鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

水平出し その1

度々ネタにしております通り、私は球を始めたばかりの頃からオープンブリッジ主体で撞いてきたために、オープンブリッジに慣れております。


今現在オープンブリッジで撞くことが多い理由として最も大きいのが「慣れているから」であり、「クローズドよりもオープンの方が良いから」と思っているわけではないです。


オープンでばかり撞いてきて、オープンのことしか知らないから「クローズドと比較しての長所短所」ってものが分からないのです。


それと全く同じことが言えるなーと思ったのが「水平出し」に関してです。

 

 


少々前の話ですが、こんなツイートをいたしました。

 


 

 (後日ネタにするって、5か月以上先かーいw 思い立ってからブログネタになるまでの期間がいかに長いかが良く分かりますね)

 

 

この件に関してまず反省したのは、またしても「ツイッターのフォロワー層とブログ読者層は別」ってのを失念していたこと。


「レストが異様に長い」「意識せずとも勝手にキューが水平に出る」という私の特徴を何度もブログネタにしているので、ブログ読者様の多くは頭の片隅にあるんじゃないかと思います。え、無い?自意識過剰??


このツイートも、見ている人が私のキュー出しがだいぶ水平に近いということを分かっているという前提で「私は水平出しをするけれど、とはいえそうする意味が分かってないんだよなー」というつもりで投稿したんです。


ところが、ご指摘をいただいてしまった。どうやらその人は私が角度のついたキュー出しをしており、それを直す必要なんて無いと主張しているものだと勘違いしたらしい。


ツイートと共に載せた動画も「意識的に水平に出している」「『こんなキュー出しする必要あるの?』と主張しているのだ」と思ったらしい。いやいや。あれ私のデフォルトですわ。

 

 

繰り返しですが、私が上の撞点を撞いてコロコロ~~と転がす時のストロークはこんなんです。

 

 

www.youtube.com

 

だいぶ水平に近いですよね。

 


私が初級者だった頃、身近に水平出し論者の上級者が2人いました。


とにかく強い口調で「水平に長く出すべし」と言われました。


私は「そうなんだ!!」と鵜呑みにしました。わけも分からず、2人の言う通りに「水平に長くキューを出す」と意識しながら練習をしました。


その結果、水平に撞くことの長所ってのが分からなくなりました。


なぜなら、私は上級者から言われたことを鵜呑みにし、初級者の頃からずっと水平に近いキュー出しをしてきたため、水平出ししか知らないからです。比較対象がありません。初級者の頃からのデフォルトが水平出しなのです。


「水平出しをしなきゃいけない」という先入観にもとづいて、水平に出すことを目的としてストロークを構築してきたため、「なんのために水平に出すのか」という部分がスッポリ抜け落ちているのです。


おかげで「この撞き方の何が良いのだろうか?」と疑問に思うこと多々。


まさに「始めからやっていたことの長所は分からん」という状態です。

 


「キューは出来る限り水平に出すべし!!」っていう声は、今でもよく聞きます。


初級者が「自分のキュー出しは角度がついちゃってるから、もっと水平に出さなきゃ!」とか言っているのも耳にします。上級者が下級者に「もっと水平に出せ!」と言っている場面にも出くわします。


けど私は、彼らが何故水平出しを求めるのか。彼らが水平に撞けるようになったら何が良くなるのか。それが分からんのであります。


もちろん、「それは明らかにキューが立ちすぎ!」と感じる人は稀にいます。私自身「もうちょっとキューに角度がつかないようにキューを出した方が良いですよ」とアドバイスをすることもあります。


キューが立ち過ぎておりますとキューのパワーが手球に伝わりづらいですし、トビやカーブが無駄に出てしまうので良いことではないでしょう。


ただ「キュー出しに角度がついちゃってるから、もっと水平に出さなきゃ!!」と言い、ストロークの改善をしようとしている人の過半数は「別にそれ以上直す必要はないんじゃない?」って感じる程度のキューの角度なんです。


確かに水平ではない。が、立ちすぎと言うほどキューが立ってしまっているわけでもない。私の基準からすると許容範囲。


苦労してまで、よりいっそう水平にすることに何か意味があるんだろうか?と考えるのですが、結論は出ないのです。水平に出すことのメリットってのがイマイチ分かっていないから。

 


つづく(続きはちょっと間があくかも)