4本立て
1本目
ブレイク、出し、セーフティーでの細かいミスはありましたが、単純な入れミスはほっとんどなくて「すげーな」って思っておりました。
この間、きっけー氏発言を槍玉に挙げて「5先を10回やって1回勝てるっていうくらいのことを『勝てる』とは言わない」ってな話をしましたけど、私はグランプリ観戦を終えた後にキッケー氏にこう言いました。「大井Pやばい」「5先を100回やっても1回も勝てない」ってww
そんくらい凄かったんですけど、決勝戦で1球だけ「何がしたかったんだろ?」っていうミスがありました。
優勝が決まった直後、なにやら大井P自身もその一球のことが気にかかっていたらしく、配置を再現してズバッと撞いておられた。
普通、そういうのって敗退した選手がやるじゃないですか。敗退した選手が、最終ラックの失点に繋がったミスを再現して撞いてみている図ってのは度々見かけます。
けど勝者が。しかも、そのミスは最終ラックではなくて何ラックも前のミスでした。そんな配置を勝利が決まった後に撞いているだなんて「ストイックだなぁ」とか思いながら私は見ておりました。
それと同時に「そういう復習って、どういう意図で行っているんだろ?」と思いました。
私はやったことが無いんです。そういう試合直後の復習。勝とうが負けようがやったことがない。
ミスを忘れてしまっているわけではなく、後日再現して撞いてみていることは多いです。ただ、当日その場ではやったことがない。
当日その場でやる事には、どういう意味があるのでしょう?
少しでも明確なミスのイメージが残っている間に試したい?
嫌なイメージを残したまま終えたくない?
深い理由はなく、単純に気になったから撞いている?
真実はいずこ?
人によりけりかな。
2本目
試合観戦に行く際、私は時間が許すならば出来るだけ早い段階で行きます。出来るならスタートからいたい。
「長時間見るのは疲れる」「準決や決勝だけでいい」って人も多いです。
私もさすがに朝から日付が変わるくらいまでの試合とかなったら観戦疲れしちゃうと思いますけど、グランプリ決勝日の場合はベスト16からなので4回転、8時間ほどで終わります。その程度では特に疲れは感じません。
そしてまた、私は準決や決勝よりも、ベスト16とかの方が見たい。理由が主に2つあります。
1つは、単純に多くの選手を見られるから。準決以降となると選手は4人しかいません。しかも大体勝ち上がるメンバーは決まってますから、見慣れている選手です。それよりは、もっとたくさんの選手が見られる16から見ていたいのであります。
また、ベスト16の試合はその日の初戦。トッププロをもってしても、まだ温まっていない段階です。プロ達がどう調子を上げていくかってのも注目ポイントなのであります。
さてさて。グランプリイースト最終戦も決勝日の最初から観戦しておりました。初戦は8テーブルもありますので全てに目は行き届きませんでしたが、見られる範囲の試合は見ていました。
その中で、興味深い配置がありました。
なんてことはないように思える2球。3名のプロがほぼ同じ配置を撞いていたのですが、全員選択肢が違ったのです。プロそれぞれの個性が出ているなぁと感じた配置です。
(ちなみに9ボール仕様で作図していますが、グランプリでは10ボールでしたので、実際には9番と10番でした)
1人目はまずこの8番をストップ気味に撞いて、9番をサイドバンクでした。
「自分だったら、バチコーンと撞いて出しに行っちゃうなぁ」と思いながら見ておりました。
2人めの選手は、私が考えた通りの取り切り。バチコーンです。
3人目は、8番をストップ気味に。
「この人もバンクかぁ」と思いながら見ておりましたら、セーフティーでしたので驚きました。ほほぅ。あの2球をセーフティーを念頭に撞くか、と。
注目すべきは、その3人とも、しっかりそのラックを得点しているということです。
全員選択が異なれど全員が得点している。選手の個性が出た配置だなーと思いましたとさ。
3本目
某メジャースポーツの元トップ選手がスランプに陥った時「それまでは無意識に出来ていたことが『どうやってやっていたんだろう?』という状態になってしまった」と言っておりました。
その選手に比べたら超低次元な話ですけど、私たちもその感覚は分かりません?何も考えずとも出来ていたことが「どうやってたんだっけ?」ってなってしまうことはありますよね。
調子が良い時には2種類あるとしばしば申しております。1つは「意識していることが上手く機能してくれている時」で、もう1つは「なんか知らんが球が入る」っていう時です。
好調の度合い的には後者の方が上だと思います。まさにバチバチな状態。しかし「なんか知らんが」なだけに崩れやすい。「昨日は絶好調だったのに今日は絶不調」ってことになりがちです。
無意識に出来ていることって、出来ている間は良いんですけど、出来なくなった時に立て直しが効かなくなってしまうんですよね。
かと言って、何もかもを意識しながらだとテンポが悪いし、頭が疲れてしまうし、意識し切れずにミスを犯してしまったりもする。
「なんでか知らんが出来る」の状態から「何故だか分かっていて出来る」にして、さらにそこから「理由を分かった上で練習をして体に覚えこませ、無意識に出来るようにする」の段階まで持っていけて完成なんじゃないでしょうか。
普段は「体が理解している」状態で撞き、いざ崩れかけたら「頭が理解している」状態にして立て直すっていう。
頭でも体でも分かっているってのが完璧な状態だろうなとは思えど、中々ね、、、
4本目
載せたんだったか下書きしたまんまどっかに埋もれてるんだかなんも覚えてなく、既に同じネタを載せたかもしれないし、後日全く同じネタを載せるかもしれませんが、、、
イマイチ意味が分からないルールってのがいくつかありまして、そのうちの1つに「途中でキューを組み立ててはいけない」というルールがあります。
あれ、何故ダメなんでしょうかね?
予想されうるのは
・相手がどんなキューを持っているかで組み立てを変える人がいる
・進行の妨げになる
の2つくらいです。
1つ目に関しては「相手がジャンプキューを持っていないと思ったからセーフティーをしたのに、ジャンプキューを途中で組み立てやがった。卑怯だ!!」とかいう人でもいるんでしょうかね?
実のところ、私は長年ジャンプ&ブレイクキューを使っていたわけですが、相手のセーフティー後に分割してジャンプキューにしたら「それ、ジャンプ&ブレイクだったの!?」って言われたことが何回かあるんです。
でも、なんせ私が日頃相手をする程度のレベルのプレイヤーです。申し訳ないけど、あなたたち、相手がジャンプキュー持っているか否かで組み立てを変えられるほど上手いの?どうせ同じセーフティーしたでしょ?単に気分の問題でしょ?としか思えなかったし(;´∀`)
2つ目はまぁ単純な話ですよね。途中で組み立てたら、組み立てている時間の分、無駄な時間がかかる。それを防止したいってのは分からんでもないです。
というか、GB先生は時間の無駄という観点から「途中で組み立てるやつの意味が分からない」と怒ってらっしゃいましたけどw
私は「時間をかけるのは相手に申し訳ない」という徹底した姿勢があるため、たとえ「試合開始前に組み立てておかなくてはいけない」というルールがなかったとしても、自分自身は試合の時にジャンプキューを組み立て忘れていたらジャンプキューを使いません。
たまーにあります。「あー、ジャンプ配置だなぁ。でもジャンプキュー組み立ててないや。空クッションで行こう」って考えることが。
ただ、この点に関しては自分に厳しく人に優しくでありまして、相手が途中で組み立てても一切全く気にしません。「持ってないと思った!!」なんて思いもしませんし、「時間の無駄!!」なんて思うほどセッカチでもない。せいぜい何十秒かですもんねぇ。さすがに何分もかけられたらイラッとするでしょうけど、そんな人には会ったことがないからな。
というわけで、途中で組み立ててはいけないっていうのをわざわざルールにする必要ってあんの?って思っちゃうわけですね。そんなのをルールにするくらいなら、もっとルール化すべきことあんでしょって思っちゃう。
プロツアーでも大井Pがふっつーに途中でジャンプキューを組み立ててましたw
プロの試合はどうなんだろ。途中で組み立てちゃダメってルールは無いのかな?あったとしても、相手もそんなところにツッコまないと思いますけど。
プロの場合、ジャンプキューを持ってない人なんていないでしょうから、相手だって最初からそんなことは考えないでしょうし、繰り返しですが、ジャンプキューを組み立てるのなんて一瞬ですからねぇ。
ただ、しばしばジャンプキューどころの話じゃなく、テーブルにつくまでキューを何も組み立てていない人っていますよね。
あれはさすがに遅延行為と取られても仕方がない気がする。
この間出た公式戦は「テーブルにつく前に、すべてのキューを組み立てておくこと」と厳命されておりました。
その試合の場合はスタンバイコールがかかりますので準備をする時間がありますし、限られたテーブル台数でたくさんの試合を回さなきゃいけないので、一分一秒を争う。そんな中でゆったりのったりキューを組み立てられちゃ運営的にたまったもんじゃないでしょうから、事前に組み立てておけってのは分かります。これは理解できる理由。
他に何か、ありますかねぇ?
事前に組み立てておくというルールの中で、相手が途中でものの数秒でジャンプキューを組み立てた時に、皆様は「ルール違反だ!」と目くじら立てますか?
私はそんな人とはお友達になれないなぁ。ブログ読者にもなってほしくないや。