鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

共感出来る言い訳

1本目

 

少しくらい言い訳する方が、人間味があっていいじゃなぁーい。ってなネタをこの間書いたわけですが、プロが言い訳をしている場面として2つほど記憶に残っていることがあるので、その2つをネタにしてみます。どちらも既出ですけども。

 


1つはMプロ。


公式戦だったかハウスだったかは忘れてしまいましたが、プロ対決で相手のプロの超絶遅撞きにイラついてしまったという話でした。


「こんな配置で」とボールを置いて具体的な配置を示してくれました。私だったらノータイムで入れに行って外して相手に甘く残して終了になりそうな配置でしたww


難しい配置ではありました。入れに行くのは確実ではないし、セーフティーも難しそう。スコアも競っていたそうなので、悩むのは分かります。けどその時間たるや

 


20分

 

 

たった1球を撞くのに20分かけたそうで(ちなみに、目撃者曰く「20分は言い過ぎ。15分だった」だそうですが、変わらねぇww)


Mプロ曰く、相手のプロは元からそういう点で評判が悪かったそうな。意図的な遅撞きをして相手のメンタルを壊しにかかることがしょっちゅうあるらしい。


そう。ルール上は問題がないからね!!(皮肉)


Mプロは「あんなことやられたら、そりゃ入るもんも入らなくなりますよ」「キレてしまった自分が悪いんですけどね!!」と愚痴と自虐を織り交ぜて話してくれました(笑)


私は完全にMプロに同情しました。きっと「相手に回したんだから、どうなっても自分の責任」「回したのがいけない」「それくらいでメンタル崩すようでは駄目」という言い訳警察が登場するんでしょうけど、Mプロに同情する人の方が多数派だべ?


もしこれでMプロに批判的な人の方が上回ったら、世も末ですよ。。。


そういや、その話を聞いたのがもう遥か昔の話なのに今頃気になったんですけど、運営は何をしてたんでしょうかね?


いくらタイムルールが無かったとはいえ、そんだけ時間かけたら運営が何か言わなきゃいけないですよね。


ベテランプロ相手じゃ、言うに言えないのかな、、、?

 


2つ目はKプロ。


ラックシートがもう出ていたんだったか、まだシールの頃だったか忘れてしまいましたが、今ほどにはソフトブレイクが一般的ではなくまだまだ強く撞く人が多かったけれど、ソフトブレイクの有効性が取り沙汰され始めていた頃のこと。


40kmを軽々出すブレイク自慢のKプロの試合後の愚痴を聞きました。


曰く、途中まではお互いハードブレイクをしていてのシーソーゲーム。ところが終盤になったら突如相手がソフトブレイクをし始め、そのまま競り負けてしまったらしい。


「相手、途中からいきなりソフトブレイクし出すんですよ!!」とKプロ。


しかし、常連さん方は「それはクレバーだね」「賢い相手だね」とけんもほろろ


Kプロの人柄あってのイジりであり、常連さんたちも恐らくKプロに同情していたんだと思うんですけどねw


Kプロは「それはそうなんですけど。。。」「僕が悪いんですけど、、、」とショボくれてしまいました。可愛い(笑)

 


たとえ言い訳だと自覚してても、プロだってボヤきたいことはあるんですよ。人間だもの。


最近、もう一件プロの言い訳として印象に残ったものがあったんですが、それはまた後日。

 


2本目


で、そのKプロなんですけど(誰の事かバレちゃうww)


その昔、1度だけブレイクについてのアドバイスをいただいたことがありました。


曰く、ブレイクのインパクト時に体重が乗っているのは「右脚と左手」だそう。


それを聞いた当時の私は、まだ派手なボディアクションでブレイクを撞いていました。右脚が蹴り上がるような。


そして「左足を突っ張って壁を作る」を意識していましたので、当然左足に体重が乗っています。体重移動と言えば「右足から左足へ」が当たり前だと思っていたのです。


そこへきて「右脚と左手に体重を乗せる」と来たもんだ。理解出来ませんでした。


理解出来ませんでしたが「は?このプロ何言ってんの?」っていう「理解出来ない」じゃなくて、「聞いたことも無い話だ。こんだけのブレイクをするプロなんだから、そこに何か意味があるんだろう。今は理解出来ないけど、頭の片隅に入れておこう」という意味です。

 

何年か後のこと。

 

 

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久しぶりにこの人のブレイク動画を載せましたね!!私のブレイク人生に大きな影響を与えた人でもあり、かの土方Pが「芸術的なブレイク」と評した呉育倫であります


この呉育倫のブレイクに対してMさんから「なぜ左足が曲がったままなのかが不可解」「何故?」と質問が来ました。


Mさんも私と同じく「左足を蹴って壁を作る」と考えてらしたので、左足が曲がったままなのが理解できなかった様子。


私も分かりません!!


しかし、Kプロの「左手と右脚に体重を乗せる」という言葉があったものですから、「呉育倫ブレイクは、体重の受け止め先が左足でなくて左手なのかもしれない」と思ったのです。


(ここまで書いておきながらなんですが、前後関係が曖昧です。もしかしたら呉育倫についてのやり取りが先にあって、その後にKプロからのアドバイスがあって「あ。呉育倫のブレイクはそういう理由なのかも」と思ったのかもしれません。順番がどっちだったか忘れた!!)


もちろん左足が0%なわけではないですし左手に100%乗るわけでもないですが、当時の私は左足への意識が強すぎ左手に対する意識が希薄だったんじゃないかなと思います。


近年の私は平撞きブレイク練習を主にしており、なんせ

 

 

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こんな地味なブレイクをしているわけであります。こういう撞き方をしていると「右脚と左手」っての、良く分かるんですよ。体全体の動きも上に伸びるんじゃなくて下に沈み込むような形ですしね。


ただ、今でも強く撞きに行こうと思ってこういうアクションになると

 

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やっぱり左脚に体重が乗ってて、左手はお留守なんだよなぁ。そのせいでイマイチ当たらないんじゃなかろうか。いや、ほんとに、このブレイク当たってねぇな、、、

 

一昨日書いた通り、左腕でしっかり突っ張るのは大事であり、左腕に力を入れるタイミングが大事だと思うんですけど、昨日書いた通り意識しなきゃいけないことが多すぎて中々ね、、、課題です。

 

 

余談ですが、この2本目を書き終えて載せようと思っていたタイミングで、一緒にKプロからブレイクのアドバイスをもらったIさんと飲みに行きまして、当時の話が出ました。

 

Iさん曰く「左手と右脚というのは眉唾」だそうでw

 

私は上記した通り、左手と右脚ってのがなんとなーくイメージ出来る事があったりなかったり。。。