鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

怖いとかなんとか

見た目関連3本立て




1本目



ちょっと前に、とある男子A級プレイヤーのディスり合いみたいになった時に「顔が悪い」って言った人がいたって書きましたでしょう。


酷いなと思う気持ち7割、分かるっていう気持ち3割でした。


その時は酷いなって思う気持ちの方が強かったわけですが、その後になってとある初級者を見ていて私も「見た目が悪いからな、、、」ってつい思ってしまい、我ながら酷いと思っておりました。



その初級者、フォームが凄く格好いいんです。土方プロの真似をしたんでしょうかね。凄く綺麗なフォーム。格好いい。フォームは。


ところが、髪はボッサボサ、不精髭、たるんだ体、ジジシャツ(死語?)1枚。


フォームの見た目には相当に拘ったんじゃないでしょうかね。そうじゃなきゃあぁいうフォームにはならないと思うんですが、だからこそフォーム以外の見た目の悪さが目立つ。


「フォームより先に気にするべき見た目があるよ!!」って思い、フォームの綺麗さとのギャップに違和感しか覚えなかったのです。


女性が男性のファッションに求めることってのが常に上位に「清潔感」が入ってきますけど、まさにその清潔感が無いという感じでしょうか。


「見た目が悪い」として他プレイヤーを低評価することなんて滅多にないんですけど、久しぶりに見た目で低評価をしたくなり、しかもフォームはメッチャ綺麗っていうんだから、初めてのパターンです(^^;



見た目繋がりで話は変わりまして。



皆様、フォームやストロークの見た目にこだわりはありますでしょうか?


私はですね。昔はメチャクチャ「格好いいフォームにしたい!」と思っていたのですが、見た目に拘り過ぎていて結果が全く伴わなかったので「格好悪くはならない程度に」に格下げになりました(笑)


以降もずっとその「格好悪くはならない程度に」という方針でやってきているのですが、プレイにせよブレイクにせよ、ちょっと調子が良くなってくると途端に「格好良くしよう」と考えてしまうんですね。



CUE'Sの特集での話だったと思いますが、土方Pが平撞きブレイクに関して、ボーニングのような撞き方をしようとしてみたけれど合わなかったのでやめた、というようなことを仰っておりました。


土方Pほどのブレイカーでも他人のイメージに引っ張られることはあるんだなと思うと共に、当たり前か、とも。人の真似をするってのは上達の基本ですからね。


人の真似をしようとせず「自分の理論こそが至高」なんて考えてしまうのは驕りでありましょう。


私はといえば、昔っから色んな人の真似をしてきました。


あまりに多くの人の真似をしたものだから、今の私のどこに誰の要素が反映されているのかちっとも分かりません。


ですが、何人かの憧れの選手に関しては今でもなお「出来ることならあぁいう風に撞きたい」という思いがある。


調子が良い時にはふと「今ならあの人の真似ができるかも」と、結果とは関係のない「見た目」にこだわり始めてしまって結果が出なくなる。。。。


ってのを歴の中で延々と繰り返しているので、いい加減見た目に拘るのはやめたいと思い続けているのですがなかなか。。。


近頃はあまりに球が入らないんで「格好悪くても良いから!」と、見た目への拘り0にしているんですが、それでも入らんな!



で、さっきから「格好良く」とか「格好悪くはない程度に」とか言ってますが、「格好よさ」「格好悪さ」なんてのは人それぞれのサジ加減次第でありましょう。


見た目に拘る皆様。


それは自分が格好いいと思っていればそれでいいという完全なる自己満足のためですか?それとも他人から「格好いい」と言ってもらいたいという形の自己満足ですか?


まぁほとんどの人は割合こそ違えど「どっちも!」なんじゃないでしょうかね。



私の美的感覚ってのは、世間一般のそれからそう離れてはいないと思っています。平均的なんじゃないかと。



で、たまにあるんです。


「見た目に拘り過ぎちゃって、結果が出ないんだよねー」とか言っているプレイヤーの見た目を格好悪いと感じること。


いや。ちょっと待って。見た目に拘ってそれなの?


鏡を見たことはあるんだろうか。脳内イメージと実際が合ってないんじゃない?


もし狙ってその見た目にしているんだとしたら、美的感覚が問われる!!


ってな人に出会うことがある。



良いんです。良いんですよ格好悪くても。「見た目に拘っている」と言わないんだったら。そこは人の自由だ。


けど「見た目に拘っている」と口にし、かつ「そのせいで結果が出ない」とまで言っているくせに見た目が格好悪いって。


残念過ぎる。






2本目


フォームを作る上で「右足が邪魔!」って思うことありません?


ビリヤードのフォームってキューを通す場所を作るために半身(はんみ)にならなくてはならないわけですが、その際に右足(というか腰の右側あたりというか)が邪魔になるのです。


いかにしてその部分にキューを通すスペースを作り出すかってのが、フォーム作りをする上で重要なポイントの1つだと思っています。


とあるA級さんはその「邪魔な右足のどけ方」が物凄く分かりやすいフォームでした。


独特、特徴的といえるフォーム。


独特だとか特徴的だとか個性的だとかっていう表現は、しばしば暗に「格好悪い」と示している場合もありますが、私は格好悪いとは全く思っておりませんでした。私は。



ある時そのA級さんが、その特徴的なフォームではなくなったのです。


他人が見て気づくほどのフォーム改造は、本人からしたら相当なものだと思います。


なぜフォームを変えたのかと思ったら、誰ぞから「格好悪い」と笑われて気にしてしまったからだそう。


そうして格好悪くないフォーム作りを考え始めた結果、球を入れていない私ですら可哀想だと感じるほどに球を入れていないそのA級さん。。。。


こういうことがありますから、あんまり人のフォームにとやかく口出すもんじゃないよなーと思いました。





3本目



近頃、公式戦で素晴らしい戦績を残している某女性プレイヤー(なんかもう、分かる人には分かっちゃうなw)は撞いている時の雰囲気が怖いと言われたことがショックで、改善に乗り出しているらしい。


また、聞くところによれば別の某女性A級も以前に「怖い」と言われてしまったことを気にしてニヤニヤしながら撞くようにしたらしい。


たぶん本人は「ニコニコ」とか言ったんじゃないかと思いますが、私には「ニヤニヤ」で伝わってきましたのでw


(いや、、、本人もニヤニヤって言いそうな人物だな、、、)


思い起こせば、さらにまた別の女性プレイヤーも「撞いている時の表情が怖い」って言われてたからなぁ。


男性プレイヤーでも顔面凶器なんて言われている人がいますが、そういう人たちって普段から見た目が怖いって言われているじゃないですか。ビリヤードプレイ中に限らず。


「撞いている時の雰囲気が怖い」と言われてしまうのは女性特有な気がするんですが、なんでなんでしょうか。


1つには、単に男性の女性に対する苦手意識があるんじゃないかと思うんですよね。


キリッと真面目な顔して黙っている女性が怖い。男性にはそういう部分、あると思うんですよね。


しかし某女性プレイヤー様は、同性であるLSA様からも怖いと言われてしまったらしい。


さて。なんでだろうか。



以下私の推測でしかないのですが、怖いと言われるか否かの原因の1つに「球の睨み方」があるんじゃないかと。


とても名前は出せませんが、某女子プロは普段は切れ長の目なのですが、球に構える時は目をパッチリと見開くので「球を撞いている時の方が可愛らしいぞ!」って良く思っています。


逆に、上にも書いた某女性プレイヤーは、普段はパッチリお目目なのに、球に構えるとガンを飛ばすような目線になるので怖い。


その人に合った目線の送り方ってもんが、可愛くなるか怖くなってしまうかは、、、、運次第?


たぶん、上目遣いで見るか顔をしっかり正面を向けるかとかで目の開き方は変わってくると思うんで、変えたいのであれば変えられるとは思うのですが、結構大きなフォーム改造になると思います。


そこまでして見た目に拘る必要はあるの。。。。か?


もう1つ推測出来るのは、お喋りをせず表情も変えずに撞いているのが怖いってことじゃないでしょうかね。上では「男性が女性を見た場合」としましたが、性別問わずなのかもしれない。



無口無表情で撞くってのは単に真剣に撞いているってだけですから、良いと思うんですけどね。。。



私は球を撞いている時は表情がクルクル変わって100面相していますし、「独り言が酷い」と言われることがありますし、目標の1つが「えっ!」とか「あっ!」とか言わないってことだってくらい無駄口が多いですし、「遠目でも鈴木さんがいるって分かる」と言われてしまうくらいリアクション芸人らしいんですけど。


そして、他プレイヤーを見ている時(プロを見ている時も)無表情な人よりも、表情が豊かな人の方が好みでありますが。



とはいえ無口無表情でも良いんじゃないですかね。その人なりのメンタルの作り方でしょうし。



そうそう。思い出した。


某Mさん(女性)はBクラスという腕前の面でも女性という面でも何かと舐められてしまうことが多いので、対戦中はわざとぶっきらぼうな態度を取って「怖い」を演出しているらしい。


日本人野球選手が大リーグに行くと、舐められないためにヒゲを生やすみたいなもんでしょうか。



そのように故意に「怖い」を演出している人もいるくらいですから、怖いと言われてしまうのはアドバンテージだと思っておけば良くないです、、、かね?


女性はやっぱり怖いって言われるのは嫌なもんなんだろうか。




P.S.


オマケで、前にも紹介したことのある動画ですが、リアクション芸人の方に登場していただきましょう。