鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

40km出たのだけれど

 

1本目

 

証拠を撮れなかったので嘘松と思われてしまいそうですが、久しぶりにブレイクで40kmが出ました。

 

その日の私の精神状態が我ながらおかしかったので、記録しておきたい。



練習をしに行ったら、たまたま非常にハードブレイク練習がしやすい環境に恵まれ、序盤は手球場外もミスキューもほとんど気にせず撞けました(ミスキューしまくった)

 

問答無用で撞きに行ける環境で新しいイメージを試してみたら良い当たりをして「37〜8kmは出てんじゃないかな」と感じたので、Break Speedで計測してみることに。で、いざ計測してみたら会心の一撃が出て40.8km。

 

平時の私でしたら小躍りしながら「今のイメージを体に覚えさせなくては!!」と思ってハードブレイクを繰り返したんじゃないかと思うんですが、その日の私は無感情。無感情のまま、椅子に座ってスマホをイジって休憩。

 

休憩から戻った時には見事に会心の一撃のイメージが消えておりました。

 

その日の私は貧血気味でして、頭が全く回っていなかったんですよね。ブレイクで40kmが出ても、感情が高まるどころか「だるい」「気持ち悪い」という気持ちのほうが上回っていて^^;

 

「体調が良ければ!」という思い半分、もう半分は「ダルかったからこそ、変な力みが出なくてよく当たったのでは?」という思い。

 

結局40km越えが出たのはそれっきりで、元に戻ってしまった。

 

でも、「やろうとしていることをキッチリできれば40kmは出る」ということが分かったので、一歩前進です。




2本目

 

ブレイクで40kmが出た時、プラクティスストロークの段階でいつもとは違う感覚でした。後から思えば俗に言う「ゾーンに入った」という状態だったんでしょうね。

 

その時の状態を言葉にしようとしても、なんとも形容しがたい。

 

視界がまず普段と全く違う。他人事のようと申しましょうか、映像を見ているかのような感覚。

 

体の感覚も自分ではないよう。誰かが乗り移って勝手に体を動かされているかのよう。

 

そんな状態を再現しろと言っても無理がありそうですが、なんとかして意図的に再現しようというのが最近の練習方針です。

 

具体例の1つに「手球を見る」があります。

 

ブレイクの時に目線が定まっていないのが欠点の1つだと思っていて、今回は「最後まで手球を見る」「インパクトの瞬間を視認してやる!ってくらいのつもりでガン見だ!」と思いながら撞いていたらゾーンに入れたので、それを再現したい。

 

そうしてあれやこれや練習をしていたら「手球を見る際も先球を見る時と一緒で、『見ている』だけじゃ駄目だなぁ」と気づきました。

 

プレイの時は先球を見る派な私ですが、「先球を見る」と言っても上目遣いで見てみたり、目をカッと見開いて見てみたり、睨むように見てみたりと百面相してみると、それぞれで見え方が全く違う。そして「凄く見え方がいい。球入りそう」と感じることもあれば「なんかこの見方はボンヤリしているな。入れられる気がしない」と思うこともある。

 

手球を見る時も同じでした。百面相して色んな睨み方で手球を見ていると、シックリ来る時と来ない時がある。シックリ来た時は、フォーム全体がカチッとハマる気がします。

 

こういう部分も「分かっている人にとっては当たり前だけど、分かっていない人にとっては盲点」な話なんじゃないでしょうかね。

 

  • どこかしらに目線を固定すべし
  • ただ見ているだけでは駄目で、目の使い方がある

 

 

3本目

 

比較的序盤に40kmが出て、その後も40kmは出ないまでも30km代後半をずっと出せていて。

 

そういう状態になると好循環です。自分に自信を持てている。「たとえミスをしても、次で挽回できる」という自信がある。それこそミスキューをしてしまっても、構え直しての次でまた40km近いブレイクができれば私のメンタルは保たれるのです。

 

終盤になると疲れが出てきて、体が思うように動かなくなるし、思考力も低下し、ブレイクが思うように当たらなくなってきます。しかし、それでも「さっきまでは当たっていたのだから」と自信をキープできていました。周りのテーブルで撞いている顔ぶれが「さっきまで」と変わっていなかったから。

 

しかし、新たに1人のお客さんがやってきました。さっきまでの良く当たっていた私のブレイクを見ていない人が来た。

 

こうなると、私のメンタルはやられる。「この人の前で不発ブレイクをしたら、ただのブレイクが下手な人だ」と考えてしまって、悪循環に突入する。

 

はい。周りを気にしすぎですね。知ってます。

 

というか、前にも全く同じことがあって、同じ話をした気がするww

 

私のブレイク練習は、調子が良い時であってもこんな感じ。メンタルに余裕がない。

 

後日ネタにしますが、最近ちょっとメンタルの改善を行って「自分にとって都合が良いように解釈する」という方に気持ちを持っていけるようになったのですが、あくまでもそれは体力に余力がある時の話であって、疲れが出てきてからのメンタルコントロールはまだできないなぁ。

 

今の所の最善策は「疲れてきたら、メンタルを消耗するような球撞きはしない」という選択をすることでしょうね。