鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

重さを乗せる??

2本立て

 

1本目

 

この間、体格による差について少しだけ言及しまして、改めて「どういったところに体格の差が出るだろうか」と考えていました。


私、頻繁に「背が低い(必然的に腕も短め)のにバットエンドを持ちたがるから、レストが長くなりすぎる」と申しております。


一方で、私よりも20cmくらい背が高いキッケー氏は、バットエンドを持ってもなおレストは短め。最近はエクステンダーをつけてちょうどいい感じになってます。


同じ所を持ってもレストの長さが変わるってのは当たり前ですよね。腕の長さが違うんですもの。


逆に、レストの長さを同じにしても、腕の長さが違えばグリップ位置が変わる。これも当たり前です。


色んな身長、色んな腕の長さの人がいるのに、基本的にキューの長さは一緒です。


それぞれの体格に合わせた長さ重さのキューがあればレストの長さであったりグリップ位置であったりに共通解があるかもしれませんが、体格が違うのにキューの長さは一緒となったら、レストの長さやグリップ位置はバラバラになっちゃいますよね。


さて。どうしたもんでしょうか??


今回考えておりましたのはレストの長さです。


仮に肘から先だけを動かす、最も基本的な振り子ストロークをするとします。


腕の短い人と腕の長い人。「肘を20度伸ばしてテイクバックする」は感覚として共通するんじゃないかと思いますが、腕の短い人の20度と長い人の20度じゃ、テイクバックの距離が変わりますよね。


一方「15cmテイクバックする」だと、腕の長い人と短い人じゃ感覚が違うと思います。肘の角度が変わってきますから。


全く同じストローク幅(距離)であっても、腕の長い人だとチョコチョコ撞いているように見えるのに、腕の短い人だと大きく振ってるように見えたりするんじゃないでしょうか?肘の開きが変わってきますから。


言いたいのは、どちらを合わせるべきなのか、です。


体格に関わらず「ストローク幅」を一定の範囲におさめるべきなのか。それとも肘の角度を万人でそろえるべきなのか(必然的に、体格によってストローク幅は変わってくる)

 

そしてそれに伴って最適なレストの長さってのも変わってきますよね。

 


一番言いたい結論は、体格によってキューの長さも変えた方が良いんじゃね?なんですけどw


現実的にはそれが難しいですから、同じ長さのキューで異なった体格の人が撞くとしたら、合わせるべきはどこなんでしょうね。

 

 

2本目


「球質」「重さ」なんていう話をすると、ともすればオカルト方面に話が向かってしまうのでややこしいですが、そういう重さではなく、物理的な重さの話をします。


抑え目なブレイクをするとします。27kmくらいとしましょうか(27kmを出すのも精いっぱいっていう方はすみません)


抑え目なキュースピードであれば、慣れた物よりも重たいブレイクキューを使っても、何回か練習すれば慣れたキューと同じように(同じキュースピードで)振れると思います。


慣れたキューで27kmを出すときの感覚そのまんまで2oz重たいブレイクキューを振ったとしたら、理論的には28~29km出るはずです。全く同じキュースピードを出したとしたら、キューが重たくなった分、手球にはスピードが乗るはずです。


時速40kmの乗用車と時速40kmの大型車とでは、衝突した時の破壊力が違うようなもんでございます。


さて。この重さって、どこら辺まで関わってくるんだろうかと考えました。


仮に、20kmというキュースピードでタイミングよく手球の真ん中を撞くとします。


以下、出てくる数値は手球のスピードではなくキュースピードなのでご注意ください。


(手球のスピードを数値で表すことはあっても、キュースピードを数値で表すことってないですよね。以前に測ろうとしてみたことはあったのですが、正確性に疑問があり、未だ良く分かりません。ってことでアバウトな数値です)


20kmのキュースピードで手球の真ん中を撞く。その際に、ガッチリとしたグリップでの20kmと、スッカスカのグリップでの20kmでは、撞き出される手球のスピードは変わると思います。


インパクトの瞬間に意図的にグリップを緩める「抜く」というような撞き方がされることはありますからね。わざと当たり負けをさせる。


ただ、そのイメージって正しいの?という思いもあります。


私は抜く動作をすることで「当たり負けをした結果、手球にパワーが伝わりづらくなる」と認識しているのですが、もしかしたら単純にキュースピード自体が落ちている可能性もある。


「20kmでのガッチリグリップと20kmでのユルユルグリップ」という比較ではなく、ユルユルグリップにした結果そもそも20km出てない可能性もあるわけです。所詮は感覚的なところなので、正確には分かりません。


もし本当にキュースピードを全く一致させられたとしたら。ガッチリとしたグリップでのキュースピード20kmと、スッカスカのグリップでのキュースピード20km。撞き出された手球のスピードは果たしてどれくらい変わるのでしょうか。


また、ストロークの仕方に関しても疑問を覚えました。


再び、20kmというキュースピードで手球の真ん中をタイミングよく撞くとします。今度はグリップも同じだとしましょう。


その際、最も基本とされる肘から先だけを使ったストロークでの20kmと、肩も使って上腕から動かすようなストロークでの20km。撞き出される手球のスピードには違いが出るのでしょうか?


上の方で、重めのブレイクキューを使って普段と同じキュースピードを出せれば、キューが重い分ブレイクは強くなるだろうって書きました。


キューではなく体は、どこまで「重さ」が乗る??


全くの同じキュースピードだとしたら、肘から先だけで振った時よりも腕全体で振った方が手球はスピードが出る?さらに上半身も使っちゃったらもっとスピードが出る?さらに体全体を使うと。。。?


どこまで「重さ」としてインパクトに関わることが出来るんでしょ。


まぁ、ブレイクを強く撞こうとした時に、体を動かしすぎると肝心のキュースピードが出なくなりますし、逆にプレイだとそこまでのパワーが必要ないのでどうでもいい疑問ではあるのですが、あくまでも知的好奇心として。


あ、いや、実戦の中でもたまに気になることはあります。


プレイの中で、同じ結果を出すのにコンパクトにピュッと振るのと、大きくユックリめに振るのと、どっちが良いんだろって考えることはある。


あれって、コンパクトに振った時は「軽い」からキュースピードが必要で、大きく振った時は「重い」からユックリで良いとかなんとか、そういうこと関係してるのかな?


分からん。