「ハードブレイクなんて、意味がないことをするな!」なら言いたいことは分かるんだけど、「キュー先をラシャに一切擦ることなくハードブレイクしろ!」「シャフトをしならせるな!」は無理だよ。ムリムリ。
— 鈴木さんちの鈴木Ⓐ (@billiblo) 2022年5月30日
シーゲルみたいな、パフォーマンスとしてわざと極端に擦るのは私もどうかとは思いますけどね
「キュー先をラシャにこすりつけるな!ラシャが傷むだろう!」とか「そんなにキューをしならせるだなんて、シャフトに悪い!やめろ!」とか、そういう発言をする人に繰り返し出会います。
繰り返し出会うから、ブログでも何度かネタとして取り上げたことがあったはず。
毎度言っているはずですが、ハードブレイク(仮に35km以上ということにしておきます)するに当たって、一切全くキュー先をラシャに擦り付けないというのは無理です。
アーチャーのように放り投げるようなキュー出しをする人であったり、フィニッシュではキューが水平になっていてラシャに擦っていないように見える人であっても、どこかでは必ず擦っている。
全行程のどこでもキュー先をラシャに擦らないというのは、よほど弱いブレイクじゃないと無理。
いや、「擦らないハードブレイクをする」を目的として、そのためだけに練習すりゃ出来るかもしれませんが、メリットに比べてデメリットが多すぎる。。。
以上のようなことを「擦るな」「しならせるな」と言っている人達に切々と説明しますと、ほぼ必ず最後に言われるのが「そんなに強く撞く意味ないだろう!(ドヤァ)」なのです。
だったら最初からそう言ってくれ。。。
最初は「ハードブレイクをしてもいいが、ラシャにこすらない、シャフトをしならせないような撞き方をしろ!」みたいな主張をしているのに、論破されそうになったら途端に「そんなに強く撞く意味ないだろう」に変えてくるってんだからねぇ。
最初から「ハードブレイクなんて意味がないし、道具を傷める。やめろ!」と言われれば「価値観の合わない人」「価値観を押し付けてくる人」ですけど、今回ネタにしたような人達は「馬鹿」という評価になりますからねw
これ以上は毒しか出てこないので割愛ですw
2本目
この間、ハードブレイクについて話していた時に「ここで言う『強い』とは『速い』ということですか?」と聞かれました。
そうそう。そうです。
私にとっての「強いブレイク」とは「スピードが出ているブレイク」「速いブレイク」のことです。スピード計測をした時に高い数値が出るブレイクのこと。
どれだけ繰り返し説明をしても、ハードブレイク志向のない人にはハードブレイク馬鹿の心理が伝わりきらないもんで、彼らは何をどうしても実用的な視点を捨てきれない。
分かってくれたかのような言動をしたのに、「速いだけではラックは割れないのでは??」などと言ってくる。
ラックが割れるかどうかとかは、どうでもいいんだってば!
ラックを上手く割りたいなら、コントロールブレイクが1番です。
ラックを派手に割って、ボールをたくさん転がそうとしたら、スピードだけではなく手球の軌道であったり回転であったりまで意識を払う必要があるでしょう。
けれどそうじゃない。私が求めているのはそれじゃない。的球のことなんてどうでもいいのです(←どんだけ説明しても、これが理解されないw)
手球のスピードが出ていれさえすればいい。なんならラックを立てなくたっていい。壁打ちでいいです。
求めているのは実用的な強さではない。数値ではっきりと示すことができる速さであります。
余談ですが、ブレイクの強さについて話をしていると、今も昔も変わらず現れるのが「重さ」について語りだすオカルト信者であります。
その「重さ」が手球の軌道であったりラックへの当たり方であったり手球の回転であったりを指しているのであれば、それは全く問題ありません。オカルトではない。
しかしオカルト信者に「重さとは?」と説明を求めても、彼らは説明出来ない。まるで手球の質量が変わるかのような発言をする。
「スピードが出ていないのに、物凄く割れるブレイクが存在する」「スピードは出ているが、割れないブレイクがある」というのは事実ですが、彼らはそれを論理的に説明出来ないからオカルトを口にしてしまうわけであります。
私の調査研究によれば、「スピードが出ていないのに、物凄く割れるブレイクが存在する」「スピードは出ているが、割れないブレイクがある」と感じた時の、1番の要因は「スピード誤認」です。
散々に「手球の跳ねに騙されるな!」とネタにしておりますとおり、巷の人々はそもそもスピードを見る目なんて持ち合わせていない。雑な雰囲気でしか判断していない。彼らが「速い!」と思ったブレイクが実際には遅く、「大して速くない」と思ったブレイクが実はメチャクチャ速かったなんてことは普通にあるわけであります。
- 遅いけど凄く割れてる!!→実際は単に速かっただけ
- 速いけど割れ方が悪い!→実際は遅いだけ
こういうことが多いです。
もしスピードは正確に判断できていた(または計測していた)となった場合の「速いけど割れない」「遅いけど割れる」要因は、やはり手球の回転でしょうね。10ボールでは1番ボールを走らせるために押しで撞くことが多いですし、9ボールでも1番をたくさん走らせるために捻りをいれることありますよね。
とにかく速いブレイクを撞こうとしたら、必然的に真ん中を撞くことになりますので、的球の転がり的には不利になりがち。しかし、求めているのが「手球のスピード」であれば、それで良いのです。的球は放置。
この話も1本目と同じで、最初のうちは「ハードブレイクするのは良いけど、速さだけでは割れないよね?」みたいな論調だったのに、最後の方には「そんなに強く撞く意味ないでしょw」に変わっていく人が多いんですよね。。。
馬鹿っぽいから、ほんとにやめてほしい、、、相手に何か指摘をしたいなら、結論までしっかり考えてからにしてくれたまえよ。。。