鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

サゲサゲ

ブログで自分の事を書き表す時に「理論派」なのか「フィーリング派」なのか、しょっちゅう迷う。


どちらかに100:0で傾向しているという事は絶対にないのだけれども、「どちらかと言えば」で考えても、どっちなのか良く分からん。


基本的にメチャ適当な人間なので悪い意味でフィーリング派なのかと思いきや、考え込み過ぎて悪い意味で理論派になることも。。。


良い意味で言ったらどっちだ!?


先日のスクラッチ大魔王戦の時、少し早く試合を消化し切って時間が余ったので、BOSS様に師事しながら14-1を少々。


あれやこれやと取り方を教えて貰いながら撞いていたのですが、その中の一球でこんなことがありました。


少し上の撞点をチョロリと撞いて、手球を的球に当てて停めるようにアドバイスを受けた時の事。


自分ではしっかりそのイメージで撞こうとして、いざシゴいておりますと「ちょっと待て」とストップをかけられる。


その理由はすぐにピンと来ました。


そう、私、上の撞点を撞く場面にも関わらず、手球下部にキュー先を向けてシゴいておりました。


その時はレールブリッジで撞く場面だったのですが、レールブリッジで撞く時は特に、上を撞く時も下に構えている事が多い。


指摘されれば「そうでしょ。下に構えてたでしょ」って思う程度には自覚しているのですが、いざ実際に構えている時は下に構えている意識は一切ございません。


無意識のうちに、狙い点は下、撞点は上。こういう撞き方になっております。


これでまだ「これこれこう言う理由で、狙い点と撞点を変えているんだよ」と理論があれば「理論派」なのかもしれませんが、これと言った理由がございません。


上を撞く時も、狙いは下。そういうプレイヤーは私以外にもたくさんおります。


けれど、自分で自分の撞き方の理由が良く分かっていないし、他の同様の撞き方をするプレイヤーに聞いたこともございません。


なので、自分の事であるにも関わらず、推測で書くしかないのですが、、、


本日のネタ「下に構える」でございます。


7月にホームのABC級戦が行われた時、高橋プロがひょっこりいらっしゃったそうです。


私は野球観戦に行っていてABC戦には出られませんでしたので、高橋プロにもお会い出来ていないわけですが。


試合の最中の高橋プロを見ることはしばしばあるのですが、それ以外では会う機会がございません。


だいぶ前に「高橋プロはシゴキでは下の撞点に構えて、実際には上の撞点を撞く。それは何故か」というコメントを頂きまして、本人に質問するとか何とか言ってましたけど、質問する機会がありませんがな。。


高橋プロと言えば、バグース新宿店にはDVDを鑑賞できるスペースがありまして、新宿店のトーナメントに出ていた時の空き時間に、たまたま流れていた高橋プロのレッスンDVDをしばらく見ていました。


そこで高橋プロのストロークを何度もアップで見ながら、自分の頭の中でグルグルと渦を巻いていた考えが「キューの角度」でありました。


キューは出来る限り水平に出すのが良いと言われる事が多いですよね。珍しく先に結論を言っておきますと、私はその意見に懐疑的です。


自分も初級者の頃に上級者から水平が良いと言われていたし、自分自身「見た目が格好いい」という理由で、水平出しを目指しておりました。


そもそも、手が小さいので高い位置にブリッジを組めない&レストが長いので、それこそ立てキューをする時くらいしか角度らしい角度がつくことが無いのであります。




初級者の頃は水平出しを意識していたし、今でも水平を意識しなくなったにせよ、別の事を意識しているわけでもないので、昔と大差はないでしょう。


そうやってずっと同じストロークで球を撞いておりますので、比較が出来ません。果たして水平出しが良いのかどうかも分からんのですよ。他の撞き方をしたことが無い。


むしろ、無い物ねだりと言いますか、普段のストロークで結果が出ない時は「水平出しでは上手く行かない。他の撞き方なら上手く行く」ってことになる。


水平出しの利点は分からず、欠点ばかり見えてしまうわけで、「果たして水平出しは本当に良い撞き方なのだろうか?」と考えることがある。


というか、そもそも水平出しって何だろう?自分の水平出しのイメージって合ってんの?間違っているくせに勝手に水平出しが出来ていると思い込んでいるから、上手く機能していないんじゃないだろうか?


謎は深まるばかりであります。


初級者が水平ストロークをイメージして、キューの角度とセットで思い浮かべるのが「長いキュー出し」ではないでしょうか。


自分も初級者の頃そういうイメージだったんですが、ここに大きな落とし穴があると思います。


水平ストロークをするプレイヤーの多くは、レストが長い(ブリッジと手球の距離が長い)のでキュー出しが長く見えるだけで、実際の所、インパクト後はそこまで長くキューを出していないと思われます。


Youtubeを見ていたらブスタマンテのストローク動画があったので載せてみます



キュー出し長く見えますでしょうか?


よーく手球の位置を覚えておいて、もう1度見てみてください。パソコンから御覧の方は、画面の手球位置にカーソルを合わせておくと良いと思います。


インパクト後にどれくらいキューが出ているかと言ったら、大したこと無いでしょう?


初級者の頃ってのは、何故かこういうストロークを見て、インパクト後に1ポイント分くらいキューが出ているんじゃないかって錯覚するんですよね。


またしても中途半端な所で明日に続く。




P.S.


今週のアンケートは「感情が表情に現れてしまう事についてどう思うか」です。


「良いか悪いか」ではなく「格好悪いかどうか」で判定お願い致します。


投票結果 - 無表情が良いとされることが多いですが、感情が顔の表情に出てしまうのは格好悪い?