鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

精神との闘い

 

1本目

 

某日某所での相撞き中の話です。


数分だけウォームアップ練習をし、相撞き開始。

 

 

・スロースタートを切ってしまった

・初めて撞く不慣れな台であり、かつ非常にコンディションが難しい

・道具のコンディションも悪く、チョーク選びをしたりタップやシャフトのメンテナンスをしたりしつつの相撞き

・しょっぱなで、全くの想定外のミスキューをしてしまいイメージが悪くなる

・2マス目でカタカタをさせ、さらにイメージが悪くなる

 

 

 

 
など、かなりの悪条件がそろった中での相撞き。やっと道具が何とかなったころには1ゲーム終わっていました。

 


道具の調整が終わった2ゲーム目からやっとフォームやストロークを「いつも通り」になるよう調整を始めたのですが、なんせコンディションが難しい。フォームの調整をしつつ、コンディション対応もしなきゃいけないので、かなりしんどい。かなり精神力を削られました。


やっとのことで、フォームもそこそこイメージが良くなり、コンディションにも対応でき始めたころ。神様は私に試練を与えました。

 


まず第1弾。近くのテーブルにいた、ザブトンを敷かずにブレイク練習をしている人が目に入ってきてしまいました。


度々書いておりますが、私は公式戦の時ならともかく、平場、特に1人練習でザブトンを敷かない人を嫌悪しております。


今回の店の場合なんぞは薄型のザブトンであることもあって、敷かない場合とほとんど差が出ないはず。敷けや!


かつ、まだ「公式戦に向けて、ザブトンを敷かない時の感覚の調整をしたい」と考えているような人なら良いんですけど、私が見かけるザブトンを敷かないプレイヤーって十中八九、公式戦がどうこういうようなレベルの人じゃないんですよね。。。なんで敷かないの??


それが気になって少し集中を乱してしまってすぐ後。試練第2弾。メッチャ咳込みながら球を撞くプレイヤーが隣の台に。。。。


このご時世、御法度じゃないですか?? もしかしたら本人はコロナじゃないことを分かっていて、単なる風邪なのかもしれませんけど、今の時期にねぇ。。。?(いや、単なる風邪でもやめろって話ですけど、、、)


私は思いっきり「この人から離れたい」「もう勝負なんてどうでも良いから、早く帰りたい」と思い始めてしまったし、逆隣りにいた一般のお客さんなんて、その咳込みプレイヤーが来てすぐに、嫌な顔して退店しましたからね。営業妨害やんけ、、、


「もしもこの人から感染したら」と想像をしてしまい、仕事のことやらなんやらを思いっきり考えてしまいましたし、「そういやこの店は検温とかなんもやってないよな」「こういう客は入店拒否にすべきなのでは?」と店の対応に不満を持ち始めてしまったし、仮に感染しなかったとしてもこういう人がいるとなると今後は球撞きに行かない方が良いのかもとかなんとか考え始めてしまって、相撞き中だってのに雑念が。。。


第2弾じゃ終わりません。第3弾。


典型的なやつです。ボールトレーからボールを一気にドガーーンとテーブル上にバラまく人登場。


これがたった15分やそこらの間に立て続けに起きたんですよ。神様のいけず!


その15分ほどは完全に集中のスイッチが切れました。フリーボールすら外す始末。


再度スイッチを入れて勝負に勝てたのは、自分で自分を褒めてあげたかった。


どの話も、一般客だってんならまだ許せますけど、全員マイキュー持ちのプレイヤーです。だからこそモヤモヤして集中を乱してしまった。「この球屋、民度低いな、、、」と。。。


相撞き中のことではないですが、帰宅前にトイレに寄ったのですが、驚いたのはサラリーマン一般客が、用を足している最中に鞄を床に置いているんですよ。トイレの床に、、、、


そして用を足し終えその鞄をつかみ、そのまま手を洗わずにトイレを出ていくそのサラリーマン。


うーん。プレイヤーだけじゃなく一般客もヤヴァイ。あの街がもう駄目なのかな。首都圏ワーストの治安の悪さと言われている街の近くだからな、、、

 

 

2本目


この間、職場の若い子達と昼ご飯を食べていた時、テレビのニュースで煽り運転についての公判の様子を流しておりました。


被告が「過去に同じことをやられた経験があり、同じことをされたらどう思うのか分かってもらいたいと思ってやった」という趣旨の発言をしておりました。


それを聞いた若い子(♀)は「やられた相手にじゃなくて、全くの他人にやり返したってことですよね?」「言い訳にすらなってないですよね。もっとまともな言い訳、考えつかなかったのかな」「こういう人って、なんというか、病気なんでしょうね」とバッサリ。


それを聞いて私が連想していたのが賭け球でした。


過去に何人もこんな人に出会いました。「自分は初級者時代に自分より上手い人から散々に賭け球でムシられたから、上達した今、自分も初級者からムシり返すのだ」と言っている人達。それどころか初級者に対して「悔しかったら上達して、同じことをやればいい」とか言っている人も。。。


これって煽り運転のと全く同じ話ですよね。やられた相手にじゃなくて、全くの他人にやり返す。病気なの?って話ですよ(笑)


私は初級者時代に散々に青臭い言動をしてしまいましたが、この点に限っては二十歳前後の若造であった私でもまともな思考をしていたようです。「賭け球で負けたのが悔しいんだったら、負けた相手にやり返すってのが筋だろう」「全くの無関係な初級者から取り返すだなんて、一体どういう神経をしているんだろう」と、昔はブログで散々に書いていた記憶があります。


上級者と賭け球をやらされて負けて悔しかったら、頑張って上手くなって勝負が出来る腕前になる。取り返そうとするのは、負けた相手からだけ。下級者とは基本スポーツ。賭け球をやることになっても超低レートで。


そういうモットーでありながら賭け球の収支をほぼ±0に出来ていた俺スゲーーって話も当時何度か書いた覚えがありますが、いま思い返してもそれは自慢に出来る気がする(笑)

 


3本目


「出来る人のアドバイスじゃないと、説得力がない」という意見と。


「出来なくても、教えるのが上手い人はいる」という意見と。


どっちも理解は出来ます。


ただ、「出来なくても、教えるのが上手い人はいる」ってのは「0%ではない」というくらいの話であって、確率は低いというのが事実であります。


「自分ではできなくても、教えるのが上手い人はいるのだ」と主張をする人がよく引き合いに出すのが「自分より上手い人に教えてはいけないとなったら、プロスポーツのコーチは成り立たないだろう」みたいなやつ。


それに対する私の意見としてはまず「プロコーチは、ちゃんとした資格を持っている。ビリヤード場での教え魔と一緒にするんじゃない」です。これはもっともな話でしょう?


もう1つは「プロスポーツの世界でも『自分で出来ないようなコーチには教わりたくない』という選手はたくさんいる」ってことです。

 


尋ねたわけでもないのにアドバイスをされることってのが度々あるわけですけども、私が過去にそうやって受けたブレイクに関してのアドバイス

 


・自分ではできない人から、それっぽく教えられる

・出来る人から、わけわからんアドバイスを受ける

 


の、どちらかしか経験したことがありませんww


まさに「説得力がない」というのと「上手い人が教えるのも上手いとは限らない」という両方のパターンを経験してしまっているわけです。


とはいえ、それらのアドバイスを無条件で否定したりはしません。私は比較的ニュートラルな感情であると思っています。「出来ない人」とか「私よりも下手な人」とか「何を言ってんのか分からない人」からのアドバイスも耳には入れます。完全にシャットアウトすることはない。


すぐに試せて、駄目だったらすぐにやめればいいようなアドバイスだったら、一応はやってみます。さほど時間を浪費しないようなアドバイスだったら、説得力がない人からのアドバイスでも聞き入れて試してみるのです。試してみた結果「無意味だった」となっても、さしたる遠回りじゃない。リスクが少ないからです。


説得力がものをいうのは、やはりその後の方向性を大きく左右するようなアドバイスですね。


その後の長きにわたって変革を迫られ、もし「役に立たない」と思っても帰ってくるのが難しいような。


そういうアドバイスは、説得力がない人からされたとなると試そうとは思えませんねぇ。