鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

勝てる紳士になりたい

3本立て




1本目


最近のI氏はしっかり考えて球を撞くようになってきたのでフロックもメッキリ出さなくなったのですが、その昔(特に学生時)は適当にバッチンバッチン撞くものだからフロックインもフロックセーフティーも非常に多かったのであります。


I氏はフロックを出してドヤ顔するような性格ではなく素直に謝るのですが、いくら謝られてもあまりに回数が多いとさすがに嫌気がさすというものです。


「謝るくらいなら、そのプレイスタイルをなんとかしろ!」「(フロークセーフティーかました時に)本当に悪いと思っているなら、フリーボールで撞いても良いでしょ?」などと煽ったことが何度もありました(笑)


「申し訳ないと思うならフリーボールを渡せ」に関しては、I氏は「嫌です!」と断固拒否。


申し訳なく思う気持ちはあれども、なんだかんだで運も必要なのだと考えているのでしょうな。


しかし過去に1人だけ、フロックセーフティーを繰り返した挙句に「申し訳ないので!」と自らフリーボールを渡してきた人がいました。


いざやられてみると「そんなに紳士な態度だと、勝負には勝てないだろうなぁ」って思っちゃいますね(;´∀`)




別の話。


5秒ルールってありますでしょう。穴前に残ったボールが、何かの拍子に落ちることがある。


静止した後5秒以内であればイン扱いとなり、5秒経過後だったら現状復帰されるというルール。



この間、近くのテーブルで面識の無い2人が相撞きしておりました。仮称AさんとBさんとしましょう。


Aさんの「もう5秒以上経ってたでしょう?」という声でそちらに目が向きました。


どうやら穴前に残った先球が落ちたらしく、それをイン扱いにするか現状復帰させるかという場面で、Aさんは現状復帰をさせようとしているもよう。しかし、5秒経過しているかどうか、Bさんには判断がつかなかったらしい。


私はどちらの撞き順だったのかは見ておりませんでした。なので「どちらの撞き順だったか次第で、Aさんの評価が変わるぞ!」と思いました。


だってそりゃぁ、Bさんの撞き順だったとしたら、Aさんの主張は「今のはイン扱いではない。現状復帰させて俺のターンだ!」って話になりますからね。それを強く主張していたとしたらAさんの評価は低くなる。


けど、実際にはAさんの撞き順だったようです。なので「お。微妙な場合は相手の有利なようにするマナーの良い人だ」という評価になりました(笑)


この件に関しては、誰もがAさんのように振る舞うべきだと思うし、そう振る舞った人に対して「そんな紳士な態度じゃ勝てないぞ」と思うこともないです。




例その3


クラッチしそうになっている手球をキャッチしようと、ポケットに手を突っ込む人っていますよね。


ボックスまでボールを拾いに行くのが面倒だと思っての行為だと思いますが、確実にスクラッチする時ならともかく、手を突っ込んでおきながら結果的にスクラッチしなかったからといって「お!」とか言いながら何事もなかったかのように席に戻っていく人はよろしくない。


「手を突っ込んだ時点でファール」とハウスルールで決めているお店もあるはずです。



私はと言えば、今は手を突っ込むことはまず無いです。


手を突っ込んでいる余裕がある時ってのは要するに手球を大きく回したような時ですから、長い距離を転がっております。


途中でどうなるか分からない。完全なスクラッチコースをたどっていたとしても、もしかしたらヨレるかもしれない。ポケットでカコカコするかもしれない。


結果的にスクラッチしてしまっても、たかだかボックスまで拾いに行くくらい、大した手間じゃございません。


昔は今ほど「手を突っ込まない!」ってことが癖付けされておらず、しばしば手を突っ込んでしまうことがありました。


親しい相手だったら、結果的にスクラッチしなかった時には「てへっ!」とか言ってそのまんま現状から続けてたんですけどね。


親しくない相手と撞いている時につい手を突っ込んでしまい、結果的にスクラッチはしなかったけども、トラブルになるのも嫌だし、悪いのは手を突っ込んだ自分だしと思って「ファールでーす!」と相手にフリーボールを渡した経験が何度か。


しっかり見ていなくて素直にフリーボールを受け取る人も、「え?スクラッチしてなかったでしょ?」って顔で見てくる人もいましたが、まぁ手を突っ込んだ自分が悪いですからね、、、



このように、「手を突っ込んだ時点でファール」を自分自身に適用する人は私だけではなく、ちらほらと散見されます。私もそれでフリーボールをもらった経験が何度かある。


これに関してはどうでしょうか。「そんな紳士な態度じゃ勝てないぞ!」と言われてしまう案件?


ちょっと微妙なとこですね。



まぁ、プロでもないしトーナメントアマでもない我々からしたら、勝てるかどうかより紳士さの方が上手く世を渡っていく上で重要だと思いますけどね。








2本目


まだサムタイムがあった頃の話だと思うのでだいぶ前ですが、ブログでこんなことを呟いた覚えがあります。


ハウストーナメントに出る予定で、そのための事前練習を他の店で行ったのです。たかだか徒歩5分ほどしか離れていない別の店。


練習では好調であったのに、本番では違和感だらけ。「たかだか5分移動する間に一体何があったんだ!?」とかなんとかボヤいたんだったと思います。


練習で行った店も本番で行った店もどちらも行き慣れた店だったので、テーブルコンディションの差は考えなくても良いと思っておりました。だからこそ「じゃぁなんでこんなに調子が変わった?」「わずかな移動時間の間に何があったんだ?」と疑問を抱えたわけです。


その時「どうも肩に違和感がある」と感じていたので「キューケースのせい?」と思ったのです。


当時は重たいキューケースにキューを満載していました。それを肩に担いで移動していたので、筋肉や関節に悪い影響が出たんじゃないかと。


あくまでもただの推測であり、今となっては何が真実だったのかは分かりませぬが。



さて。今の私はと言えば軽いケースにプレイ+ブレイク+ジャンプを一式ずつとスペアシャフトを1本。必要最小限というわけではないですが、そんなに無駄なものを持ち歩いているわけでもなく、なんせケースが軽いんで総重量は軽めだと思います。


普段足を運ぶ球屋では、一番遠い所でサンビリの片道40分ほど。その程度の持ち運び時間ならさして苦ではありません。


しかし先日、夜の球撞き予定のために朝からずっとあっちへこっちへとキューケースを持ち運ばなくてはならない日がありました。さすがにシンドかった。キューケースが邪魔過ぎる。


キューケースの持ち運びのせいで、腕や肩を痛めてしまったような気がします。


そこでふと気になったのは、プロ選手は遠征のための移動も多いと思うんですけど、キューケースの持ち運びで気をつけていることって何かあるんでしょうか。


たとえば、肩掛けはしないとか。したとしても利き腕側の肩にはかけないとか。


手で持つ場合も利き手では持たないとか。


ボウリングやダーツをする際に利き腕ではやらないっていう人の話はチラホラ耳にします。


地味だけど、案外大事なことのような気もするんですよね。





3本目


年間契約とかではなく1日〜1週間程度の短期のキューケース預かりサービスを各球屋にやってもらいたいってな話を少々前にいたしました。


その際、ブラッドさんがこんなサービスを教えてくださった。


ecbo cloak (エクボクローク) - コインロッカーいらずに手ぶら観光 | ecbo cloak


球屋ではないですが、これは便利そう。便利そうなんですが、今回預けたかった場所の近くには取り扱い店舗がなかった!!



ってことで、この間10日連続で球を撞いた中で、2回ほどコインロッカーにキューケースを預けました。


首都圏のコインロッカーは、小型で300円、中型が500円、大型700円、特大が1000円くらいが相場だと思います。


キューケースって体積はさほど大きくないくせに、細長いもんだからスーツケースが入るような大型のコインロッカーにしか入らない。


大型にしか入らないくせに、入れてみたらスッカスカで、凄く無駄なことをしている気分になる。


「せめて中型に入れば良いのになぁ」と思いながら大型のロッカーにキューケースを入れてみましたら「ん?なんか余裕過ぎるな」と思い。


念のため中型に入れてみると「はっ、、、、入るぞーーーー!!」


中型に入りました。500円と700円の差は大きい!!(1回目は2日にまたがって預けたので、1000円と1400円の比較だったし)



恐らく、前回預けた時は前のキューケースを使っていた時だったんでしょう。前のケースはバットの長さプラス10cmくらい余分な長さがあるケース。


いま使っているやつはビニール製のいくらでも折り曲げられるケースなので、バットの長さピッタリに出来る。


その10cmほどの差で、中型に入るか否かが分かれるようであります。


日常的にキューケースをコインロッカーに預ける機会のある人は、ケースのサイズや材質を気にすべきかもしれません。


って、コインロッカーを頻繁に利用している人にとってはもしかして常識!?