1本目
昨日からの続き。
「ミスキューの恐怖から逃れるため」という情けない理由で、革タップ装備のシャフトをブレイク練習時に使うことにした私。
採用してみた初日のこと。期待通りにミスキューの恐怖からは解放され、思い切り振れていたのは良いのですが、自分としては結構ちゃんと振れている気がするのに全然当たらないという時間が続きました。
ふと気になって樹脂タップのシャフトにしてみると、途端に馬鹿当たり。その理由は恐らく革だ樹脂だってのは関係なく、シャフトの重さの問題(笑)
革タップが装備されているシャフトの方が太く重い。確か前に計測した時には10gくらい違った気がする。結構な差です。
太さや重さ、それに伴うバランスの変化なんていうものは持った瞬間に分かりましたけど、よもやあそこまで当たりに差が出るとは思いませんでした。
2日目以降は「革タップの方のシャフトは重め」ということを意識しながら撞きましたら、そこまで当たり方に差が出なくなりました。慣れの差、意識の差ってのは大きいですね。
2本目
ここ2週間はかなり撞きこんでいるのですが、諸般の事情により毎回違う店に行っています。
そうなりますと、しばしばネタにしている通りなのですが、好不調の原因がどこにあるのかが、どうも考察しづらいなと感じます。
とある特定の2日間を切り出してみますと、1日目は平撞きブレイクが全然当たらず、レールブレイクは良く当たりました。2日目は真逆で、平撞きブレイクが良く当たり、レールブレイクが全く当たりませんでした。
平撞きブレイクは低めのテーブルの方が得意で、レールブレイクは高めのテーブルの方が得意だと思っている私。1日目は高めで2日目は低めだったので「見事に得意不得意が出てるなぁ」と思いました。1日目と2日目の当たり方の差を「テーブルの高さの差」だと考察したわけです。
しかしそれは本当なのでしょうか。テーブルの高さのせいなんでしょうか。2日連続で同じ店の同じテーブルで撞いていても、もしかしたら好不調の差が出ていたかもしれない。テーブルの高さの差が原因なのかもしれないし、別の所に原因があるのかもしれない。異なる要素が多すぎると、原因考察が非常に難しいです。
行く店が毎回違うどころか、置きキューをしている店に行った時などは、使うキューすら違います。つけているタップもキューの種類も、重さもバランスもグリップの太さも全く違うキューを使う。
それで好不調があっても、正しい原因考察なんて出来やしない。
色んなキューや色んなコンディションに対応するという技術は追々必要になってくるとは思いますが、まずはいつもの台でいつものキューを使って練習して地固めをすることから始めないと駄目ですよね。基礎がなってないのにいきなり発展を求めては駄目。
そんなことは昔から分かってるんですけど、なかなか実行に移せないんですよねぇ。
3本目
革タップでブレイクをすると、本当にミスキューの恐怖から解放されます。
プレッシャーのかかる場面でロングドローなんかをする際に、お守りチョークであるカムイチョークを取り出してくるのと同じですね。下手だから自信がない。メンタルがやられる。そのメンタルを道具にフォローしてもらうっていう。
後日ネタにする予定ですが、「下手だからこその道具頼り」ってのと「さらなる高みに登るために道具に拘る」ってのは似て非なるものだよなぁと思います。
それはさておき、久しぶりに革タップでブレイクをしていて思ったのは「やっぱ革タップだとラシャにつく跡が目立たないなぁ」ってことでした。
キュー先をラシャに擦ることでつく跡。樹脂タップだとやはり抉るような跡がつきますからねぇ。練習時にはロングザブトンで保護したいところ。
革タップであれば、擦ってしまってもあんまり跡はつきません。
ラシャの保護のためという名目でも、革タップでのブレイクは良いかなーなんて思いましたとさ。