鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

動き出しが早い

 

1688文字

 

1本目

 

 ある日ある時ある店で。「こちらがまだ9番を撞き終わっていないのに動き出す対戦相手」について延々と愚痴っている声が聞こえてきました。

 

まだ撞いてないのにスコアをつけようとして動き始めるとか。ゲームボールをまだ撞いてないのに、負けたものとしてキューを片付け始めるとか。そんな人達がいたのだと愚痴をタラタラ。

 

私は「分かるぅー😂」と思っていました。昔散々にブログネタにした気がする。

 

 撞き手がまだ撞き終わっていないのに動き出す人は一定数いるわけですが、これは恐らく「スクラッチしそうな時にポケットに手を入れる」というのと同じようなものだと思います。やっている人は無意識。悪気があるわけではない。

 

じゃぁ悪気がないなら良いのかといえば全然そんなことはなく、無意識にやってしまうのであれば、意識してやらないようにしなくてはいけません。

 

聞くところによれば、20年ほど前にJPBAで「立ち上がってOKの仕草を見せたり、スコアを書く仕草をしたりしたらOK扱い」というルールで試合をしたことがあるそうです。現在、プロがそういう仕草をすることはまず無いのだとか。

 

 撞く前に動き出すことに関して、「その程度のことは気にするべきではない」と言う人もチラホラいます。これが撞き手目線での心構えを説いた指摘であるのならば私は同意しますが、「その程度のことは気にするほうがおかしいのであって、動いたって構わないのだ」という意味なのだとしたら否定します。プロの世界で取り上げられるほどのことなのだから「その程度のこと」ではないのです。

 

 この件に関してもそうですし、その他多くのマナー違反に関して「その程度のことは許容しろよ(俺のことを許容しろ!)」と言ってくる他責思考な人っているわけですけど、言われる度に私はこういうのです。「『その程度のこと』だと思うのなら直しましょうね」と。

 

話は以上です。



P.S.

 

 このネタを書き終えた後になって、まだゲームボールを撞き終わっていないのに動き出す人についてプロが愚痴っている場面に遭遇しました。

 

ということは、今でもそういう動きをするプロがいるってことかな?



2本目

 

 以前にも全く同じタイプの人にあってブログネタにした気がするんですけども、、、、

 

漫画喫茶で撞くことを馬鹿にしている人がいました。

 

漫画喫茶なんてのはビリヤードプレイヤーのための店ではない。一般人が遊ぶための施設なのだから、マナーやコンディションが悪くても当たり前で文句を言うところではない。嫌ならば球屋に行け。

 

この主張は分かります。ここまでなら同意する(あくまでも球屋が近隣にある場合の話です。近隣に漫喫くらいしかない地域の方は別です。そこに行くしかないんですものね)

 

けれども、「漫画喫茶なんかに行くプレイヤーは社会人として低質。社会人なのにまともな金の使い方をしない。能力がないのか、働いてもいないのか」という趣旨の発言をする人がいる。これはいただけない。

 

 そんな差別的な発言をする人が自身のホームの愚痴を言っていたもんだから、「そんなに文句があるなら、マイテーブルを買って家で練習すればどうですか?」と言ってみたら怒っちゃった。

 

彼の主張をまとめれば「そんな金の余裕はない」なんですけど、それを正当化するための言い訳を延々と聞かされちゃいました。

 

結局はその人もその人が馬鹿にしていた漫喫ユーザーも一緒なんですよね。ちょっと価値観が違うだけで、費やせるお金に上限があるのは一緒だし、節約できるところはしたいというのも一緒だし、その条件の中でできる限り自分の希望通りの球撞きがしたいと思うのも一緒。そして、満たされなかった時に愚痴が出ちゃうのも一緒。

 

 この間、価値観の違いを感じた時に「相手がおかしい」「相手が馬鹿」と見下してしまいがちだという私の欠点について書きましたけど、この人も一緒だし、多くの皆様も同じなんじゃないでしょうか。他人に違和感を覚えた時に「おかしいだろ」と相手を見下してしまいがち。

 

第三者からすると「どっちもどっち」にしかならないんですけどね(^_^;)

 

頑張って改めましょう。