実は2週間ぶりのブログ更新作業だったりします。ここ2週間は、予約投稿しておいたネタが勝手に更新されてただけです。日々何が更新されてるのか全く把握していないので、他人事でしたw
予約投稿しておいたストックがそろそろ切れそうなのでこうして再び更新作業に取り掛かっているのですが、ちと時間が足らん日々。なんとか滞らせないようにせねば、、、
と思いながらの2本立て。
1本目
只思うがままに食べ物の話をするネタです。
苦手な食べ物の話をした時に「それは、本当に美味しいのを食べことがないからですよー」とか言ってくる人、たまにいません?
苦手だって言ってんのにそう言われるとイラッとするもんですが、しばしば「確かに、今まで食べたものがまずかっただけで、美味しいのを食べたら好きになった!」ってことはあるし、私自身が他人に「美味しいものを食べていないだけ」って言いたくなることもあります。
ラーメンって国民食だなんて言われることもありますけど、食べない人は全く食べないですよね。
私の周りにも、ラーメンはカップラーメンとか日高屋のようなチェーン店や町中華、はたまたイベントやレジャー施設のような所でしか食べたことが無いっていう人、結構います。専門店に行ったことがほとんどない(または全くない)って人がいる。
その程度しか食べたことが無いのに「ラーメンはそんなに好きじゃない」みたいに言われたら、ラーメン好きだったら言いたくなりますよね。「本当に美味しいのを食べたことがないからですよ」ってw
「ラーメン」なんていう括りは「積層タップ」と同じくらい物凄く広い括りでありますからして、1つ2つ試してみたところで全部分かった気になるのは間違いであります。
私だったら、色んなスタイルのラーメン専門店を6つ7つオススメしてみて「これを全部食べてみて、1つも美味しいと思わなかったら『ラーメンは好きじゃない』と言ってもよろしい」って言うと思いますw
ラーメンはほんとに幅広いですからね。どっかには好きな味があると思うのだ。
余談ですが(今回のネタはほとんどが余談ですけど)たまに見かける「『醤油・塩・味噌・とんこつ』のどれが好き?」みたいな問いにツッコミたくなることありません?
あまりにアバウト過ぎるし、特に最後の「とんこつ」っていう括りはなんなんだよっていう。
タップでたとえれば「『単層・ファイバー系・積層・豚革』のどれが好き?」って聞いているようなもんですよ。最後だけ括り方が違うがなっていう。
続きまして、うどんの話。
ラーメンにご当地ラーメンがあるように、うどんにもご当地うどんがあり。
やはり知名度が最も高いのは讃岐うどんでしょう。ほうとうとか味噌煮込みうどんとかは、ご当地うどんの括りに入るのかな??
博多うどん、水沢うどん、稲庭うどん、吉田うどん、武蔵野うどん、川幅うどん、ひもかわうどん、氷見うどん、伊勢うどん、皿うどん、、、、こんなもんですかね。私が食べたことがあるのは。
で、肝心の讃岐うどんがですね。私はつい最近まであまり好きじゃなかったんです。都内の有名店には結構行ってみたし、本場香川でも食べてみた。けど好きになれなかった。
何故好きになれなかったのかが分かりました。私がどの店に行っても釜玉を頼んでいたせいでした。
讃岐うどんの店って、どの店でも釜玉を推してません?東京のなんちゃって讃岐うどんの店だけかと思いきや、本場でも釜玉推しだった(私が行った店がたまたまかもしれませんが)オススメに従って私はいつも釜玉を頼んでいたのですが、それがミスチョイスだったらしい。
うちの近所に讃岐うどんの店が出来まして、せっかくだから行ってみようと思い、口コミを見たら「もり」が推されてたのです。茹でたうどんを冷水で〆て盛っただけ。そこに出汁醤油をかけて食べる、麺の味をそのまま味わえる食べ方です。
それがね。とっても美味しかったわけです。
そのお店に何度か通う中で、釜玉も頼んでみました。やっぱり好きじゃなかったです。
ようは私は「讃岐うどんが好きじゃない」じゃなくて「釜あげうどんが好きじゃない」だったんですね。
思えば、蕎麦も私はもっぱら「もり」です。つゆに浸った「かけ」は蕎麦の風味が味わないし、触感も柔くなるので好きじゃない。
つけ麺も「あつもり」が好きじゃない。
私は冷水で締めたプリッとした麺が好きなようです。
例その3。寿司です。
子どもの頃は子供らしく、カッパとカンピョウとギョクしか食べられませんでした。魚が苦手だったのです。
それがある時、高級な中トロを食べさせてもらったら非常に美味しくて、それからしばらくは中トロばっかり食べてました(親に金を使わせてしまいましたね。さーせんw)
中トロから始まって、今は魚はほぼほぼ満遍なく食べます。むしろ近年は中トロをあんまり食べないな。もっと大衆的なネタの方が好みになってきています。
高級なネタを食べさせてもらって目覚めてからは、安価なネタも美味しく食べられるようになったっていうパターンですね。
最初から好きだった食べ物の場合は、一度美味しいものを食べちゃうと安いものが食べられなくなってしまうことがありますが、苦手だった物の場合は、一度美味しいものを食べたことで、安いものをひっくるめて全体が好きになるってことも少なくない気がします。
その4。ビールの話。
お酒を飲み始めた頃、ビールが好きではありませんでした。
しかし、飲み会の飲み物といえばやっぱりビールだったし、自分自身「ビールを飲めるのが大人」っていうイメージがあり、ビールを飲めないのは格好悪いという意識がありました。
一般的にはビールが苦手な人は「ビール苦手なので」と他のお酒を頼もうとするのでしょうが、私は苦手を克服しようとしたわけであります。
コンビニやスーパーで色んな銘柄のビールを買って飲んでみました。どれを飲んでも「やっぱりビールは美味しくないなぁ」と思っていた中、「これ美味しい!」と思ったのがバドワイザーでした。
そうして「ビール好き」ではなく「バドワイザー好き」としてスタートし、初期はバドワイザーばっかり飲んでいたのですが、段々と他の銘柄のビールを美味しく飲めるようになってきました。ビール自体に慣れてきたのでしょう。
苦手を克服しようという気持ちが無かったら。バドワイザーに出会わなければ。私は今もビール嫌いだったかもしれません。
バドワイザー、今は全く飲みませんw 今となってはバドワイザーは薄すぎて全く物足りない。でもその薄さがビール初心者には良かったのでしょうね。
ここ何年かで、にわかにクラフトビールがブームになってきております。コンビニでも複数のクラフトビールが置かれるようになってきましたよね。
クラフトビールは地ビールであり、これといった明確な定義があるわけじゃないです。少数生産のビールってことで、国内の場合は、アサヒ、サントリー、キリン、サッポロ、オリオン以外のメーカーが作ってりゃクラフトビールってことになるはず。よなよなも微妙に少数生産ではないような感じになってきていますが、、、
イメージ的には地酒のビール版みたいなもんでしょうかね。
(昔からのビール好きの方の中には「地ビールなんて不味くて飲めたもんじゃない」っていうイメージを持っている方がいるかもしれませんが、確かに昔は美味しくないのが多かったです。けど近年は進化しましたよ。たぶん「地ビール」のイメージが悪いから「クラフトビール」の方を使うようにしたんじゃないかなw)
で、地酒が物凄い種類があるのと同じで、クラフトビールも物凄い種類がある。
クラフトビール好きとして悲しいのは、興味本位で「クラフトビール飲んでみようかな」と飲んでみた人が、1本飲んだだけで「好きじゃない」「自分はクラフトビールが好きではないようです」みたいな感想を持ってしまった時ですね。
しかも、その飲んだ1本ってのが「それ不味いわ」「私もそれ嫌いだわ」「なんでそれ選んじゃったの!!」みたいな時だとなおさら(;´∀`)
私がたまにビールの買い出しに行くクラフトビール専門店は、恐らく国内最大の品ぞろえで1500種類ほどのクラフトビールが置いてあります(今はもっと増えたとか)
そのうちの1本を飲んで好きじゃなかったからって、残りの1499本を否定するってのはおかしな話じゃないですか。
「クラフトビール」ってのは「ラーメン」と同じくデカイくくりです。コンビニで売られてたカップラーメンを1つ食べてみて「ラーメンが好きじゃない」って言ってるようなもんですよ。
クラフトビールの良さは「個性」です。「クラフトビール」という単一規格があるわけじゃない。多種多様なテイストがあるのが良いのです。
そういう意味で、色んな方面に手を出したがる私に向いているんでしょうね。そして「これ!」という1個を決めたがる人には向かないのかもしれない。
クラフトビールの場合は、20本くらいかなぁ。おすすめはw それを全部飲んでみてなお「好きじゃない」と言われたら諦めます。
ワインの場合はですね(以下略
今回のネタを書くキッカケになった出来事が2つあります。
1つは、とある単層タップ愛好家が興味本位で初めて積層タップを使ってみたらしいんですけど、たった1つのたった1つの硬度のタップを使っただけで「自分には合わない」「積層タップはダメだ」って言ってたことです。
昔の自分も同じでした。とあるメーカーの積層タップが好きではなかったというだけで「積層タップは苦手」と、すべての積層タップにNGを出しておりました。しかしある時たまたまの出会いで使った積層タップが非常に好みに合い、そっからは積層一辺倒に。
上記した単層タップ愛好家だって、色んな積層タップを使ってみたら、どこかで運命の出会いがあるかもしれません。
一度積層タップの見方が変わると、以前は合わないと思っていたタップすら好みに合うようになってくること、普通にあると思います。
もう1つの例が、ハイテクシャフトです。
とあるノーマルシャフト愛好家さんが、やはりハイテクは気になるらしく、何年か前に一度とあるハイテクシャフトを買って使ってみたことがあったらしい。しかし合わなかった。
それ以前は使いもせずハイテクシャフトを食わず嫌いしていたけれど、その時は実際に使ってみてダメだった。だからそれまで以上に「ハイテクシャフトは合わない」と思うようになったそうな。
しかし昨年、たまたま使った別種のハイテクシャフトが物凄くしっくり来て今までよりもフィーリング良く球が撞けるようになり、「今はもうノーマルじゃ撞けない」とまで思うようになったとか。
その方曰く「『ハイテクシャフト』なんてデカイくくりで見ていたのが間違いだった」とのこと。
それは本当にそう思います。
私はハイテク愛好家ですが、ハイテクなら何でも良いっていうわけじゃないですからね。好みに合わないハイテクシャフトだってたくさんある。
どれもこれも、括りがデカすぎなわけですよね。
血液型で人間を4種類に分けるかのような。出身校が同じというだけで何千何万という人を同一視するかのような。男らしさ女らしさを決めつけるかのような。国籍だけで何億もの人を同じに見てしまうような。そういう雑な分け方。
何十何百とある中の2つ3つ程度を試しただけで全体を判断しようとするのはやめましょうっていう話でした。
「それは、本当に自分に合う物に出会ってないからですよー」って話ですね(笑)
ちなみに、本当に自分に合う物に会った時にビビビッとくるのは、ニュートラルな気持ちで接しているからだと思います。
たとえばシャフトの話で言えば、「自分は長年ノーマルを愛用していたけど、もしかしたら自分に合うハイテクもあるのかもしれない」という気持ちでいる人であればこそ、自分に合う一本に出会った時にはビビビッと来る。
一方で「ハイテクなんて駄目だ」「自分はハイテクを絶対に認めない」という姿勢の人は、最初っから否定する気持ちでハイテクを使うでしょうからね。ビビビッとくることが無いんじゃないかなぁ。きっと来たら来たで、言い分を変えて結局は否定するんでしょうね。もう引っ込みがつかない状態だ。
「ハイテクの方が結果を出せるのは分かっている。しかし私が求めているのは結果じゃないんだ!!」って言っている人もいるし。あぁなったらもう、合う合わないの判断基準が違っちゃってますからねぇ。
余談その1
食べ物の好き嫌いの話をしていて、今までで一番怖かったのは、スピリチュアルな話をされて、神様がなんたらかんたらと言われた挙句に「ほら。(嫌いなものも)食べられるような気になってきたでしょう?(満面の笑み)」って言われた時ですね。
怖い。。。。
余談その2
私はビールが好きですが、しかし全てのビールが好きなわけじゃないです。
私がビール好きだとご存知の方からビールのプレゼントをいただくことがしばしばあるのですが、「あまり好きじゃない」くらいのビールだったら喜んでいただきます。
しかし「嫌い」「これは飲めない」っていうものをもらうこともしばしばありましてね。。。
ビールを飲まない人が「鈴木さんビール好きだからオーソドックスなのだとつまらないって思われそう」「これ変わってるからこれにしよう!」みたいに選んだのは大体ハズレです。勘弁してください。いただいておきながら贅沢な注文ですが、、、、
原材料が麦とホップだけの物ならまずハズレません。
フルーツとか入れちゃってるのはハズレである可能性がかなり高い。
2本目
私のメインキューにはトラッドEX-Mが、サブキューにはHIRANOのHがついております。
トラッドは二層、HIRANOは四層のタップです。10枚以上の積層もあるなか、2枚と4枚は少なめでありましょう。
ある時「二層のタップって、あんまり『積層』っていう感じがしないよなー」と思いました。性能とか打感とかの話じゃなくて、単純に2層しかないので数の関係で「積」って感じがしないっていうだけの話です。
そんな話をしましたら「二層タップは、単層のフィーリングを保ったまま製品のバラつきを減らすというのがコンセプトですから、私の中では単層タップの扱いです」と言った人がいました。
それに対し「『単層』ってのは『単』だから単層なんだよ。日本語分かってんのか」「二枚でも、複数だから積層だ」と言った人もいましたw
言葉の定義なのか、使い心地での定義なのか、両者で観点が違うんですよね。
よもやそんな話の広がりを見せるとは思わず、最初に問題提起をした私は「どっちでもいーやw」という結論になって終わりました(笑)