを前提にしたようなラックを組む低SLが結構いました(本人の意向ではなく、チームの意向でしょうけども)

 

これぞ正しく「クレバー」というやつで、私は好きじゃないのでうちのチームではやりませんでしたけど、しかし効果的なのは事実です。

 

実際、私がSL2とか3とかの人とやっている時にそれをやられると、中々にシンドかったです。

 

9ボールはラックさえ組めてればほぼ確実にブレイクインしますから、ブレイクで1~2点取られ、その後ももう1~2点取られる(今はルールがどうなっているか分かりませんが、少なくとも私の頃は2番ボールの位置も指定されていませんでしたから、低SLプレイヤーでも配置を作るのが容易)

 

SL2とか3とかの人に3点も4点も取られたら、ハンデ的に高SLの人にマスワリをされた以上のダメージを食らいますからw

 

そしてさらに、しっかりセーフティーされて臭い配置が回ってくるとなると、たまったもんじゃない。

 

そんなわけで、JPAではブレイクがとても大事なのです。

 

つづく