鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

ビリヤードを離れる時

2本立て



1本目



ブレイクと筋力の話をしていて色々思い出しました。


過去に何度か書いていると思いますが、私はC級の段階で37kmのブレイクをしたことがありました。


もちろんアベ37kmではなく、ミスキューやら20km台の当たりやらを繰り返し、何度も何度もブレイクした中での結果ではありますが、とりあえずその程度のポテンシャルはあったわけです。


で、アベ40kmは達成できたことが無いわけですが、MAX40kmは何度か達成しております。


確か3回かな。MAXは43kmまで出しています。



けどどれもマグレ当たり。それくらいの良い当たりを出せている日ってのは、アベレージでも38kmくらいは出せていますが、40km越えは何かの偶然が重ならないと出なかった。


アベ40km。言い換えれば狙った時に40kmを出せる力。


その数回の40km越えをした時は、目撃者はおれども動画に撮ることは出来ず。


40kmが出たからと、いざカメラを回し始めてみたら、それ以降は出ず、、、、



ブログをやっておりますから、40kmを越えたっていう証拠動画を撮りたいわけですよ。格好のブログネタですからね。


あとは、ブレイクスピードガンコンテストに出るとなった時に、その場で40km出せたら格好いいじゃんっていう思いもあるし。


そういう意味での「狙った時に40kmを出せるようになりたい」「アベ40kmを出したい」なのであります。


マグレ当たりとはいえ43kmまでは出したことがあるので、だからこそフィジカル的に問題は無いと考えているわけですけども、なんせ10年以上前の話だ。


身体は衰えているし、肘の故障も経ているしで、改めて考えたら補強のための筋トレ必要かもしれんな。。。。



昔の感覚のままでいるってのは、何も良いことないですからね。



話戻しまして、C級の段階で37kmを出したことはあって、後にMAX40kmも達成。


けど、大昔にブログにこう書いたような覚えがあります。「何万回に1回の記録」だと。


昔はほんと、1日に何百発とブレイクを撞いていて、その中で年に1回40kmが出るっていうくらい。


まさに「40km出せる」ではなく「40kmを出したことはある」なのでありまして、マグレでしかない。


でもマグレではあっても、出せたことはあるんだから、あの当たりよもう一度!!


技術があればあれを再現出来るんだ!!


と思って頭を使い始めたら、今現在ブレイクはアベ28kmです(キリッ


フィーリングプレイヤーが頭を使うとロクなことにならないという、非常に分かりやすい例であります。


「なんとなく」とガッツだけでやってりゃ良かったんでしょうか。



あまりにね。今のブレイクが弱すぎなので、「ブレイクにフィジカルは関係ない」と考えているというよりも、今の自分のブレイクの下手さはフィジカル云々以前の話だという思いが強いわけでありますよ。


限界に近いレベルまで技術が鍛えられているってんならともかく、ハードブレイクの技術が初級者レベルなんですもの。



私の球を直に見たことがある人なら、それは良く分かるはず、、、


誰もが取り入れるべきブレイクの基本的な技術にすら粗がありますからねぇ。まずはそこを埋めないと始まらん、、、




ハードブレイクをするにあたって必要な要素として、技術とフィジカル、そしてもう1つガッツ(気合い)ってのが挙げられると思います。


根性論かよって思われるかもしれませんが、私に1番欠けているのはたぶんガッツなんですよね。


ミスキューや場外を恐れているし「A級なんだからそこそこ結果も良くしなきゃ」という思いもあるし。


あまりに頭を使ったブレイクをしすぎて、思い切り振りにいけなくなってしまったというのも大きいし。



(↑「頭を使ったブレイク」ってのはクレバーなブレイクという意味ではなく、撞き方にこだわり過ぎという意味です)



発展・応用なんて考えなくても、基本的な技術と後はガッツだけで少なくとも30km台後半は出せるはずで、その段階まで行ってからだなぁ。さらに先に行くには技術なのかフィジカルなのかを考えるのは。



私はブレイクが不発な時「初級者みたいなブレイク」って言いながら落ち込んでいることが多いのですが、そういう時にブレイクの弱い人から「そんなこと言ったら、私だって初級者みたいなブレイクだ」ってフォロー(?)していただけることがあるのですが。。。



確かに、上手い人でもブレイクが弱い人はおりますよね。「上手い」と言われるタイプの球を撞く人は、ブレイクが弱いことが多い気がします。


ただ、そういった方々は、弱いことを前提としたブレイクをするわけじゃないですか。パワーはないけど、そこを加減であったり手球コントロールであったりで補って、結果はちゃんと出している。初級者みたいなのはパワーだけで、やってることは全然初級者みたいじゃない。


しかし、私の不発時ってのはそこそこ強く撞きに行こうとしての不発ですから、パワー無しコントロール無しなわけですよ。完全なド素人やないか。



つらい。





2本目


ここ何週間かは週2〜3回撞いてますんで、撞き込んでいるとまでは言えないかもしれませんが、まぁまぁ撞いております。



が、ちょっと前までは週1くらいでして。月1に比べりゃ撞いていると言えるけれど、、、、っていう程度だったわけですね。


その割にはリハビリヤードが進んで調子を取り戻せてきていたので「気持ちの問題かな」と思いました。



少々前に書きましたが、ここ何年か全然球を撞いていなかった時期は、モチベーションが下がったというより、そもそもの話としてビリヤードが嫌いになっていたわけです。



嫌いだけど、人との付き合いで撞くとか。球ジャンキーの方々に「そんなんで良いのか」とか言われるから仕方なく撞くとか。自分自身としても「あまりにも撞かないと下手になり過ぎるしなぁ」と気にして撞くとか。ブログは続けているから、ビリヤードブロガーとしての責任感から撞くですとか。



たまに撞くのだけれど、なんせ嫌いだから面白くない。義務感から撞いている。そんな感じ。



それがまた、今は楽しい面白いと思って撞いています。


全く同じ練習をしてても、嫌々やってるのと楽しみながらやってるのじゃ成果が全然違うなぁと実感しておりますよ。



嫌いというほどではないにしても、あまり乗り気じゃないけれど仕方なく球を撞くってことは、多くの皆様にもあることなんじゃないかと思います。


けどまぁ、、、、やめた方が良いですね。



私の気持ちが完全にビリヤードから離れていた時期、何名かのプロにお喋りにお付き合いいただいたんですよ。気持ちが離れているっていう話で。



そしたら皆様、ほぼ同じことを仰る。


まず、プロの方々もそういう時期は経験したことがあるらしい。


そしてそういう時は「球から離れてみる」


「完全に離れる」がミソだそうな。中途半端に関係を残したまま、気持ちの入らない球を撞いていても意味がないって。



完全に離れてみて、後は時の流れに任せてみる。


また気持ちが戻ってきたら良し。戻ってこなかったら、その時はその時だそうでw


プロとして話を聞いてくださった皆様は、当然気持ちが戻って来た組なわけですが。



私は中途半端に関係を残したまま距離を置いてみたわけですが、なんとか気持ちは戻ってきました。4年くらいかかったのかな。


完全に離れていたら、もっと早く戻ったのだろうか。それとも辞めていたのだろうか。



この間のSさんとの相撞きなんかもそうですが、近頃カムバック組を多く見かけます。


家庭だとか仕事だとかの都合で長いことビリヤードから離れていたけれど、落ち着いたからまた戻って来たっていう人達。


嬉しいですよね。やっぱり。



私の知る範囲でも何人か、完全に球を辞めてしまった人がいます。


そういう人達は揃って「辞める」って宣言しちゃった人達。


本当に望んで辞めたならそれはそれでその人の人生でしょうけど、宣言のせいで戻りたくても戻れなくなってしまっているんじゃないの?って思うことがある。


引退、、、っていうと某SA様に怒られるのでw


廃業、、、、も改めて考えると別に仕事じゃないしな。SA様にとっては仕事みたいなもんなんだろうか。


いいや。素直に辞めるにしよう。



ビリヤードを完全に辞めてしまう必要なんてないわけですから、気持ちがビリヤードから離れてしまったら、辞めるんじゃなくて「休憩」っていうくらいの気持ちで距離を置いてみるといいんじゃないでしょうか。


休憩を取れば、心身ともに落ち着きますよ。