１本目
「最初にやったのは俺だ」「俺が先だ」「俺は前から知っていた」「俺がオリジナルだ」と言いたがる人は少なくないですよね（それが騙りである場合も多いですが、事実であるというのが今回の前提です）
当事者にとっては誰がオリジナルなのかは大事なことだろうけど、その他大勢にとってはそんなことはどうでも良くて「自分にとって役に立つかどうか」しか関係がない。そんな話を度々しております。
ビリヤードをやってても、何かと「俺が俺が！」と起源説を唱えてくる人ってのはいて、面倒くさく思うことがあるんじゃないでしょうか。「知らんがな」「誰がオリジナルだってどうでもいいよ」って思いがちじゃないですか？？
一方で、こういう例だったらどうでしょうか。日本で開発した技術を、外国が勝手にパクった上に特許申請をしたら。「日本がオリジナルだ！！」って言いたくなるんじゃないですか？（笑）
これぞまさしく、他人事か自分事かの差ですよね。
今回のネタを書くキッカケになったのはビリヤードと全然関係ないんですけど、いろんな人の面白ツイートを集めてきて発信して金稼ぎに繋げているTwitterアカウントが問題視されていたことです。
若干違いますけど、パクツイってのと大体同じ方向性の話です。
パクツイを許すな！という声が挙がる一方で、全く気にしない人達も多数。「パクツイかどうか、誰がオリジナルなのかどうかは他人事だからどうでもいい。自分にとって面白いかどうか、役に立ったかどうかだけが肝心」と考える人が多いからなのでしょう。
転売問題なんかもそうで、「転売する方はもちろん悪いが、転売品だと分かって買う方も買う方だ」と言われますが、買う人がいなくならないから転売が続くわけですよね。「多少多くの金を払わせられようとも、自分に利があるから利用する。他人の被害なぞ知ったこっちゃない」と考える人がやはり少なくないのでしょうね。
違法アップロード動画なんかもそうでしょう。違法だと分かっていて見ている人、たっくさんいますでしょう？ってか、見たことがない人なんていないんじゃないでしょうか。ビリヤード関連動画だって違法アップロードが横行してますもんね。
誰しも、なんやかんやと自分にとって都合のいい御託を並べつつ、見てるんじゃないですか？「自分にとって利がある。どこかで見ず知らずの人が苦労していても知らん」「社会にどういう影響があるかなんて考えるだけ面倒くさい。自分が良ければそれでいい」ってことですよね。
「申し訳ない気持ちはあるが、小さなことだし良いよね？」「自分１人くらい、大したことにはならないはず！」「違法だと分かっていたら見ないよ！けど違法かどうか分からないし、調べるのは手間だから、調べずに見るよ！」みたいに思っている人も多いでしょう。
指摘を受ければ反論や言い訳をする。それっぽい持論を口にする。自分の都合のいいように。けど、根底には「自分が良ければそれでいい」「みんなやってんだから良いじゃん」という気持ちがありますよね。
私だってそうです。自分事の時は「他人事だと思わないで！」と言うのだけれど、他人事の時は無意識のうちに他人事として扱ってますからね、、、
正直、世の全てのことを自分のことのように考えろってのは無理でしょう。そんな余裕がある人間なんていない。
100％全てを自分のことのように考えるってのは無理。かと言って0％では人でなし過ぎる。「出来る限り100％に近づけるつもりで」っていうくらいが関の山ですよねぇ。。。
- 出来る限り共感力を上げる
- 自分も含め誰だって自分事と他人事は分けて考えているのだと理解し、自己肯定したり他人を否定したりするような言葉を口にしない
心がけられることは、この程度ですな。。。
２本目
「貧乏学生が、コツコツ積み立てて憧れのカスタムキューを買った」というのと、お金持ちがお高いカスタムキューを買ったというのでは話が全然違うと思います。
「懐事情に余裕が無いのに高い買い物をした」と「懐事情に余裕があるから高い買い物をした」では、対象に対するこだわりが違うと感じます。
お高いキューを持っていたり数多くのキューを持っている人が「キューにこだわりのある人」という評価を受けている場面をしばしば見かけますが、必ずしもそうとは限らないと思うんですよね。単に「金があるから、なんとなく買った」くらいの人はいますから。私の身近に結構いる(^_^;)
「なんかキューを買おうと思うんだけど、何がいいかな。別になんでもいいんだけど」とか聞かれたことが私は何度もあります(；´∀｀)
「あんなキューを持っているのだから、さぞかしキューにこだわりがあるのだろう！」と思っても、実は全然拘りがなかった、、、ってことも普通にありますのでね。
◯ 「凄いキューを使っている」「お金持ちで凄い」
✕ 「キューにこだわりがあって凄い！」
という、ただの事実報告でした。
３本目
大抵のことって、金で解決しますよね。金で解決しないトラブルというのは相当なもんだと思います。
ビリヤードにおいて私は小さなモヤモヤを抱えさせられることは多く、それをブログでしょっちゅうボヤいているわけですけど、どれもこれも金で解決出来る程度の話です。そう大きな問題ではない。
たとえばですけど、凄くマナーの悪い相手と相撞きさせられてイライラしたとして。帰ろうとしたらその人が場代を払ってくれたとなったら結構簡単に許せちゃいません？ｗ 私は許せちゃいます。
その程度のことなんですよね。ビリヤードやってて抱えるイライラって。「どんだけ金を積まれたって許さんぞ！！」っていうレベルのことは無い（私が無いだけで、きっとそういうイライラを抱えたことがある人もいるんでしょうけども、、、）
マイナスだった評価が金によって帳消しになるし、時にはプラスに転じることも。
となれば、元々がマイナスじゃなかった人の金払いが良かったら大きくプラスになりますよね。
「相撞き、楽しかった！」と思えた相手が、その上に飯を奢ってくれたとか場代を払ってくれたとかなったら恐縮しちゃうじゃないですか。平身低頭ですよ（笑）
でもね。金払いの良い人ってのは「良い人」「人間性に優れた人」なんでしょうか？必ずしもそうとは限りませんよね。
話の方向性が２本目のネタと全く同じなんですけども、「懐事情に余裕がないのに、財布の紐を緩めてくれた」というのと「懐事情に余裕があるから金払いが良い」とでは、話が全然違うと思います。
前者は「良い人」でしょうけども、後者は「お金持ち」ですからね。
自分の力でお金を稼いでお金持ちになった人は「凄い人」ではありますが、「良い人」という評価とは違うよな、って思わされる場面がビリヤードをやっている時にも結構あります(；´∀｀)
金払いの良い人のことを「良い人」として評価し、ホイホイくっついていく人がかなりたくさんいる。「お金の力は偉大だなぁ」といつも思いながら見ていますｗ
