1本目
「速撞きだの遅撞きだの言うけど、境界線はどこなのさ！！」と言う人がいるけれど、槍玉に挙げられる人ってのは全く境界線付近じゃないんだよ。どこに境界線が設定されようとも関係なくブッチぎってんだよ！！
という話を何度かw
SC・SB問題と同じで、頻繁に槍玉に挙げられる人ってのは「境界線が曖昧」なんていう話は関係なく完全にアウトなわけですよね。50:50に意見が割れるような話じゃない。80:20とか90:10とかでハッキリと白黒つく話。
私が速撞き・遅撞きの話をする時も、ぶっちぎっているプレイヤーを念頭に置いております。
こんな話も度々しております。遅撞きの人に「もっと速く撞け」と言うと「適当に撞けというのか！」と言い返されることがあるし、適当速撞きの人に「もっとちゃんと考えて撞け」と言うと「遅撞きになれと言うのか！」と言い返されることがあるのだけれども、なぜそうも両極端になろうとするのか。普通になれっていう話だよ、普通に。
で、今回ツッコミを入れたいのは適当速撞きプレイヤーです。
私自身が昔そうだっただけに反省もひとしおなんですけども、改めて他人事として適当速撞きプレイヤーを見ると「昔の自分は他の人からはこんな風に見えていたのか！！」と黒歴史を再確認することになって頭が痛いですね(;^ω^)
適当速撞きプレイヤーの多くは「速く撞くのが格好いい」と思っているようです。私もそうでした。
しかしそれは「結果が出ている」ことが大前提にある。結果が出ていてそれでいて撞くテンポが速ければ格好いいけれど、速いだけで球撞きが雑だったら一転して「メチャクチャ格好悪い」になる。
「相撞きや試合中」か「1人練習中」かでも評価が分かれます。
私が相撞きする場合、適当撞きの人よりも遅撞きの人の方が嫌です。
平場の相撞きや試合で相手が適当撞きだったら、勝手に自滅してくれるからラッキーです。「見ていてイメージが悪くなる」というのであれば、椅子に座って目を閉じて、見なきゃ良いだけですから。
対して遅撞きの相手はこちらの時間を搾取してくるし、肩を冷やされもするし、試合の時だと運営からの「あのテーブル、進行遅いなぁ」というプレッシャーを受けることにもなりますから（しかも自分はなんも悪くないのに）何も良いことがない。
一方で、「隣のテーブルで1人練習している人」だった場合は一転して、遅撞きはあまり気にならないけれど、適当撞きの人は本当に邪魔です。
ゴ〇ブリみたいにチョロチョロ動き回って、隣り合わせのこちらのテーブルの邪魔してくる。撞いている球はただのシバき(;^ω^)
構えてから撞くまでが早いのは良いとして、ショットをしてから次のショットに構えるまでが早すぎる。何も考えていないとしか思えない。
何がしたいのか一切分からない。ただ適当にシバいているようにしか見えない。ミスをした後も反省しているようには全く見えず、すぐに次の球をシバくだけ。
単にストレス発散がしたいの？？
としか思えない。
私はどうしてもそう感じてしまうわけですが、実は人それぞれのやり方っていうものがあるのかもしれないし、恐ろしく頭の回転が速くてしっかり考えているのかもしれない。私とはアプローチが違うだけで、彼らは彼らで正しいのかもしれない。
なので駄目だと決めつけず経過観察してみたりするわけですが、そういうプレイヤーが1年も2年も、5年も10年も全く上達せず同じようにシバいている姿を見ると「うん。だよね」と思うのみであります。
私は何がキッカケで改めたんだったっけかなぁ。覚えてないですけど、「自分がやってたのは速撞きじゃなくて単なる適当撞きだった」と気付いて改めました。
未だ改められていない人達は、何かしらのキッカケに出会えるよう、色んな経験を積まないと先が無いでしょうね、、、
2本目
度々書いている
- 「格好いい」の価値観の違い
- 「好き嫌い」と「良し悪し」は違う
という話です。
「このキュー（マイキュー）格好いいでしょう！」と見せられたキューが私からしたら全く格好良いとは思えなかったとしても、それはまぁ「人それぞれ」で終わらせられる話です。
けども（この話は先日球談義のお題に挙がったんですけども）「ラシャに穴があくほど練習した俺格好いい」とか「ブレイクで手球を大きく場外させる俺格好いい」などの価値観になりますと、「人それぞれ」とか言ってられませんよね。迷惑だからです。意味不明な価値観を振りかざして周りや店に迷惑をかける。これはもう出禁案件でありましょう。
「価値観を押し付ける」ってのも迷惑案件ですよね。「俺のフォーム、格好いいだろう!」「お前もこうした方が格好いいぞ！！」なんてのは面倒くさいことこの上ない。
1本目で書いた適当撞きなんかもそうで、本人たちは「格好いいだろう！」って言うのだけれど、全く格好いいとは思えないし。
「お前もこうすべきだ！」なんて言われても、全く真似なんてしたくないし。
さらに「速撞き格好いいだろう！」じゃなくて「速撞きをすべきなんだ!」になると、「良し悪しじゃなくて単なる好みでしょ？」って話になるし。
- 格好良くない
- 押し付けがましい
- 良し悪しじゃなくてただの趣向
トリプルパンチでどうしようもない。
ちなみに、遅撞きの人でも全く同じ主張をする人いますね。「こんだけ時間をたっぷりかけて頭を使って撞いている俺格好いい」「真剣な証拠」「頭脳派」「誰もがそうすべき」って言っている人いますから。。。
今回は分かりやすいと思われし例として適当撞きやら遅撞きやらの話をしましたが
- 本人は格好いいと思っているらしいが、周りの多くの人は格好いいと思っていない
- 本人は絶対的な良し悪しだと思っているらしいが、実際にはただの好き嫌い
こういう事例って他にもかなりたくさんあると思います。
今後ちょぃちょぃネタになるかも。
