昨日の9番病ネタから繋がっての今日のネタですが、昨日のネタを書いている最中に存在を思い出した、昨日のネタを書くより前に書き上がっていたネタなので、ふっつーに前置きから入ります。
夢の中で、パンシャオティンが歌のお姉さんをやってました。なんかメッチャ似合ってました。
そこで一旦目が覚めて、また寝た後で見た夢では大四喜が完成しました。
頭の中が中国なんでしょうか。
かきくけこんばんは。鈴木です
さらにそこで目が覚めた後に、ふと思い出した。
地味だけれども、確実に出来るようになれると良いなと昔から思っていたのが、こんな配置になった時
手球、9番、ポケットがド真っすぐ。
手球がクッションタッチ(またはそれに近い状態)の場合は、弱めに撞いてコロコロっと手球を前に転がしますが(というか、そうせざるを得ない)クッションと手球との隙間がある程度以上あり、かつ充分には無い時。キューを立ててストップさせに行きたい。
昔は、キューを立てれば下を撞く余地がある場合でも、キューを立てる事にチビってコロコロ押しをしていました。
けれど、プロを始めとした周りの上級者を見るとキューを立ててストップさせている。「しっかり撞く」ってやつです(ってか、ある程度以上の腕前の人にとっては、そっちの方がシュート率が高いのかも?)
「しっかり撞く」と「ハードショット」はイコールでは無いと何度も書いてきましたけど、とはいえ、しっかり撞こうとしたらある程度のショットスピードは出ますのでね。押してのコロコロ出しじゃぁ、しっかり撞いたらスクラッチしてしまう。
ただまぁ、しっかり撞くだとかなんだとか、そういう実用的な話よりなにより「コロコロっと転がしているより、キューを立ててストップさせた方が格好いい!」という理由により憧れておりました(笑)
近頃は、意識しなくても勝手にキューを立てているみたいです。先日撞いた後になって「そういえば」と思い出しましたよ。
しっかり撞く繋がりで話を続けます。
先月だったか、SA様を含めた超上級者の方々が「(10ボールにて)10番でつまらないシュートミスする事が多いのは、出しを考えないからだよねー」などと話しているのを聞いて、私、意外に思ったわけです。
(以下、10ボールではなく9ボールで話をします)
9ボールにて、9番ボールを撞く時に「仮想のネクストボールに対してポジショニングするつもりで撞くべし」といったような話は初級者の頃から耳にしていたので、上級者ともなれば、何かしらの形で意識しているものだと思っていたからです。
ただ、SA様方の会話は小耳に挟んだだけなので、もしかしたら「しっかり撞こうとしても、ついついゲームボールという事にチビってマズイ撞き方をしてしまう」という話だったのかもしれません。ちょっとしたニュアンスでだいぶ意味が変わってくるので、注意が必要です。
さて。私はどうかと言いますと、あまり明確なポジショニングは意識はしません
仮想の10番ボールに対してポジショニングすると言うのは“しっかり撞く”ための方法の1つであり、全てでは無いと思っているからであります。
(最終的には「しっかり撞く」の話がしたいんですけど、しばらくイレイチの話になります)
ただ、もちろん手球のコースを全く考えないわけではありません。
誰だってスクラッチの可能性などは考えるわけでしょう。考えないのはI氏くらいだ。
ちょっと前にも少しイレイチの話をしまして、何を持ってしてイレイチと言うかコメント欄でやり取りしたんですけど、お馴染みビリヲカ用語辞典によれば
「イレイチ :用語集 - ビリヤード・ウォーカー ビリヲカ」
こうあります。場合によっては結構広義に取れる。
と言いますのも、上手くなってくると「先球を入れる事を最優先した撞き方」というのが1つじゃない場合が多いからです。「最」じゃないにしても、成功率にあまり差が出ないようなのも含めて。
ボウラードを「完全イレイチ!」でやってみようと思ったけれど、体が拒否反応を起こしたっていう話をいたしましたでしょ。それは何も考えずに入れる事だけ考えた時のシュート率と、何かしらの球にポジショニングしに行った時のシュート率が変わらない場合が多いからです。
もし「出しに行ったら先球シュートミスしそうだなぁ。どうしよう。。。」と悩むような配置だったら我慢をしてある程度の所まで出す、または、完全に神頼みのイレイチをする。
けど、細かく出しに行ってもシュート率が変わらないんだったら、そりゃぁ出しに行きますよね。むしろ配置によっては、しっかり出しに行く撞き方こそが最もシュート率が高い撞き方である場合もあるわけで。
ネクストボールが存在しない、最後の一球だった場合も同じです。手球の行方を全く意識しないで撞く事なんて無い。誰だってスクラッチくらいは意識しますでしょ?
先球のシュート率が9割な選択をするとスクラッチに向かう。シュート率が8割な選択をするとスクラッチはしないがネクストボールには向かわない。他の撞き方をするとシュート率が5割以下。
そんな場合に2つ目を選択したとして、それはイレイチというのかどうか。出しにいってはいないけれど、スクラッチを回避するために少しシュート率が落ちる撞き方を選択した場合はイレイチ?
1つ目を選択したらどう考えてもイレイチなんですが、2つ目となるとちょっと微妙なんですよね。
「我慢出し」なんていう、しっかりとしたポジショニングは出来ないけど、そこに出す事を狙って撞く場合もあるわけで、それはイレイチなのかどうか。
まぁ、用語の捉え方の問題なので、どうでも良いっちゃー、どうでもいいんですけど。
話を戻しまして、9番を入れる時の事。
9番が定位置付近にある場合(ラックの位置からあまり動いていない場合)「2出しをイメージする」って人は多いんじゃないですかね。ヘッド方向まで手球を引っ張る事をイメージする。
私も2出しになる事は多いですが、かと言ってそれは結果的な話です。最適な撞き方を選択した結果、2出しに向かう事が多いというだけのこと。
定位置付近の9番に対しては手球が薄めにポジショニングされる事が多いので、結果的に自然と2出し方向へ手球が向かう事が多いってことでしょうな。
無理に2出しを意識して先球をシュートミスしていては元も子もない(最近それをやらかしてブログネタにしたばかりですが。。。)
極端な話、9番フットでフリーボールもらって2出ししようとしたらアホというか、舐め過ぎですからね。
コンディションに対応出来ていて、しっかり9番に対してのポジショニングが決まっている場合ほど、9番のイレイチ度は高くなりますよ。ストップショットすりゃ良い時なんて、何も考えませんもの。
結局のところ、「9番を撞く時も出しを考えろ」というより、「9番を撞く時もしっかりイメージを固めてから撞け」ってことなんだと思うんですよね。
なんとなく厚みに構えて、なんとなくキューを振ってしまうのはNGと
仮想の10番に出すってのも1つの案ですが、何度も言うように、出す事を意識しすぎてシュートミスしてたら駄目ですから。
仮想10番をどこに置くかが肝心ですわな。苦手な撞き方をした先に10番を置いたらマズイわけで、得意な撞き方した先に設定しなきゃなりませんから。
極端な例を挙げれば、こんな配置だった場合に
仮想の10番を以下のように設定して出そうとしたら。。。
ドMでしょw
私は常日頃のポジショニングがアバウトなためか、手球が停まる明確な位置をイメージしなくても、大体のラインを考えてスクラッチしない事だけ分かっていれば“しっかり振り抜く”事が出来ます。
「手球を出すゾーン(手球の終着点)を決めて、そこに向かう撞き方を考える」のではなく、どちらかというと撞き方ありきで結果的に手球がそっちに向かう感じですので。だからこその入れ倒し野郎なわけですが。
9番を撞く時は、まず最もシュート率が高い撞き方を頭に浮かべて、それがスクラッチに向かわないのならそれを選択。スクラッチに向かうなら2番目にシュート率が高い撞き方を選択して、それも駄目なら3番目。。。って感じで、9番の撞き方を選んでます。ポジショニングを考えているというのかイレイチというのか、微妙でしょう?w
撞点や力加減などの「撞き方」は決めているんですけどね。撞き方を決めれば手球の位置も決まるのでネクストを考えていると言えばいるんですが、結果的な話であって「スクラッチはしない」くらいにしか考えていないからなぁ。
明確な手球位置をイメージしないと気持ち悪くて、しっかり撞けないっていう人もいることでしょう。そういう人は、最適な位置に仮想10番をイメージするのもアリなんでしょう。
なんだかゴチャゴチャしてて分かりにくい話になってしまいましたが、一言でまとめてしまえば「9番を撞く時も、撞き方をしっかりイメージしてから撞くべし」です