2本立て
1本目
言ってることとやってることが違う人にツッコミを入れるブログネタシリーズ。
セーフティーとかプッシュアウトとかって、先球1球だけがどうこうじゃなくて、最終的に点球(9ボールなら9番、10ボールなら10番)をどちらが入れるかまでを見越して仕掛けるわけじゃないですか。
たとえ先球を相手がスコーンと入れてしまったとしても、途中で回ってきて自分が点球を入れられたのなら、セーフティーやプッシュアウトは成功だったってことになる。
逆に、ガッチガチのセーフティーを決められて相手からファールをもぎ取れたとしても、自分が取り切れなかったらそのセーフティーは失敗だったてことになるし。
誘うセーフティーなんてのはあるわけですよね。入れはあるんだけど、遠いとか薄いとか撞きづらいとかで。相手を攻め気にさせちゃうんだけど、実際に攻め切るのは難しく取りこぼしを自分がゲットしようッてなセーフティー。
そんな誘うセーフティーを土方Pに仕掛けたら、何の躊躇もなくスコーンと入れられて取り切られたってな体験談は多く耳にしますし、私も経験ありますw
逆に、相手のレベルが低いと「何をしたって、どうせまた回ってくる」って感じになっちゃいますよね。
下手にファールを奪えるようなガチガチのセーフティーを仕掛けるより、先球は入れられちゃうけどリカバリが追い付かなくて途中でミスしてくれるだろうってなくらいのセーフティーを仕掛けた方が楽に得点出来るってなことが、我々レベルだと良くある話だと思います。
私はセーフティーが下手で、そもそもセーフティーを選択することも少ないですが、自分と相手の実力を考慮してのセーフティーの仕掛け方は比較的上手いんじゃないかと思っています。
もちろん、自分より遥かに上手い人を相手にした時に有効なセーフティーは出来ませんけど、同級以下の相手だと比較的上手くシミュレート出来る。
こう仕掛ければ〇番あたりで回ってくるんじゃないかとか。
こうセーフティーをすれば、相手はあのトラブルを割る仕事だけして私に回してくれるんじゃないかとか。
この配置は高確率で取り切る自信があるから、ファールを取れるようなセーフティーがしたいなとか。
やはり、試合慣れしていない下級者が最もチョロいですねw 大体シミュレーション通りに行動してくれます。
「この人、セーフティーし過ぎ」と感じる相手にはしばしば出会います。
あまりに多いけれど、それが上手ければ「気に食わないけど、そういうプレイスタイルなんだな」って思います。
初級者セーフティープレイヤーにありがちな、1球入れてはセーフティー、1球入れてはセーフティーみたいな、ヒット&アウェイ的な意味でのシュート&セーフティースタイルは「ありゃ上手くならんなぁ」と思います。
今回ネタにしたいのは、初級者からあんまり試合に出ないA級まで満遍なく存在しがちな「セーフティーがしたいだけ」っていう人。
その一球の完成度に拘っちゃう人。その後の展開を考えていない人。
まず初級者だと「隠さないとセーフティーじゃない」と思い込んじゃっている人が多くて、結果、難しいことをやろうとしちゃってイージーに残してしまうってのはありがちじゃないでしょうか。
離す、薄くする、撞きづらくするってだけでも充分セーフティーになり得るってのを学ばないといかんですな。
少し上のレベルになってくると「セーフティーが好き」「相手からファールを奪うのが快感」「セーフティーの完成度に拘りたい」的な人が現れます。
戦局も視野に入れてだったら良いんですけど、展開を無視して、「こういうセーフティーがしたい!」という欲求に従ってセーフティーをしているだけって人がいる。
ブレイク馬鹿が意味なんて無くてもハードブレイクしちゃうってのと一緒でしょうけどね。
ブレイク馬鹿は、初期レベルだと「意味があるんだ!」と自分を正当化しようとしちゃいますが、成長すると「好きだからやってるだけですー」「意味なんてなくても構いもはん」と開き直れます。
セーフティー馬鹿も一緒なんでしょう。「セーフティーが好きだから!」と開き直っている人と「何言ってんだ。意味があるだろう!」と頑なに主張してくる人がいる。
少々前に、とあるセーフティー馬鹿B級氏がトッププロのレッスンを受けている場面に遭遇。
プロから「○○さんのセーフティーは、したいだけのセーフティー」って図星をつかれておりました。我が意を得たりと内心ほくそ笑む私(笑)
そのB級氏の場合は、安易にガチガチなセーフティーをしてくる。
「ここはセーフティーをする場面なのかどうか」を考えない。他の選択肢と天秤にかけながらのショット選択をせず、セーフティーという選択肢が浮かんで来たら即セーフティーをしちゃう。
かつ「どういうセーフティーをすべきか」も考えない。常にガッチガチなファールを奪えるようなセーフティー狙い。
なぜそういうセーフティーをするのかと言えば「そういうセーフティーがしたいから」に他ならない。
それは傍から見てればすぐに分かるのだが、本人は認めないっていう。
ガチガチのセーフティーが出来るってことはそれだけ技術があるわけですけども、それを活かせておりません。
ファール奪取率は高いけれど、ラックの得点率はかなり低い。
昔プロがインタビューで答えていた「戦局を見据えた攻めのセーフティがー出来なきゃいけない」という言葉が頭に残っております。対するのは守りに入ったセーフティー。
けど、B級氏の場合はそのどちらでもない。守りに入ってしまったわけでも攻めているわけでもなく、したいからしてるだけっていう。
B級氏が今後取るべき行動は
・セーフティーの仕方を変える
・開き直って「こういうセーフティーがしたいんだから良いでしょ!」と主張する
の2択なわけですが、どうもそのどちらにもなりそうにないなぁ。
トッププロから注意されてもなお自分のセーフティーの正当性を主張し、プロに対しての陰口を言っていましたからねぇ。
たぶん、こういうセーフティー馬鹿は、本当に上手くて効果的なセーフティーを出来るセーフティー馬鹿さん達からしたら目の上のタンコブなんじゃないでしょうか(笑)
そんなことから思い出したネタで2本目へ。
2本目
「誰が言うか」ってとっても大事ですよね。
口にしている内容は一緒でも、尊敬している人が言ってたら「なるほど!!」ってなるし、嫌いな人が言ってたら「何言ってんだこの馬鹿は」ってなる。ありがちな話でありましょう。
初級者にアドバイスをしたら突っぱねられたっていう経験が数多くあります。
こちらからアドバイスをした場合は「余計なお世話だったかな」と反省もしますが、向こうからアドバイスを求められたからアドバイスしたのに突っぱねられたらイラッともします。
まぁ、前に書いた通りそういう人の多くは同感して欲しいだけなんだと思います。
「こんなに練習してるのに上手くならないんです。どうすればいいんですかー?」なんて聞いてきた人には「そうですね。頑張ってるのにね」って返してあげればいいんです。ニッコニコです。
クソ真面目に練習方法を教えたりすると突っぱねられて終わりです。
私には手に余るんで、もっと優しく、かつ暇そうな上級者相手にアドバイスを求めてください。
下級者が私の意見を聞き入れてくれなかった時、「私が認められていないからいけないのかな」と思うこともあります。
私の実力が相手から認められておらず説得力が無いと思われている。または単純に私のことが嫌い。
そういった理由で突っぱねられているのかもと感じることがあります。
が、アドバイスを受けても「何言ってんだ」「あいつが言っても説得力ない」とか言ってるくせに、説得力はありまくりだし人格者でもあるトッププロから同様のアドバイスを受けたら「上手い人には分からない」とか言い出した人がいましてね。
結局は、誰の意見も聞き入れる気はないんだなと。自分が大好き過ぎるんだな。
話すだけ無駄ですね。
どうすればそういう人は変わるんだろうか?変えられるんだろうか?と興味はあるんですけど、自分で探る気はしない。面倒すぎる。
そういう難敵を相手にして「こいつを改心させてやりたい!」と行動に起こすような人には教育者の資質がありそう。