4本立て
1本目
ここ半年ほど何度か試合観戦に行きました。
近年はめっきり観戦をしていなかったので、有名どころの選手も見るのが久しぶり。
そんな中で最もショックだったのは、大人の事情により名前は伏せますが、某プロまでもがソフトブレイクをしていたこと。
手球が暴れる事が多いハードブレイクだったってんなら抑えて撞くようになってしまうのも分からないでもないのですが、元々が綺麗にコントロールされたブレイク。
「強さありきで、その中での最大限の手球コントロール」ではなく「手球コントロールを失しない範囲で、最大限のパワーを」と言った感じの、綺麗なハードブレイクをしていたプロ。
そんな某プロでさえ、ソフトブレイクをするようになってしまっていた。
言わば、今まで9割で出来配置を作れていた選手が、95%を目指すようになったというか。そういう次元の話。
でも、あのレベル同士の勝負でコンディションが良いテーブルとなると、5回マスワリをした人が6回マスワリをした人に負けるとか、そういうレベルの勝負になるんでしょう。
だから、少しでも確率の高いショットをする。ブレイクは自然とソフトになっていく。
なんかもう、そうなったらブレイク無くて良くね?とか、ブレイク馬鹿の私が思ってしまいましたw
14-1のようなゲームとなると、やはり試合時間の関係で厳しいのだろうし、ますます一般受けしなくなっちゃうし。
ブレイクがなく、スピーディーな展開で、かつ一般受けもしそうなゲームってどんなんだろうなーとかなんとか考えている私がいましたとさ。
(追記)後から聞いたら、より高い率で配置を作るために抑えてブレイクするようにしたのではなく、従来の撞き方だとしばしば3ポイントルールに引っかかることがあったので抑えて撞くようにしたらしい。
強めのブレイクでも不運で3ポイントルールに引っかかることありますもんね。プロはそれを「不運」ではなくショット選択ミスと考え対策を練ったのでありましょう。
でも、3ポイントルールに引っかからないために今までよりも弱く撞くって、皮肉な話。。。
2本目
いつぞや「レールブレイクは低い台が苦手だけれども、平撞きブレイクは低めの台の方が好きかも?」なーんて書きました。
平撞きブレイク練習を始める以前は、やることと言ったらプレイかレールブレイク。そのどちらもテーブルは低いよりかは高い方がマシでした(もちろんベストなのは撞き慣れた高さ)
底の厚い靴なども、履いて撞くとテーブルを低く感じてしまうので敬遠しておりました。
ところが、平撞きブレイク練習を始めてからというもの、なんだか多少低い方が良く当たるし、靴の底もちょっと厚いくらいの方が当たる。なので「平撞きブレイクは、低い台の方が好きかも」と思うに至ったのですがね。
それは主にサンビリの台を意識してのことでした。
サンビリは全19台あり、コンディションはまちまち。
何台かは若干低く感じ、その低く感じる台で撞いた時は平撞きブレイクが良く当たるのであります。
んがっ、先月だったか先々月だったか渋谷のCUEで撞きましたところ、極端に低いテーブルで撞くことになり、プレイもブレイクもパラッパラになりました。集中が出来始めてからはプレイの方は何とか対応出来るようになりましたが、平撞きブレイクは最後まで駄目。
あくまでも「若干低い台が好き」であって、極端に低い台となるとやっぱり駄目なようです。
その翌日。
前日がなんせ、アホみたいに低い台で撞いたせいで色んなところがおかしくなってしまった。
後を引かない調子の悪さってのもありますが、今回のは間違いなく後を引いていると思ったので、調整のための練習をするつもりで球撞きに行きました。
が、色々あって相撞きに。時間が無かったために一切の練習無しで、いきなりの相撞きです。
案の定、フォームはパラッパラで一球たりともイメージ通りには撞けなかったのですが、集中力があったために最低限の球は撞けた。
月に1回くらいのペースで「集中力って大事だわー」って思わされる出来事があるのですが、この時もそうでした。
集中しやすい(しにくい)条件って色々あるじゃないですか。
台間が狭いよりは広い方が集中出来るとか。
周りに人がわんさかいるより、誰もいない方が周りに気を遣わなくて良い分集中出来るとか。
撞き慣れた相手より、面識の無い相手の方が集中出来るとか。
列挙したらキリがないほど、色々条件はありますよね。
でも、条件が揃っていても、集中出来るか否かの最終的なスイッチって、どこにあるか良く分からなくないですか??
条件が良いはずなのに集中出来ない時があるし。条件が悪いはずなのにやたらと集中出来る時もあって。
集中出来なかった時には、後から原因考察をして「周りに人が多かったから」とか「満腹過ぎたから」とか考えるわけですけど、でも何故だか知らんが集中出来た時って、周りに人がいようと満腹だろうと集中出来ているわけで。
集中力のスイッチは、一体どこにあるのか。
長らく球を撞いておりますが、未だ分かっておりません。
良く分かっていないくせに、その内ネタにするつもりw(下書き中)
3本目
興味ある事・好きなことの覚えは良くて、興味ないこと・嫌いなことの覚えは悪い。
まぁ、普通のことですよね。
学生時代も、お勉強した内容はちっとも覚えられないのに、漫画の内容は一読しただけですぐ覚えちゃう、みたいな。そんなことばっかり。
私が漫画を読むのと同じ「好き」という感覚で勉強が出来ちゃう人とは、最初っから土台が違うのだ!!とか、よく言ってました(笑)
30代になってどうも物覚えが悪くなったし、物忘れもひどくなってきたと思う昨今なわけですが、しかし自他共に認める驚異的な記憶力を発揮することもある。
興味ある事は良く覚えて、興味がないことの覚えは悪い。これは誰でも同じだと思いますが、私はどうもそれが極端らしいぞ?と思うに至りました。
仲の良い面々は前からそれが分かっていたらしく、私が覚えていたか覚えていなかったかで私の興味の有無を測っていたそうな。
改めてそんなことを言われてみると、ビリヤードの大半は興味が無いんだな。。。
4本目
この間とあるトッププロの話を聞いておりました。
キレというのは、一定のキュースピードの時に、キューの力をどれだけ回転量に変換出来るか。ようは撞点とかキューの突っ込み方とか、そういう話で。
スピードはスピード。そのまんまの意味で。
どんだけキュースピードが速くても撞点が甘けりゃ引けないし。
そこそこのキュースピードでも、キレがあれば引けるし。
引けた距離が一緒だったとしても、キレてる引き球とキレてない引き球があると。
なんにせよ、キュースピードは控えめであっても「キューが切れている」という場合はあるんだなと。
ま、「キュー切れ」という言葉をどういう定義で使うかってだけの話なんですけども。
出来ている人には分かるけれど、出来ていない人にとっては謎でしかないのが「キュー切れ」だと思うんですけども、私にとって謎なのは体の方のキレとかバネとかいうやつですよ。
よーするにブレイクが分からんて話なんですけどねっ!w
ブレイクが強い人の話をする時に「体のキレが、、、」とか「体のバネが、、、」とか言われることがしばしばあるわけですけど、困ったことに、本人が言っているわけじゃないわけですよ。外野が言ってる。そしてその外野は別にブレイクが強いわけじゃない。
外野がキレとかバネとか言い表している部分を、本人はどのようにイメージしてるんだろうか。