言い訳ネタというかお断りネタというかの３本立て
1本目
一流のスポーツ選手達が、競技のために何かを犠牲にしていると答えるかしていないと答えるかに地味に注目している、、、、ってな話をこの間書きました。
んで、この間こんなツイートをしたんです。
舐めているつもりはないんだけれど、「100%の努力をした場合以外は、全て舐めているということ」と言われてしまったら、私は98%舐めた球撞いてますわ、、、
— 鈴木さんちの鈴木Ⓐ 球版 (@billiblo) 2019年11月12日
思い切り語弊がありそうな書き方だったので補足しておきますと、「100%の努力をした場合以外は、全て舐めているということ」と私が誰かに言われてしまったわけではないです。
球友と話していて「舐めないってのはそういうこと」「そんなん無理なわけで、程度の差こそあれ、誰しも舐めてはいるのだ」「だから、舐めてる舐めてないなんて話は不毛だし、そういうことを言われても気にする必要はない」っていう結論に至ったっていう話だったのですｗ このツイートから分かるわけないですね。
アマチュア選手にとっての「100%」は「仕事と家庭と生命維持に必要な時間以外の全てを、勝つためのビリヤード練習に費やす」ということになりました。
飲み会に誘われても、ビリヤードの練習を理由に断る。仲間達とのエンジョイ球撞き会に誘われても「そんな球を撞いていたら下手になる」と断る。他の趣味になんて一切浮気しない。
そこまでやって「舐めていない」になる。週に1回でも飲み会に行ったら「その時間で球の練習が出来ただろう！」ということになり「舐めている」になる。
そこまでのストイックな人がいるかいな！！（いるのかもしれないけれど）
ってことで、一切合切全く舐めていない人なんて存在しないのだから「あいつビリヤード舐めてるなぁ」なんて思っても、それは程度の問題であって自分だって舐めているのだ。人に言うべきじゃないし、人から言われても「お前もな」と思っておけばいい。そういう話でした。
2本目
私の「ハードブレイクが好き」だとか「セーフティーはあんまりしたくない」だとか、そういう趣向は「舐めている」と言われてしまうのは重々承知しておりますが、とはいえ「こんな相手なら舐めてもいいや」と思って選択しているわけではありませんので、「舐めている」と言われてしまったら困るわけであります。
舐めているつもりはないのだけれど、舐めていると言われてしまう接し方があるわけであります。
私がたまに申し訳なく思うのが、相手とのテンション（熱量）があまりにも違った時ですね。
「来週相撞きしましょう！」みたいに言われて、いざ相撞き当日を迎えた時。私はその間に「1時間程度の練習を１～２回した」だったのに対し、相手は「毎日4時間練習してきた！」みたいな熱さである場合がしばしばあります。
私との相撞きをそんだけ熱望してくれていたのか、それともその人たちが常にそういう熱さなのかは人によりますが、相手があまりにも熱いのに対して私はあんまり撞きこまずに当日を迎えてしまったもんだから「なんか申し訳ないな、、、」って思うわけであります、、、
私はなんせ勝ち負けにこだわりがないもんですから「相手との相撞きを楽しめれば良い」くらいのテンションです。勝とうが負けようが、どんな球を撞こうが私の自己責任であり相手には関係ないだろうくらいの気持ちなんですが、あまりに相手との熱さに差があると「相手はそれだけ真面目に今日の相撞きを迎えてくれたのに、自分は全然練習してこなかった。申し訳ない」と思ってしまうわけであります。
これはもう「舐めている」と言われても仕方がないんですけど、勘違いしてほしくないのは、それが私のデフォルトだということです(笑)
相撞きを約束した相手が、たとえSAだろうがC級だろうが、私、あんまり変わらんです。
「相手を舐めている」んじゃなくて「場を舐めている」「勝負というものを舐めている」んでしょうね、、、
相手を見て撞きこみ具合を変えているわけじゃなくて、私の球撞きに対する姿勢がデフォルトでエンジョイ方面ってことですな。。。
繰り返しですが、相手を舐めているわけではないです。私が相手を舐めるのは、ごく親しい数人だけなのでｗｗ
こんな私なので、私に相撞きを申し込む際は「自分はこういうテンションで行きます」ってのを予め言っておいてほしいってなことを、昔書いた覚えがあります。
「自分はガチで行くんで、鈴木さんもガチでよろしく！」みたいに言ってもらえたら、私も出来る限りは準備を頑張ります。腕前とかフォーマットとか賭けているか否かとかよりも「事前に熱量を伝えられていた」って方が、私はスイッチ入れやすいです。
そうじゃなきゃ私は手抜きよ。あ、手抜きって言っちゃった、、、
シチュエーションなんて関係なく常にガチっていう人からは全く理解されないでしょうけどね。。。
明日もネタになりますが、私が私なりの限界まで撞きこむのって公式戦の時だけなんですよね。
普段の相撞きだと真面目になるもならないも、その時の気分次第。相手がどうとか、レベルがどうとか関係ないんですよね。。。
賭け球にしてもそうで、賭けてても全く気にせず適当に球撞いていることがあれば、スポーツでも超真面目に撞いていることもある。スイッチのon offに関係してこない。だから自分の場合は「賭けるだけ無駄」って考えているのであります。
「それは額が低いから」「がむしゃらになれるだけの額を賭けるべき！」なんて言われたこともありますけど、そんな額だったらそもそもやらないしｗ
っちゅーことで、一番言いたかったのは私と対戦していて「こいつ舐めてるな！」と思うことは多いと思うんですけど、私に舐めている意識はないぞっていう言い訳でした。
３本目
私、今は球歴が16年目なんですけど、球撞き時間は右肩下がりです。
スタート時は学生だったんでかなり撞きこんでいました。MAX週に60時間近く撞いていたくらい。
もちろん、あくまでもMAXであって、夏休み中の特定の1週間とか、そういう話ですが。AVEだとどれくらいだろう。30時間くらいだったかなぁ？
近年はその1/10～1/5くらいです。週平均6時間くらいでしょうか。3時間の週と9時間の週があって、平均すれば6時間っていう感じですｗ
私自身は、なんせ自分自身のことですから、自分の撞きこみ具合の変化を分かっています。
トータルすれば「撞いている時間の割には上手くなっていない」という自己評価です。量の割には質が低く、あんまり上手くなってねぇなと。
真面目にやっていれば、今現在の私の実力には６～７年もあれば到達出来ただろうと思います。ようするに成長スピードが1/2くらいだと感じているのです。
一方、出会ってからの歴が浅い方々は「社会人なりの撞きこみ具合」をイメージするからでしょうか。今の私の実力には「相当に質の高い球を撞いてこなければ到達できない」と感じるようです。
実際の私は「物凄く撞きこんでいたのだけれど、質が低くてあんまり上手くなってない」です。
知り合ってから歴の浅い方々がイメージする私は「あまり撞きこめていないだろうに中堅A級ってことは、相当に質が高い練習を積んできたプレイヤー」みたいです。
ちゃうねん。アホみたいな球しか撞いてこなかったけど、練習時間の長さだけで中堅A級程度の球は撞けるようになったのがワイやで。
という、本場の方々をイラつかせるエセ関西弁はさておき、いや、ほんとにですね。困ることがあるんですよ。
なんか世間一般では、私くらいの実力って「ガチで球を撞いてこなければ到達できない腕前」らしいんです。
でも現実は、学生の頃に時間の余裕に任せて適当にたくさん撞いてきたがゆえに到達出来た腕前なわけでして。真面目さなんて一切無いってのは、ブログ読者様なら分かっていただけますよね？？
勝ちを求めてない。上達意欲もあんまりない。撞きたい球を撞いているだけ。それが私です。
東日本東京に出る直前、某トッププロから「9ボールの試合に出るのに、なんで10ボールブレイクの練習をしているんですか？」と聞かれた時に、私は言葉に詰まってしまいました。
本音は「ブレイクが好きだから」「強いブレイクを撞くためだけに私はビリヤードをやっているから」「今は平撞きの方がイメージが良いから」「正直、試合の事は二の次」でした。
（２本目で自分なりの限界まで撞きこむのは公式戦の時だけと言っておきながら、公式戦の前ですらそれですからね。。。）
でもプロは私のことをガチ勢だと思い込んでいる。そんな理由を口にしたら失望されてしまいそうで、口に出せませんでした。
似たようなことが結構あるんですよ。中堅A級くらいになるとガチ勢だと思われる。エンジョイな中堅A級なんて存在しないと思われているらしい。
ガチ勢の方々から「当然自分と同じ趣向だろう」という前提で話を振られることが多くて、結構困るんですよ。実際の自分は全然違う。けど、私の趣向を話したら場の空気を乱しそう。当たり障りなく、お茶を濁さなくてはいけないという。。。
ブログを書く目的の1つに、私の趣向を予め周知させておきたいってのがあります(笑)
予め私がエンジョイ勢だと分かっていてもらえれば、「鈴木とは趣向が合わなそうだから相撞きするのはやめよう」という判断も出来るし、そう思ってなお相撞きして趣向が合わずにイラついたってんなら相手の責任ですしね。
私自身は相手が私の趣向に沿わない球を撞いていても全然気にしません。私の趣向はあくまでも私の趣向。相手に求めるもんじゃない。ソフトブレイカーだろうがセーフティーしまくりだろうが、どうでも良いのです。嫌なのは趣向を押し付けられること。
「そんなんじゃ駄目」と言われたくないし、勝手にイラッとされるのも嫌だし、予めそういうプレイヤーが寄ってこないように予防線を張っておきたいってのがブログの目的としてあるわけですが、あんまり効果は無さそう。。。
