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矯正が成功した例について話を聞きました。
- 視野が狭すぎる
- 頑固すぎる(人の話を聞かなすぎる)
- 自分で考える力が低すぎる
私が度々ブログで槍玉にあげているようなプレイヤーの矯正に成功したことがあると、某店の店長さんと筆頭プレイヤーさんから話を聞きました。
矯正させられたのは当時B級(10年以上B級をしている、俗に言う万年B級)だった人。
上級者からのアドバイスには一切耳を傾けないし、珍しく聞いたかと思えばすぐ忘れるし、自ら考え出した理論はドソッポばかり。「自分で考えるのはやめて、一旦すべてを人任せにした方が良い」と感じるプレイヤーだったそう。
何度も説得をすれど全く聞く耳を持たなかったそうなのだけれども、ある年の常連会が行われた時に、なんとその場にいたA級以上の店員&常連全員(20人くらいだったとか)で「本当にAを目指したいのなら、自分で考えることをやめて全てこちらに任せてみろ」と説き伏せたんですって。私が「そうするしかないよなぁ」と思っていた「大勢の格上プレイヤーで同時に同じアドバイスをする」ことを実行したらしいww
言われる側としたらプレイヤーとしてだけではなく人間としても全否定されているようなもんですから大層なショックを受けたようなのですが、そこは良い意味での(?)数の暴力。聞き入れたそう。
(店長曰く「聞き入れてもらえるか他の店に移ってしまうか球を辞めてしまうかはギャンブルだった」とのこと)
それからわずか1年半でA級になったそうです。「技術的なセンスがなかったわけではない」「頭が悪すぎた」と、今は本人が自虐ネタにして笑えるくらいなんですって。
そこら辺までを話したところでご本人様ご来店(私は初対面だったので、ちょっとやりづらいw)
ご本人様曰く、やはり「自分で考えるのをやめろ」とA級によってたかって言われた時は凹んだしイラつきもしたし、球を辞めたくもなったそう。けど、本当にAになりたかったから「しばらくやってやるか」と我慢をしながら手取り足取り店長達のアドバイス通りに球を撞いてたら、半年経った頃から目に見えた成長をし始め、成長し始めると「我を通したい」「自分のやりたいようにやる」なんていうことはどうでも良くなってきて「上手くなるの楽しい」「結果を出せるの楽しい」という思いの方が圧倒的に強くなったそうな。
我を通すことが目的なのか、上達することが目的なのか。
両方を達成できる人もいるが、どちらかだけになってしまう人も少なくない。どちらかしか選べない時に、さぁ、どちらを選ぶんだ?って話なんですよね。
これは私も耳が痛い話でありまして、上達よりも我を通すことを選んでしまっていることが少なくない。
私は「上達よりも自分なりのやり方をすることが楽しいんだ!」とか言ってるんですけど、なにかのキッカケで我を曲げて結果を出せるようになったら「結果出すの楽しいー!」ってなるのは間違いないんですよねw
それが分かってるからこそモヤモヤすることが多い我が球人生であります。