育ってきた環境が違うから〜♪
という歌い出しで始まるのはセロリであります。
球撞きにはプレイヤーの性格が色濃く出るとは良く言われることですが、どういう環境で球を撞いてきたかっていうのも大きく影響することでしょう。
先月、後輩I氏と撞いていたところ、流れで彼がセンターショットストップショットに挑戦することになったのですが、、、
10球連続失敗したのでありました。
一度たりとも入っていないし、一度たりともストップしていない。
一応彼の名誉のために付け加えておきますと、9ボールを撞かせればBクラスであり、センターショットストップショットにしてもこの間しっかりリベンジしてましたw
ただやはり、一般的なBクラスと比べると、かなりストップショットが下手くそだ。
彼は特に誰に習うわけでもなく、上手い人の球を見ることもない初心者時代を過ごしたようで、そうなるとストップショットなんてやらないもんなんでしょうか?
自分だって特に誰に習ったわけでもないけれど「ストップショットは基本だ!」なんてことは球を始めた頃から良く耳にしておった。
初めてちゃんとしたビリヤードプレイヤーに基本を教わった時、引きと押しとストップ。その3種類を示された。
だからこそ、初心者時代からストップショットも選択肢の1つとして頭にあったけれど、全くそういうビリヤードの知識に触れず、完全自己流で育ってくるとストップってやらないもんかな?
そう考えてみると、普段球撞いていて「絶対にストップショットじゃなければダメ」っていう配置はあるにはあるけど少ないし、少ないからこそBクラスくらいの時なら失敗しても大したダメージにならない気がする。
ストップショットをする撞き方が、押しと引きの基準にもなってくるし、手球の分離の基本ラインだからストップショットが基本とされるわけだけど、別にストップ出来なくたって、ちょっと押したりちょっと引いたりしても問題がない配置ってのがほとんど。
自己流でやっていると、ストップしようと思わないかも?
単に育ち方による差を示しているだけで、ストップショットが出来なくても良いと言っているわけではございません。
そんでですね。
球撞きの成長というものを考えた時、良く思うのが精神的な成長というものは大きいと思う。
精神と言っても、良く言われるメンタルの話ではなく、考え方だ。
成長の過程というものは、何をすべきかを考え、どうすればそれが出来るかを考え、その考えに従って実際に練習する。
そういう流れだと思うわけですが、自分の例で言えばフルブレイクばっかりじゃなくてコントロールして確実にマスワリを出すことが必要だと改心したとか、手球を動かすことばっかり求めてんじゃなくて入れることが第一って改心したとか。
そういう「何をすべきか」のスタートラインに立てるように考えを改めること。
そういう精神的な成長って大事だと思う。
人によっては、成長なんてしなくたって、最初っから正しい考え方が出来る人もいます。
そういう、当たり前のことを当たり前に出来る人がセンスのある人だな~、ともよく思っています。
技術的にはなんら成長していなくても、精神的に成長したら、途端に良い球が撞けるようになるってのは良くあること。
逆に、精神的に未熟だと、どんなに練習したって上手くならない。
じゃぁどうすりゃ精神的に成長出来るのかと言えば、色々な経験をすることです。
よほど素直で真面目な人じゃなければ、他人から何か言われた所で改心することなんてありませんでしょ。
自分から気づいてやっと改める気になるわけで、そんな自分を悔い改めるような出来事に遭遇するためにも、色んなシチュエーションで球を撞くべきだと思います。
こういうこと良くありません?
下級者に何度も何度も注意したにも関わらず聞き入れられなかったのに、ある日下級者の方から「こんなことに気付きました!」って、全く同じ内容のことを言われてガックリするっていう。。w
本当にガックリ来ますけど、逆の立場でみれば自分も同じだと思います。
自分で実際に経験しないと、実感が湧かないんですよね。
そういや、全く関係のない話ですが、実写版ドラゴンボール見ました。
あえて感想は書きますまいw
もし神龍にお願いをするなら、願いをかなえた後にボールが飛散しないように頼もうと思う俺です。