鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

小さいってことは便利だねっ

3本立て



1本目




近年「圧倒的な球撞き時間は正義だな」と痛感しておるわけですが、「球撞き時間」だけでなく「ビリヤードのために取れる時間」も大事だなと。


学生の頃の私はとにかく撞き込んでおりましたが、撞き込みすぎて体力が切れたり資金が尽きたりすることが多々あったわけです。


もうこれ以上球は撞けない。けど時間の余裕はまだある。


そんな時に何をしていたかと言えば、上級者の球を見たり、上級者と球談義をしたりしていたのです。


その時間が、私のショットバリエーションを増やしたり、見識を広めたりするのに非常に役立ったと思っております。



近年はネットで簡単に動画が見られるようになりましたし、ネット上で球談義も出来るようになりました。


けどやはり画面を通して見るのと生で見るのでは情報量が違いますし。


トッププロの試合ばっかり見ていても分相応な知識が得られるとは言い難いですし。


試合向けの球と平場の球だと、後者の方がかえって学べることが多かったりもしますし。


談義にしても、やはり一定時間内で交わせる談義の情報量が違いますよね。生ですとテンポが良いし、テーブルを前にして談義が出来るのは格別。


かつ、話し手のレベルや人となりが分かっているというのも良いポイントかなと。相手の発言にどの程度説得力があるのか。信用していいのかどうかが分かりやすいですから。


時間に余裕がないのならば仕方がないですが、時間に余裕があるのに自分の球撞きだけ終えたら帰ってしまう人は勿体ないなと思いますし。


大型店なんかですと、上級者の球を見学するだとか球談義をするだとかいう環境が無い場合もあると思います。


そういう面では、中小規模店の密な関係ってのはメリットの1つですね。


後は、見学したり球談義をしたりする上で大事だなと思うのが、非常に当たり前の話なんですが社交性ですw


私は今も社交性に優れているとはとても言えないのですが、球を始めたばかりの二十歳前後はもっと酷かったです。


それがですね。ビリヤードを始めて、もっといろんな世界を知りたい、もっと色んな人の球を見たい、もっといろんな球屋に行きたいし色んな人と撞きたいという欲に駆られ始めまして。


当時、球友がいなかったんですよw


ビリヤードサークルに所属していながら、一緒に活動出来るような同期がいなかったんです。


同期はいたんですけど、前にもネタにした通り当時は女性が多く、女性はどうにもこうにも誘いづらい。


数少ない男性の同期はビリヤードに本気じゃなかったり、同期ではあるけれど歳がだいぶ上だったり、、、


今は他大のサークルとの交流も活発ですが、当時はまだまだだったので、他大の同期と行動することも滅多になく。


ホームにも歳が近いプレイヤーはいなかったし。


他にも色々と理由はあるのですが、とにもかくにも一人で行動をする必要があった。


おかげさまで、一人で行動して色んな球屋に行って色んな人と撞いて色んな人と知り合って行く中で、社交性がだいぶ鍛えられたなと思っています。


この点は本当にビリヤードやってて良かったなと思いますね。社交性はビリヤードだけのスキルじゃないですからw


(ビリヤードにしても、社交性がないせいで一人行動が出来ないだの、店に馴染めないだの、球談義が出来ないだのいう人はいますからねぇ。。。)


そうやって色んな球屋を巡る中で役に立っていたんじゃないかと思われる私の特徴が、、、


ってところで2本目を挟んで3本目へ。





2本目

私は平均身長を大きく下回るので、若かりし頃は背が低いことに負い目を感じてもいたもんですが、それは思春期青春期なりの悩みっていうやつで、今は気にすることが無いし、むしろ日々を快適に過ごせるんじゃないかと思って長所だと思っております。


(見栄えだけの問題ではなく、思春期青春期にはスポーツも色々とやってましたのでその縁でも体格はネックでしたね。大学に入ってからは体格が気になるようなスポーツをやってない)



身長が高いと共にスタイルも良くてモデルや俳優になるですとか。


体格を活かしてスポーツ選手になるですとか。


体格の威圧感を活かして、警備員やそっち系の職業につくとかw



そうでもない限り、身長がステータスになるのなんて若い間だけじゃないですか。


普段私が「もっと身長が高ければ!」って思うのは、オールスタンディングのライブに参戦した時くらいですねw


それ以外は、バスや電車や飛行機、映画館やらスポーツの会場やら、どこ行っても小さいから快適に座っていられる。


私のサイズですら椅子が狭いと思うことが多いんだから、デカかったらなおさらでしょう。


本人も狭くて大変だし、隣の席の人からは「こいつ邪魔!」って思われるというダブルパンチですからね。


知り合いに、体格を何にも活かしてないまさにウドの大木でしかないってのに、「でかい」ということがステータスだと思い込んでいる中高生みたいな人がいて。



一方で、でかいことにコンプレックスを覚えている人がいて。


ふんぞり返っているデカイ人に、謙虚なデカイ人が「お前、でかくて邪魔なんだから、もっと周りに気を遣え」「お前みたいなのがいると、俺らまで邪険に扱われる」って注意をしたら「でかいことが駄目なことなんて、思ったこともなかった!」ってな感じで大ショックを受けていました。


笑った。



さて。やはり大きいと「強そう」、小さいと「弱そう」って感じがしますよね。


私は小さい上に醸し出す雰囲気のせいか、物凄く声をかけやすいもよう。


普段からめっちゃ声をかけられます。老若男女国籍問わず、めっちゃ道を聞かれるし。


エウリアンにも声かけられるし、宗教の勧誘やら、怪しい外国人のカンパやら、アンケートのオバさんやら、胡散臭い募金のお兄さんやら、とにかく声をかけられます。


無害そうだからなんでしょうね。きっと。



自分にそういう特性があるというのは分かっていたので、仕事でもそれを活かしていたりするんですけどもね。


自己分析は出来ていたはずなのに、とあることにはつい最近思い至ったのであります。


そんな話で3本目へ。




3本目



ビリヤードを長らくやってまいりまして、色んな人に出会いました。出会う数が多くなりますと、当然良い人にも嫌な人にも出会います。


でもそれは皆同じだと思っていたんです。


が、ある時「みんなも同じような人に出会ったことはあるんだろう」と思っての、あるあるネタとして今までに出会った変な人の話をしていたら「鈴木さんは変な人に会い過ぎです!w」って言われ。


えっ。みんな同じじゃないの?自分だけ??


って思ったわけです。


どうやら自分は出会いの運が悪いらしい。


しばらくそう思っていたのですが、ベテランプレイヤーの方々からビリヤード業界の深部の話を聞けば聞くほど「自分が出会ってきた人なんてまとも」「自分の出会いは普通」「マシな方」と思うようになり、、、ww


またしばらく経ってから「うーん。でもやっぱり自分は同じ環境にいる人達と比較すると、嫌な思いを多くしている気がするぞ?」と思い。


そうしてやっと思い至ったのが、自分の声をかけられやすいという属性のこと。


弱そう。無害そう。イジめやすそう。


だから、色々キツイことを言われることが多いのかなーと。



ようは、舐められやすいってことですね。


自分より上の人にはヘコヘコするのに、下と見るや否や急に態度が大きくなるような人って、世の中に溢れてますよね。


たぶん、そういう人達にターゲットにされやすいんだろうなぁと。


そう気づいてからは、ムカつく人にあっても「あぁ。なんて惨めな人なんだろう」と蔑むことで精神の安寧を保てるように、、、、多少はなりました。やっぱりムカつくもんはムカつくのだがw



さてさて。悪い話は置いといて良い方の話。


声をかけられやすい属性は球屋でも発揮しております。


一人練習をしていることが多いせいもあると思うんですが、物凄く声をかけられます。私。


面識の無いプレイヤーの方から「相撞きお願い出来ませんか?」と声をかけられることがしょっちゅうあるし、一般の人から「教えてもらえませんか?」と声をかけられることも度々ある。


高校生からご老体まで様々。あ。小学生と相撞きしたこともあったっけか、、、



そういう経験が全く無い人は無いもんらしい。


普段撞いている環境の影響も大きいかとは思いますが、見た目の問題もあるのかなと。


前に教えて欲しいと声をかけてきた高校生に聞いてみたことがあったんですが「話しかけやすそうだったから」って言われました。


人との出会いという面で、私のこの属性はだいぶ役に立っている。




(「俺、結構やるんだよね。ちょっと勝負しようよ」とかいう勘違い君に声をかけられたり、「1万円デヤリマショー!」とかいう外国人にまで声をかけられるのは余計です)


学生の頃に、色んな店に行って色んな人と撞いてもらったわけですが、その際にも目上の方々から可愛がっていただけることが多かった(「かわいがり」という悪い意味ではなく、いい意味でw)


当時は今と違って若くてピチピチでしたからなおさらでしょうけども、小柄で威圧感が無いっていう属性は得したんじゃないかなーと。警戒心を持たれません。


根暗なくせして、表面上は根暗に見えないそうですし、自分でいうのもなんですが礼儀はわきまえている方だと思うので、それも合わさってでしょうけども。



もし10cmも20cmも背が高かったり強面だったりしたら、球人生は(というか人生自体)大きく違うものになってただろうなー。


しばしば私「ステルス性能が高い」とか「隠密か」「気配を消すのが上手い」とか言われることがありますw


言ってしまえば存在感がないわけですけども、適材適所、言い方を変えればどこにでも馴染めるということでもあり、活かし方があります。


私は自分の特性を上手く球人生に活かせてこれたんじゃないかなって思っています。


皆様はいかがですか?




P.S.


そういえば以前に、女性としては背が高い女性A級さんが女性としても小柄な女性A級さんに対して「あいつはあの小ささで得してる!」って言ってたのを思い出しましたw


女性だって小ささにコンプレックスを抱えることはあるでしょうけども、活かし方は男性以上にあるんでしょうねw




P.S.2


本日のタイトル、中身は黒いのに見た目は無害そうな私ってことで「外面似菩薩内心如夜叉」というタイトルにしようと思っていたのに、最終的に2次元方面へ走ってしまった。。。