鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

情報量

 

1本目

 

「ビリヤード業界は、情報が少ない」「理論が体系付けられていない」「情報共有がなされていない」という話は良くでますよね。これに関してはほとんどの人が頷くと思います。

 

ただ、「情報が少ない」という思いは同じだけれども、「少ない」の程度はだいぶ違うなと思わされることがしばしばあります。

 

程度に差が出る原因として思い浮かぶ例の1つは活動域です。事実として、都心のビリヤードプレイヤーと田舎のビリヤードプレイヤーでは、情報量がだいぶ違うでしょう。都心はプレイヤーが多い。球屋が多い。プロも多い。試合も多いし、ビリヤードショップも複数ある。必然的に情報が集まってきます。

 

情報量の違いが生まれる原因の2つ目。「ホームがあるか」「球談義をする相手はいるか。時間はあるか」も影響すると思います。

 

球を撞くわけでもない、お喋りをする時間。その時間にこそ得られる知識がたくさん溢れているわけですが、「話す相手がいない」とか「店に入ったらすぐ球撞いて、撞き終わったらすぐ帰る」ような日々を過ごしている人は、どうしても情報量が少なくなるでしょう。

 

「一人練習ばっかり」「いつも同じ店で、同じような人としか撞かない」って人と「色んな店に行って、色んな人と撞く」という人とでは情報量が変わるでしょうし。

 

ネットとの関わりも関係するでしょうね。昨日今日SNSを始めてみたって人と、昔っからネットを徘徊してたって人とでは、やはり情報量が異なるだろうし(笑)



 私がビリヤード歴の中で度々悩まされるのが「当たり前過ぎる話を堂々としてくる人」です。

 

「1+1は2だと思います(大真面目)」みたいなことを言われたり。

 

「日本の人口は約1億2千万人なんだぜ!知らなかっただろ(ドヤァ)」ってされたり。

 

「こんな話は聞いたことがないでしょうけど、光は1秒間に地球を7周半するんですよ」とか。

 

この3つはただのたとえ話ですが、直近で実際にあったのは「ライオンは猫科なんですよ!(ドヤァ!)」でしたね、、、

 

恐らく彼らは、人と情報交換をする機会というのが恐ろしく少ない。言ってしまえば情報弱者。人と情報交換をする機会が少ないから、自分が持っている知識の常識度を判別できない。

 

ほんと困るんですよ。

 

皆様は、いい大人から「1+1は2だと思いますよ。私はね(大真面目)」みたいに話しかけられたら、なんて返すんですか?(^_^;)

 



2本目

 

「撞き位置が被った時、先に撞きたいか後から撞きたいか」についての話は今までに何十回も書いてきているはず。

 

私は後が良い。以前にアンケートを取ってみたら、こういう結果になりました。



vote1.fc2.com

 

 

先が良いという人が約1割。後が良いという人が8割。どっちでもいい人が1割といった感じに。

 

少数派とはいえ「先に撞きたい」と考える人もいるようです。実際、私の身近にも何名か先に撞きたい派閥のプレイヤーがいます。「俺は目上だぞ。先を譲れ」という態度の人もいる。「どうぞどうぞ、喜んで!」と私は先を譲りますw

 

先に撞きたい派だと分かっている相手と撞き位置が被った場合は先を譲れば良いだけです。私は後が良いので、利害が一致します。

 

一方で、どっち派閥なのか分からない人と被った場合は「相手も後から撞きたいのだろう」と考えて行動します。確率の問題です。8/10と1/10の比較ですから、そりゃ前者を選択するでしょう。10回に1回は相手の価値観にそぐわない行動をしてしまうことになりますが、8/10でハズレを引くよりはよっぽどマシです。



そうそう、話が思いっきり脇道に逸れますが、確率の低い方(今回の例でいう1/10の方)ばかりを選択する人がたまにいます。相手とシンクロ出来る確率は8/10を選んだほうが遥かに高いというのに、なぜかありとあらゆる場で少数派狙いを選択する。

 

「なぜなのか」と尋ねたことがあるのですが、「低い確率を引き当てた時が気持ちいいから」だそうです。。。

 

いやいや。こういう他人も関係してくる時にまでギャンブルをするのやめてくれよとしか言いようが・・・

 

まぁ確かに、多数派の嗜好に寄り添っても「当たり前」と思われるだけであり、少数派の嗜好に合わせたら「こんな少数派のことを理解してくれてありがとう」といった反応をしてもらえることが多いですから、それが気持ち良いというのが分からなくはないんですけど、その自己満のために大勢を不快にさせてどうすんでしょうかね。これも価値観の違いという話なんでしょうか。



話を戻しつつ、明日に続く