とある日の練習の様子。
— 鈴木さんちの鈴木Ⓐ (@billiblo) 2022年8月30日
これが練習の成果だ!! pic.twitter.com/C0I6lk1ua4
多くのプレイヤーにとっての「ブレイク練習」は、フォームやストロークはある程度固まっているという前提があって、後は
- そのフォーム&ストロークをもって、どういう厚みで、どういう撞点を、どういう力加減で撞くかの研究
- 1の研究ももう終わっており、あとは再現性を高める練習
この2つがメインになると思うのですが、私の場合はそもそも「どういうフォームでどういうイメージでストロークするか」が全く定まっておりません。
「再現性が低い」などというご指摘をいただくことがあるのですが、再現性もなにもあったもんじゃないのです。再現するものがないから。完成イメージがそもそもない。
毎回毎回「こうかな」「それともこうかな?」と新しいことを試しながら撞いております。
(ちなみに、表現が面倒なので「毎回」と言っていますが、5回くらいは連続で同じイメージで撞いています。「頻繁にイメージを変えている」くらいのニュアンスで読んでくださいまし)
上のスクラッチ動画の中でも大なり小なり異なった動きをしております。「同じ動きが出来ていない」のではなく、毎回違うイメージで撞いているから違う動きになっているという当たり前の話なのであります。
で、毎回違うイメージで撞いているため、その都度自分の撞き方をチェックする必要があります。
そうして、チェックのために撮影すること20回弱。上の動画に載っているのは計8発。ようするに50%近い確率で動画のようなスクラッチをしているということでして。。。
我ながらあまりのスクラッチ率の高さに笑ってしまって、ついスクラッチシーンを繋げた動画を作ってツイートしてしまいました。上のツイートは完全にネタのつもり。
後日、真面目に考察をしました。
撮影をした日は動画を撮っただけでスピード測定は全くやらなかったので、動画から速度を測ってみることに。
動画からの測定って面倒なので、「恐らくこの2つが速いだろうな」と思った2発だけを測定してみました。
で、恐らく最速だったと思われるのがこれ。
せいぜい34~5くらいだろうと思ってたけど36~7くらい出てるっぽいから、やる気出てきた。来週もうちょい肉付けしよ。
— 鈴木さんちの鈴木Ⓐ (@billiblo) 2022年9月2日
38まではイメージあるんだけど、40、、、、 pic.twitter.com/6ViaYBaaTt
36.62kmだそうです。
「そこそこ当たってるけど、34〜5km程度だろうな」と思っていただけに、36.62という結果は嬉しい誤算。新しいことを試しながらなので少し抑え気味に撞いてますので、もう1〜2kmは出せそう。
そう。38kmまではイメージが出来る。けど40は。。。。。。。
ま、それはさておき、この時は36km強出てますし、一番当たってないやつでも32kmくらいは出ていると思います。
ところが、平時の私は32kmがMAXというくらい(^.^;
その差は調子の良し悪しとかではなくて「勇気と気合」であると改めて感じておりました。
この撮影をしている時
- 台間広い
- 手球場外をさせてしまっても惨事にならない環境
- 周りにいるのは一般客ばかりで、プレイヤーの目を気にする必要がない
- ダーツのお客さんが多く、かつダーツ台の音がでかいために、ブレイクの音が目立たない
という状況だったため、「場外させても大丈夫」「ミスキューさせてしまっても、そこまで恥ずかしくない」「騒音を気にしなくていい」と思うことができ、強めに振りに行くことができました。
36程度は出せたこの時と、MAXでも32くらいしか出せない平時との差は、まさに「勇気と気合」なんですよね(;´∀`) 別に技術が何か変わったわけではないし、調子がどうこうというわけでもない。「思いっきり撞きに行ったから、強いブレイクができた」「思い切りが足らないから弱い」という当たり前の話。。。。
「じゃぁ普段から思い切り撞けばいい」っていう話なんですけど、それができたら苦労せんのですわ。メンタル弱し・・・・
前回37だか38だかの動画を撮れたのも、某B級氏のプライベートビリヤードルームででした。環境が整っていないと、そもそも強く撞こうという意思が湧いてこない。
40kmは出ていないにせよ、36〜7くらいを安定して撞き出せればだいぶ良いんですけど、環境を問わずこの当たりを出せるようになるのはまだ先だなぁ。
つづく