3本立て
1本目
昔っから一人練習が好きだった私。
一人でもビリヤードを楽しめる。純粋にビリヤードを楽しめる。「誰かと一緒に」とか「勝負」とか「賭け」とか、そういう他の要素がなくてもビリヤードを楽しめる。一人撞きこそが、一番のビリヤード愛の形なのでは！！？？
と一昔前まで主張していたような気がしますが、今はそんな主張をする気はないです（笑）
色々なビリヤード愛の形があって、それは人それぞれで良いと思うんですけどもね。
「ビリヤードをやっているからには、上手くならなくて何の意味がある！」「上達を目指さない球を撞いてどうする！！」みたいなうるさいオッサンにはたまに会いますけども、上達を目指すかどうかだって、その人の趣向次第で良いと思います。
うるさいオッサン達だって、100%上達を目指して球を撞いているのかといえばそうでもなく、遊びで撞くことだってあるだろうし、酒を飲みながら撞くことだってあるでしょう。
「上手くなりたい」という欲とは別に「ビリヤードをしているこの時間を楽しみたい」という欲もあるのが普通だと思います。
んで、私は「たくさん球を撞くのが楽しい」という気持ちがかなり強いです。
上手くなりたいし、人と撞くのだって楽しいし、試合に出るのだって楽しい。けども「たくさん撞きたい」という欲が最も強い。
だから、その一番強い欲を満たすには一人撞きが最適なのであります。
たっぷり時間があった頃には、一人撞きはたっぷりして、相撞きもして試合にも出て、、、、ってやりたいことを全てやってましたけど、その時期ですら、しばしば「相撞きは時間が勿体ない」と思うことがあったくらいです。
時間が限られる今となったらなおさら相撞きやら試合やらは、時間対効果が低いと思ってしまう。
上達のための効果じゃないです。「たくさん球を撞きたい」という欲を満たすための、です。
ここまで言っても「だけど、一人撞きだけじゃ上手くならない」とか言い出す人がいるんですけど、そういう話じゃないんだっつーの！！
2本目
私も身に覚えがあるし、読者の皆様も少なからず経験があると思うんです。自分の好みの情報だけを選び出しちゃうっていうやつ。
ビリヤードだけに限った話じゃないんですけど（今回のネタを書くキッカケもビリヤードじゃない）ビリヤードの話としましょう。
ネットで見たにせよ雑誌で見たにせよ誰かの持論を聞いたにせよ、伝聞情報として得た情報にせよ、経路はなんでも良いんですけども。
「○○にこう書いてあった」「××さんががこう言っていた」「プロがこんなことを言っていた」とソースを示しつつ、「だからこれをやると上手くなれる」「この情報は正しい」と主張する。
あたかも、上達するための知識を仕入れてきたかのような口ぶりだけれども、単に自分の持論を正当化するために都合の良い部分だけを切り抜いてきたんじゃないかい？
結局ビリヤード外のたとえ話になってしまいますが、私は酒が大好きですが「酒は百薬の長」的な意見から百害あって一利なしという意見まで様々あるわけじゃないですか。
んで、酒好きだからって「酒は百薬の長」方面の情報ばっかり集めてきて「ほら。だから自分は酒を飲むんだよ」みたいに主張する人、結構いるんですよ。正直、同じ酒好きとして恥ずかしいです。
良いんです。体に悪かろうがなんだろうが、好きだから飲む。それが酒好きってもんだ。
わざわざ酒を飲むことを正当化する理由を探すだなんて、器が小さい。
3本目
良い職業に就けなかったら「良い職業に就くだけの勉強を怠ったせい」
仕事の内容に不満があったら「現状を打破できない己の力不足のせい」
頑張ったから疲れたと思っても「頑張ったのではなく、体力不足」
etc..
全ては自分の責任。そういう教育の下で育った私。球を撞いている際の言い訳が多いのは、その反動でしょうか。
とはいえ、「言い訳はするが、なんだかんだで反省して改善しようとする」のが私の長所だとは度々申している通りでありまして、なんだかんだで教育された通りの性格になってんのかな。。。
「体力は資本」
これは幼少期から良く言われておりました。
子供の頃はあんまり意識したことがなかったですが、これは年々強く感じるようになっています。何をするにも体力がいる。
体力ってたって、何もマラソン大会で良い記録を出せとか、そういう話じゃないです。もちろん。
ビリヤードを例にたとえれば、長時間に渡って試合をしている時に、体力がある人は最後まであまり変わらず撞けるでしょうが、体力が無いと途中から体が動かなくなり集中力も低下し、、、、と右肩下がりになってしまうし。
練習してても、体力が無いと途中からグダグダになってしまうし。
そもそも「今日は疲れてるから、球撞き行かなーい」みたいなことにもつながりそう。
体力があれば、1日が30時間も40時間もあるかのように過ごせるし、作業効率も上がるし。
体力があれば質も量も高まるわけであります。
自分より遥かに体力があって活動的な人を見ると凄いし憧れるし、自分より遥かに体力が無く、ちょっと動いたら「疲れた」「充分に頑張った」などとすぐに口にするような人を見ると苦笑してしまうし。
技術や知識と同様に、筋力や体力ってもんも鍛えられるし、同等に鍛えるべきものだと思うんですけどね。
どっちも大事です。技術や知識ばっかり追い求めて体力不足ってのは効率が悪いし、筋力や体力ばっかり追い求めて脳筋になるのは馬鹿だし(;´∀｀)
満遍なく鍛えませんとね。
