1本目
前にもこの話はした気がしますが、うちの両親はとかく冒険心がありません。今は年老いてより一層拍車がかかっていますが、思い起こせば私が子供の頃からそうだった気がします。
なにか新しいことに挑戦する時ってのは大きなエネルギーを使うものであり、ともすれば億劫に思ってしまうものですが、それもやはり程度問題。億劫だからと新規のことに手を出すことがほぼ0%となると、さすがに冒険心が無さ過ぎだろうと思えてしまいます。
両親は、家電であったり運動用具であったりが、明らかに古くなって使い勝手が悪くなっているのに買い替えない。最新のものの良さをあれやこれやとプレゼンしてみても全く心が動かない。
新しいものを全く使う気が無いのかといえばそうではなく、私が買い与えてみると喜んで使う。「最新のものは良いね!」とか言ったりする。
父は酒が好きですが、飽きもせず毎日毎日毎日毎日全く同じ銘柄のものを飲み続ける。ビールもワインもウィスキーも日本酒も何もかも。
相当な拘りがあって他の物は受け付けないのかといえばそうではなく、私がプレゼントしてみると気に入って、以降ずっと私がプレゼントしたのと同じものを買っていたりする。
ようは「興味がないわけではないが、自分でお金を出してまで新調するほどの興味はない」「新しいことに手を出して失敗するリスクを負うよりは、勝手知ったる物の方が良い」という気持ちなわけであります。
これがまぁ他人事だと「もったいない」「新しいことに手を出せば新たな世界が開けるのに」「新しいものを買えば、もっと便利に、もっと楽しくなるのに」と言いたくなるのですが、、、
いざ自分のこととなると自分も一緒で、ビリヤード用品にも「誰かが買ってくれるなら喜んで使うけど、自分で買う気はおきない」ってものがたくさんあるし。
公式戦への出場なんかも「誰かがフィーを出してくれるなら、もうちょっと積極的に出るよ」とか言ってたりしますし(;´∀`)
金の問題とも言えるし、気持ちの問題ともいえるし、両方のバランスですね(;^ω^)
たまに「いくら持っていたら、あの道具を買うだろうか」と妄想していることがあります。
それこそ100兆円も持っていれば、ほとんど興味がないようなビリヤードの道具であっても話題作りのために買ってしまうに違いありません。100兆もあったら、どうでもいい道具を自ら開発しちゃうかもしれない(笑)
100兆は非現実的すぎるので、0円から昇順で並べて妄想をしてみます。
ビリヤード向けの5000円の臨時収入を得たら。1万円を得たら。5万円だったら。10万円だったら、、、、
と額を上げて行って妄想をするのですが、そういう妄想をしている時に、最も最後まで必要だとは感じない道具があれなんですけど。。。
その道具に拘る人も多いので、名前を挙げるのはやめておく(;・∀・)
2本目
非常事態宣言が解除されてしばらく経ち、ちょっとずつ球屋に足を運ぶようになった頃。私は「隣のテーブルの椅子に座ることも出来ないなぁ」と思っておりました。
相撞き中、自分のテーブルの席に座っていると相手プレイヤーの邪魔になってしまう時ですとか、撞き順交代の時に上手く席に戻れないような時。隣のテーブルにお客さんがいなければ隣のテーブルの椅子に座って待っているってことがあるんじゃないでしょうか。
それがこのコロナ禍では出来ない。店員さんの清掃範囲を広げてしまうことになるから。
そんなことを思いながら足を運んだ幾つかの店では実際に、他のテーブルや椅子を使わないでくださいという注意書きがありました。「やっぱりそうだよね」と思ったもんです。
そんな中、とあるお店に遊びに行った時には、隣のテーブルの椅子に座るどころか、隣のテーブルの上にキューケースや鞄を置いている人がいて「やっぱ、気が回らない人は回らないよなぁ」なんて思ったもんです。しかもそのうちの1人は他店の店員さんだったりして。。。
今のご時世の感染防止の観点から見てNGですし、そもそも前にネタにしましたけど、平時であってもビリヤードテーブルの上に鞄やキューケースを置くこと自体NGとされる場合も多いわけですから、二重に駄目っていう(;^_^A
そうそう。コロナの影響で各店かなり小まめな清掃をするようになりましたよね。もともと小まめだった店はさらに丁寧に。もともと雑だった店もマメに。
今までは全然台掃をしなかったような店もちゃんとやるようになったのを見て「コロナの影響は悪いことばかりじゃないな」なんて思ってたんですけど、某店では「台掃」というよりも完全に「テーブル除菌」って感じになってて苦笑しました。
ボトルの1/3くらい使ってるんじゃないかってくらい除菌スプレーをテーブルに吹きかけまくる。しかし、ブラシ掛けはほとんどしないっていう(;^_^A
まぁ、何もしないよりかは安心して利用できますけども、除菌だけじゃなくてテーブルの整備もちゃんとやってほしいなと思いましたね。。。
3本目
何度か書いておりますが、昔こんな出来事がありました。
歴がまだ3か月とか4カ月とかの頃だったと思います。
私は教則本を読んで学んだ「プッシュアウト」というものに興味を持ちました。
まさに本で得た知識というやつで、平場ではプッシュアウトが採用されないことも多いし、初心者初級者となったらなおのこと適用されないことが多いなんてことも知らず、「こんなルールがあるみたいだから、やってみたい」というだけの理由で興味を持ちました。
一緒にビリヤードを始めたK氏との相撞きにて「プッシュアウト採用でやってみよう!」と提案してみたのです。
ところがK氏は「なんだよプッシュアウトって。シュートアウトだろ!」と言い返してきた。
歴わずかなC級同士のしょうもない喧嘩ですw
私は本で読んだプッシュアウトという言い方しか知らなかった。K氏は誰かしら上級者から聞いたのであろうシュートアウトという言い方しか知らなかった。いかにも初級者らしい喧嘩です。
仲裁に入ってくれたのはベテランSA様。「何をこいつらはアホな喧嘩をしているんだ」という冷めた目をしながら「プッシュアウトは国際的な言い方。シュートアウトは日本での言い方」と教えてくれました。
この話で私が言いたいのは「上級者が降臨してくれないと、結論が出ない言い争いがある」ってことであります。
上記した例の時は、なんせお互いが歴3~4か月の段階ですから、両者共に知識も説得力もあったもんじゃなく、お互いに半分正しく半分間違った状態だったわけですけどもね。
今現在、私が正しいことを言っているにもかかわらず、下級者から聞く耳を持たれないことってのがしばしばあり、「誰か上級者よ。助け舟を出してくれー!」って思うことが。。。
私1人が正しいと思い込んでいるような案件ではなくて、本当の本当にSAやプロに聞いたら100%の人が「正しい」というような意見でさえ、私の説得力が無いあまり下級者から「それはおかしい」とか言われたりする。。。
自分の正当性を証明したいという思い半分、相手にちゃんと正しい知識を身に着けてもらいたいという気持ち半分で「私では相手を説得できないようだから、出でよ!上手い人!!」って思うことがある(;^_^A
意見が50:50で割れるような持論だったりするとなおさらですね。
私は意見が大きく割れるというのを把握したうえで「自分はこっちの意見を支持する」「上級者の間でも意見は割れている」という主張をしているのに、「意見が割れるわけがない」「そう考えるやつはおかしい」「100%こちらが正しい」と下級者に言われるとか、しょっちゅうある。
「出でよ、上級者!」って言いましたけど、トッププロに注意をされても「あのレベルの人でも間違ったことを言うんですねーw」とか、なお自身の正当性を主張している初級者もいましたから、誰が言っても無駄な人ってのもいますけどね。。。