3本立て
1本目
「ビリヤード」ってなんでしょうね。
この間、私には勝ちにこだわる気持ちが少ない。ビリヤードをあまり勝負事として見ていないと言いました。
賛同する人も反対する人もいたと思います。
私は、あまりに勝負に拘る人を見ると「別にビリヤードじゃなくて良いんじゃないの?」って思うことがあります。
とにかく勝負がしたい人。勝ち負けを決めたい人。ビリヤードを楽しむことよりも、優劣を競い合うことに躍起になっているように見える人。
それこそ、ジャンケン勝負でもしてりゃいいんじゃないかと思うこともある。
一度そういう人に進言してみたことがあったんですけどね。返ってきた答えは「ビリヤードで優劣を競うのが好きなの!」だそうで。
一応ビリヤードであることに意味はあるようですが、うーむ。
普段耳にすることが多いのは「俺、ビリヤード始める前から勝負事が好きだったんだよねー」系の声ですね。
反りが合わない。相手も私に対して同じように思ってるだろうけど。
知略をめぐらすタイプの球を撞く人とも意見が合いません。
こちらのタイプの人は、勝ちにこだわり過ぎる人よりかはビリヤードを愛している雰囲気があるのでまだ良いんですが、ビリヤードの愛で方が合わない。
そんな中私は、色んなショットを撞いてみるのが好き、色んな動きをさせてみるのが好き。転がっているボールを見ているのが好きっていう、いざ書き出してみたら気持ち悪く感じたビリヤード愛です。
自分の愛で方が、一番のビリヤード愛の形だ!!
って思ったんですけど、ふと「自分のはビリヤードじゃなくて球転がしだな」って思いましてね。
「ビリヤード」となると、やっぱり勝負要素が入ってくるんだろうなーって。
そんなわけで「球転がし愛好会」でも作ろうかなw
2本目
「なんでその程度のことで笑えんのw」とか、他人の笑いの沸点の低さを馬鹿にし、自身の沸点の高さを自慢するかのような態度の人ってしばしばいますけれども、笑いの沸点が高くて良いことなど人生に1つも無いという意見には大賛成の鈴木です。こんにちは。
笑うことの大切さを説いた上で「いつでも笑える何かを持っていますか?」と問うネット記事がありました。
皆様はどうでしょうか。「これをすれば絶対に笑える」っていう何か、ありますか?
読めば絶対に笑える漫画、ツボにはまるお気に入りの芸人さん、笑顔になれる映画、自然と笑顔になっている音楽etc...
私には何かあるだろうかと考えてみたんですけど、真っ当な笑いがないなと思いました。
たとえば、オサリバンの超速147を見て「この人頭おかしい」って思いながら出て来てしまう笑いとか。
アイドル動画を見てのニヤニヤ笑いとか。
そんなんばっか。
リラックス出来るならそれで良いんでしょうけども、何かもっと良い笑い方はないもんかと首を傾げております。
さて。皆様はビリヤードをやっていて笑顔になれていますでしょうか?
その昔、当時は学生だった、マシーンかのように無表情で淡々と球を撞く某SA様が、とあるビリヤードイベントで同レベルの猛者と対戦し、能面は崩れ、熱い戦いを終えた後に両者が笑顔で握手を交わすっていう場面がありました。
あぁいうのは、プレイヤーとして最高の笑顔だと思います。
試合で優勝して、笑顔での記念撮影なんてのも良いですよね。
が、そんな機会はそうそう訪れません。
私はエンジョイ勢なので、たとえ良い球撞けなくても笑っていることが多いです。
が、ストイックなプレイヤーの方の中には、普段は「苦笑」くらいしか無い人が多く見られます。
ビリヤードが好きか、楽しいかと質問をしたらYESって返ってくるんでしょうけどね。
もっと思い切り笑顔になれる瞬間も作った方が良いんじゃないかなって思いました。
日常生活、ビリヤード外でどこか笑える場面があるなら良いですけど、仕事で気を張って、せっかくの趣味であるビリヤードの時まで気を張ってってんじゃ、人生疲れちゃいますぞ。
3本目
家ではうだつの上がらない父親で馬鹿にしていたのだけれど、初めて働いている姿を見た時、普段とのギャップに驚き尊敬した、、、、
なんていう話は美談として良く聞きます。
それって、働いている姿を目にしなければ、ずっと馬鹿にしたまんまだったってことですよね。
愛想の良さとトークの面白さが取り柄で、球を撞いている姿をほとんど見たことがなかった店員さんが、ギャンブル目的で突如来店したフィリピン軍団をことごとく返り討ちにして常連からの見る目が変わったなんてことが昔ありました。
また「口うるさいだけのオヤジ」と思われていたベテランA級さんが、本人曰く「家内と喧嘩して家にいられなかった」という理由で出た試合にて、売り出し中の若手プロやSAプレイヤーをフルボッコにしながら優勝。それまではそのベテランA級さんのことを馬鹿にしていた人たちが、以降は「あの人の言うことなら」と急に素直になったなんていう出来事もありました。
普段とのギャップで評価がガラッと変わったっていう例なわけですが、その出来事がなければ評価はそれまで通りだったわけですよね。
どちらの例の人も、私が知り得る限りでは、大活躍した場面は後にも先にもその時の1回きり。
その1回の出来事が無ければ低評価されたまんまだっただろうし、その時の出来事を知らない人の中には低評価をしている人もいる。
当たり前なんですよね。普段優れたところを見せていないんだから。
また別の人の話ですが、某ベテランA級さんが「ギアが入らない」と先日嘆いておりました。
トーナメントプレイヤーであり、公式戦でも上位入賞すること多々。過去に14-1選手権でベスト8くらいまで残っていたことがあったような。
球の上手さもさることながら、私はその方のフォームとストロークが本当に綺麗だと思っていて、私的「ヘッドアップをしないプレイヤーランキング」のトップ3に入っています(笑)
公式戦で結果を残しているし、A級以上のプレイヤーからすりゃ「一目見れば上手いのが分かる」っていう人なんですけども。
ところが、平場だと全然勝てない。私も何度も勝っているし、C級B級にも普通に負けるベテランA級様。
おかげで勝ち負けでしか評価出来ない初級者から馬鹿にされる始末。初級者達は公式戦の結果は知っているけれど生で見てはいないので「替え玉ですかw」とまで言っている。
半ば冗談だろうけど半ば本気で疑っているようで、ベテランA級様本人もあまり好ましくないらしい。
だったら平場でも上手いところを見せてやれば良いって話なんですが「ギアが入らない」らしい。
試合でのヒリヒリ感が無いと、集中出来ないんだとか。
相手の腕前どうこうじゃないらしい。平場だと同レベル以上の相手(それこそプロでも)でもスイッチが入らないんだとな。
逆に、試合の場になると相手が初級者でも本気になれるとか。
私が知る中で最も極端なギャップを見せる方なので例に出してみましたが、トーナメントプレイヤーの方の中に似たような人、ちらほらいらっしゃる。
試合では平場より優れた力が出せるというのか、平場では本来の力が出せないというのか、なんにせよ「練習でしか良い球が撞けない」人よりかは「試合で力出せる」っていう人の方が評価されて然るべきだとは思うのですけどね。
しかし、試合でしか力が出せないとなると、平場でしか顔を合わせない人から低評価されちゃうなんてこともあるわけで。
そんな人たちのことは無視すれば良いとも言えますが、いついかなる時でも力を出せるのがベストであるというのも正論でありますし。
ちなみにベテランA級様。
自ら言い訳を口にすることは無いですが、明らかに今日は調子悪そうだなっていう時にこちらから聞いてみると「ずっとパソコン画面に向かっていたから、目の調子が悪い」とか「体が凝り固まっていてフォームがおかしい」とか「疲れが溜まってて足腰立たない」とか、色々と聞き出すことは出来ます(笑)
それを口にしちゃうと言い訳になると分かっているから口にしないんでしょうが、そういったことが球撞きに影響を与えるのは事実ですからね。
言い訳を口にしてしまうことを非難するのは分かりますが、目の調子やら疲れやらその他諸々が球撞きに与える影響が何もないかのように「そんなのは言い訳だ」とか口にしている人を見ると首をかしげたくなります。