鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

気を引きたい

2本立て

 

 

1本目

 

完全なる、自分に甘く他人に厳しい棚上げネタです。失礼しますよ。。。


いつぞや書いた通り、私は完全に「結果よりも内容重視」なタイプでありまして、意味が無いと言われても派手な球が撞きたいと思うし、結果重視な球なんか撞いてしまった時には「これで良いんだろうか。。。」とも思うわけですけどもね。


これもやはり度合いの問題なのか、あまりにも結果を度外視している人を見ると冷たい目で見てしまいます。「球撞き舐めてんなー」とつい思ってしまう。私の球撞きもこういう風に見られているのかと冷や汗が。


何事も自分と同じような度合い、同じような熱量の人に最も共感出来るものであり、自分と比べてあまりに熱量が低い人には賛同できないし、逆に熱量が高すぎる人にも賛同しづらいですね。


なので、結局のところ、行きつくのは「人それぞれやりたいようにやれば良い」「他人のことに口を出すな」なのでありましょう。


もう10年以上前の話だと思いますが、ブログへ「奇抜なことを書いて気を引こうとするのはやめろ」というコメントをもらったことがありました。


当時は素直に受け入れることが出来なかったコメントですが、今思えば本当にその通りだよなぁと思います。


今時のネットニュースの見出しとか、何でもそんな感じじゃないですか。センセーショナルで、人の気を引くような「釣り」と言われるような見出しがついていて、いざクリックをすると中身は酷いっていう。何も中身が無いような文章だったり、見出しとは全く違う内容だったり。


そういや、今はあんまり映画を観に行かなくなったので今がどうかは分からないんですけど、その昔、物凄く映画館通いに精を出していた時期がありましてね。


その時期にしょっちゅう思ってましたよ。「ラスト10分、あなたは必ず予想を裏切られる」とか「98%の人は想像できない、衝撃のラスト!」とか宣伝していた映画の結末がひでぇ!って。


特に多かったのが「SFだったんかい!!」系の話ですね。たとえるなら、シャーロックホームズ調でミステリーが進んでいくのに、最後に「実は犯人は悪魔で、超常的な力を使って犯行に及んだのでした!」みたいな。そんなん、誰も予想できるかいな!


悪魔出てきちゃったよ!神様出てきちゃったよ!!宇宙人出てきちゃった!!


みたいな結末の映画があまりにも多くてですね。


あまりにもそんな映画が多すぎて、段々と「98%の人は想像できない」の2%の方に入ってくるんですよw 「あれ、この話の流れはあのパターンじゃ。。。」「ほら。やっぱり宇宙人出てきちゃったよ」みたいな。想像がつくようになってきちゃう。


映画の宣伝文句もネットの見出しも、テレビの「視聴率が取れればそれでいい」っていう姿勢と一緒ですね。中身は二の次で、とりあえず人の気を引ければいいっていう。


私のブログ記事も、当時はそういうものが多かったかなぁと。今もあんまり変わってないかもしれませんが(;^ω^)


そして最近だとツイッターですね。頻繁に見かけます。ちょっと奇抜なことをいう。過激なことを言ってみる。世の風潮に逆らったことを言ってみる。


それが単に素直な気持ちを述べただけだというなら良いのですが、人の目を引きたい、承認欲求を満たしたい!っていう気持ちからだとしたら、やっぱりどうも青臭いですよね。青臭いからやめたいんですけどね、、、(自分の話)


他人の話として最近見かけて気になったツイートは、とある流行りのシャフトを否定するものでした。


「自分には合わなかった」とか「好みじゃなかった」とかではなく、「あのシャフトは駄目」「あれを使ったら下手になる」というツイート。


それって「いま売れているあの道具には、こんな落とし穴があった!?」みたいなもんじゃないですかww ありがちな釣り記事みたいなもん。


でも、そういう主張って昔から度々見かけるよなーと思いました。


どういう気持ちからの主張なんでしょうかね。やはり気を引きたいのかな。

 

 

 


2本目


20回くらい同じことを言っている気がするグローブネタ。


初級者の頃からグローブを使うも、周りの上級者からやれ「グローブは格好悪い」だの「手の感覚が大事なのだ。グローブを使ったら感覚が鈍るから駄目だ」などと散々に言われた私。


常用することはせず、本当に必要な場面だけグローブをつけるという、面倒くさい使い方を余儀なくされました。


時は流れ、今やグローブが一般化しました。昔は「グローブを使うのは初心者」などという声さえあったのに、今は「グローブを使っている人は上手く見える」などという意見さえ聞こえてくるほどです。


初級者時代の私に「グローブは格好悪い」と散々に言っておきながら、シレッと今はグローブを使ってたりするやつ。そこになおれぃ!!


まったくもう。持論が変わるってのは誰にでもあることだから否定するところじゃないですけど、逐一それを他人に押し付けるんじゃないよ。


これも最近繰り返し言っていることですね。「将来的に自分の意見がどうなるかなんてわかったもんじゃないから、何か意見をいう時は『今の自分はこう思う』くらいに言っておいた方が良い」「こうだ!!って断定しちゃうと、将来的に自分の首を絞めることになるぞ」と。


まぁ、持論が更新されるってのは成長したことの証ですからね。逆から見れば、成長の見込みがない人は持論も変わらないでしょうから、「将来的に自分の首を絞める」なんてことにはならないのかもしれませんが(皮肉)

 

 

もし初級者時代にグローブを否定されていなかったらというifを考えていました。初級者の頃からグローブを使い続けていたとしたら、全然違うプレイスタイルになっていたかもしれません。


初級者の頃にグローブを使おうとした理由として大きかったのが「ブレイクでの火傷防止」と「シャフトが滑らなかった」でありまして、後者は結局オープンブリッジをメインにすることで対応しました。なので、グローブをずっと使ってたらオープンを多用するようにはならなかったかもしれない。


そして、グローブを否定され、オープンで撞き続けたからこその今のプレイスタイルなので、グローブを否定されなかったら今は全く別の球を撞いていたかもしれない。


ま、それはあくまでも想像であり「グローブを使ってたら、もっと上手くなっていたかもしれない!!」なんていう被害妄想は一切ございません。


グローブを否定されたことに対する怒りはといえば、「一々着脱しなきゃいけないのが面倒くさかった」というのと「初級者相手に意見を押し付けるっていうパワハラをするんじゃねぇ!」っていう2点だけですw