鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

思いもよらぬこと

2本立て



1本目


昨年出たハウストーナメントにて、1回戦では85点くらいの良い球が撞けたのに2回戦で崩壊して30点の球になってしまった。その原因として推測できることをブログネタとして色々と列挙しました。


その中の1つとして、試合前に飲んだ栄養剤の効果が1回戦では出ていて2回戦では切れてしまったんじゃないかとかなんとか書きました。


JPAをやっていた頃は忘れない限りは毎回栄養ドリンクを飲んでおりました。願掛けの意味もあって、毎回同じ栄養ドリンクを。


ハウストーナメントに出る時はといえば、滅多に飲みません。たぶん1〜2回しか飲んだことがない。


JPAの時は飲んでハウストーナメントでは飲まない理由は、単純にハウストーナメントはJPAほどには本気じゃないからですね、、、(;´∀`)


ブログネタにしたハウストーナメントに出た時には珍しく栄養剤を飲んだのですが、理由が2つ。


1つは栄養剤(キューピーコーワゴールド)の消費期限が近づいていたこと。


球撞き用ではなく仕事用に喝を入れるために所持している栄養剤なのですが、私のイメージとして、薬って常用していると効果が薄くなるんじゃないかと思ってまして。


どうしようもないほどに疲れていない限りは飲まなかったら、使用期限が近づいてなお1/3ほど残ってしまっていて。せっかくだから飲んでおこうかと。


もう1つの理由は、ハウスに出た日は1日肉体労働をしていたもんですから、ハウストーナメントに向けて元気を出そうというもの。


以前にキューピーコーワゴールドの口コミを見ていたら、物凄く効くけど反動がデカイってなコメントがあって。


ハウストーナメントの最中に効果が切れるだけならまだしも、反動が来てしまったらマズイ。


飲んでから効き始めるまでの時間も良く分からないし、何時間くらいで切れて反動が来るのかも分からん。


でも「さすがに6時間くらいは持つんじゃなかろうか」と思いつつ栄養剤を飲みました。それが当日の出来事。


一応、列挙した集中力切れの推測原因に栄養剤のことも挙げましたけど、線としては一番薄いと思っていました。


ほぼネタであり、言い訳にしかならんだろうと。


単に「こういう想像もしていなかったことも、もしかしたら原因にあるのかもしれませんよ?」と言いたいがために挙げた選択肢。


ところが「疲れていない時に飲んでしまうと切れた時に集中の一時的なドロップダウンがありますね。分泌されるべき何かがドリンク剤によって横着していた感じ。自身の本来が戻るまで谷間がある印象です」とのコメントをいただいてしまった。


あれ?もしかしたら本当に栄養剤の影響があったのかも?



分かりません。分かりませんよ。冗談で言ってたことの可能性が上がったってだけで、実際どうなのかは分かりません。


ただ「次回以降、ドーピングにも気を付けよう」という気持ちになる。


日頃は塩対応ブロガーとして名を馳せ、コメントの返信がめんどくせぇとかなんとか言っている私ですが、こういうコメントはありがたい。


こういうコメントをもらった時は「へへぇーーー(←頭を下げている)読者様、ありがとうございます」っていう気分になる(笑)


「まさかそれが原因になるとは」ってとこに、本当に原因があるのかもしれませんねぇ。


「これが原因だ!」って思ったことが実は全然関係なく。思いもよらなかったところに真の原因がある。


きっとそんなことはしょっちゅうなんだろうなぁ。思いもよらないだけに、自分ではなっかなか気付けないんでしょうな。






2本目


球に向かって構えている時に、目線の先で裸踊りでもされたとしましょう。


「あのバカは何やってんだ」と思いながらも、しっかりショットを成功させる。それは間違いなく「メンタルが強い」でしょう。


しかし、そもそも裸踊りしていることに気付いていなかったとなったら。


それを「集中力のなせるわざ」とするのは神話であり、まさに神レベルの集中力を持った人だけが出来ること。1%も存在しないのではないでしょうか。


もしそもそも気付かないっていう人がいたとしたら、その99%はただの単細胞だと私は思っております。


私はそう考えておりますゆえ「俺はそんなん目にも入らないぜ!」とかドヤ顔している人がいたとしたら「単細胞乙」と私は思っているのであります。


しかし残念ながら、そんな単細胞君の方が球を撞く上で有利であるのは間違いありません。


球を撞く上では有利ですが、球を離れた場合には「人としてどうなの?」って思ってしまいそう。「周りが見えない人」ですもんね。



鈍感であることが球を撞く上では良いけど、球を離れると、、、っていう話でございます。


さて。私は精神面では鈍感の真逆の神経質寄りであります。鈍感も神経質もどっちも駄目なワードですね。極端なのは良くない。


精神面では全く鈍感力を発揮出来ないわけですが、技術面では中々の鈍感力を発揮している。その鈍感さが有利に働いている場面も多いと思っています。


ただその鈍感さというのも上の方で例にあげた「俺はそんなの目にも入らないぜ!」ってドヤ顔している輩と同じなんだよなと、最近はしょっちゅう思っています。


道具の差に鈍感。コンディションの差に鈍感。


そんなのは美徳でもなんでもなくて、適当に撞いているからこそ細かい差に気付けていないだけなんだよなと。



敏感なんだけど対応出来ていない人よりかは、鈍感で気付きもしない人の方が良い球を撞けるってのは事実だと思います。


けど、最高の形は「敏感で、かつ対応出来る」であり、「鈍感で気付きもしない」ってのはその最高の形に向かって一歩を踏み出してすらいない状態。「敏感なんだけど対応出来ない」の方が結果は悪くとも将来性はあるってことですからねぇ。



最近はそう思っておりますゆえ、自分の鈍感力でドヤ顔をすることは無いんですけど、ただ、一歩を踏み出せてないのは相変わらず。


だってねぇ。一歩を踏み出しちゃったら「敏感だけど対応出来ない」になってしまうんですよ。今より結果が悪くなっちゃうのが目に見えている。


出そうとしたら今までよりも入らなくなるってのと一緒。


何事も先に進もうとすると落ち込む時期ってのがありますよねー。


そういう時に一番悔しいのは、先に進もうともしていないから結果を出せている面々に馬鹿にされること。。。。


一言物申したい相手がいる。けど言い返せない実力の自分がいる。


相手はムカつくけど自分も情けない。


そんなダブルパンチで凹むことは、きっと皆様にも多いはず。


そういう時に「現状を打破してやる!」と反骨精神を燃やせるかどうかが上達の鍵ですなぁ。