鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

器なのか真剣度なのか

2本立て

 

 

1本目

 


ある日、車を運転していた時のこと。


人を迎えに行く途中だったのですが、だいぶ余裕を持って出たのでのんびりモード。


そんな折に、前方で横断歩道でもなんでもない所(渡っちゃいけない所)をサラリーマンが横断しているのが見えたため、私は軽くブレーキをかけました。歩行者が横断を終えたあと、そのまま何事も無かったかのように車を進める私。


運転をしながら「さっきみたいなの、K氏やO氏だったらキレてるんだろうなぁ」と思いました。


運転中、やたらと短気な人っていますでしょう。歩行者にも他の車にも、誰に対してもちょっとしたことで悪態をつくような。K氏やO氏はそのタイプなので、進路を邪魔されたらキレてるに違いないのです。


「単に自分がブレーキをちょぃっと踏めば良いだけなのにねぇ」とキレやすい人たちのことを小ばかにした後にふと。


「とはいえ、自分も急いでいる時だったら、進路を妨害するかのようにチンタラ走る車にはイラつくしなぁ」「横断している歩行者も『急いでいる時』『その歩行者のせいで目の前の信号が赤になってしまった』という条件がついたら、私も悪態をつくかもしれないなぁ」と思ったのです。


余裕がある時にまで短気な人ってのは本物の短気ですし、余裕がなく追い詰められた時であっても平静でいられる人は本物の大人。


他方で、平時なら平静だけど余裕が無い時には気が短くなってしまうっていう人は少なくなく、それが普通だと思うんです。

 

 

ビリヤードプレイヤーにとっては「緊張」が一番分かりやすい例かもしれませんね。

 

遊びで撞いている時には緊張しませんよね。それはメンタルが強いから?真剣じゃないからですよね。

 

大事な試合では緊張しますよね。それはメンタルが弱いから?それだけ真面目に撞いているからでしょう。

 

ある人が「この場は遊び」と認識している場で別の誰かが緊張していたとしたら。それはメンタルが弱い??緊張している人は、それだけ真面目に撞いているっていう話なのでは。

 

ある人がガチガチに緊張している場で、他の誰かが全くチビらず球を撞いていたら、それはメンタルの強い人??もしかしたら単に、勝ち気がないだけかもしれません。

 

同じ場で撞いているからと言って、自分と相手が同じ気持ちで球を撞いているとは限りません。同じだけのプレッシャーがかかっているとは言えない。球撞きへの熱量が自分と他人では違うはず。

 

 


さて。今回のお題目は2つです。


・キレやすさは勝ち負けに関係するのだろうか

・短気に見える人は短気なだけなのか真剣度が高いのか。気が長いように見える人は器が大きいのか不真面目なのか。そこの線引きは?


この2つです。


先日、こんなツイートをしました。

 


コメントをいただいたんですが、ちょっと私が意図した趣旨とズレたコメントだったので、スルーしちゃってます。すみません(;´∀`)

 

 


昔は「フロックやめろ!」っていうネタを頻繁に書いていました。


そして近年は「昔はフロックを目の敵にしていたが、今は改善されたのだ」っていうネタを頻繁に書いていますw


なにはともあれ、丸くなったと言うか成長したというかで、今はあまり相手のフロックを気にしなくなりました。


正直、そのことがプレイヤーとしての勝ち負けにどういう影響を与えているのかは分かりません。


「考え方が成長したな」とは思いますが、そのことで勝率が上がっただとか、そういう実感は特にないです。「影響があった」とも「影響がなかった」とも、どちらとも言えない。


私がフロックを気にしなくなったのには「成長と共に自然と気にならなくなった」というのもあるし「気にしないように意識の改善を進めた結果」というのもあります。両方ある。


意識して「フロックを気にしないようにしよう」と思った理由は「格好悪いから」です。それ以外の何物でもない。


昔は「フロックやめろ!」と頻繁にブログに書いていたわけですが、共感を得たいという気持ちはあれども、自分の行いが格好悪いことだという自覚もあったわけです。相手のフロックを目の敵にし、時には相手のフロックで負けたのだと言い訳もしちゃう。そんな自分が格好悪いと思っていたから「意識を変えねば!!」と思ったわけです。


で、今はだいぶ成長出来たわけですけども、この間のカーリートーナメントにて「あまりにも相手のフロックを気にしなさすぎだな」と思ったんです。試合中に考えてしまっていたブログネタの1つがこれ。


ほんとね。0なんですよ。相手がフロックを出し、それが相手のフロックであるという認識はしているし、相手も「すみません」と謝ってきている。しかしそれを気にする気持ちが全くの0。建前でも格好つけでも演技でもなんでもなく、本音の本音で「いえいえ」と謝ってきた相手に返していた。


「昔は100だったのが、今は50くらいまで減らせた」とかじゃないんです。0なんです。さすがに0はおかしくないか?と。


フロックで渋く残され、相手に謝られたけども、私的には「なんら問題ない」「クリアできる配置」と判断していたっていう局面もありました。この間ネタにした球クッションなんかがその例です。相手のラッキーで渋く残ったけれど、充分にクリアできると思っていた場合だったら相手のラッキーを気にする気持ちが0でもおかしくないかなと思います。


しかし、処理できるかどうかが危ぶまれる渋残しをされたとか、フロックインという直接的なフロックを出されたとか、そういう時にまで全くの0だったんです。


それは「器が大きい」とかじゃなくて、勝負を舐めてる、相手を舐めてる、真剣になっていない。そういった要素が入ってきちゃっているんじゃ?と。


舐めている自覚は無いです。意図して「どうでもいいわー」っていう球は撞いてない。


ただ「公式戦に出ていた時のような真剣度で撞いているか」と聞かれたら、NOです。そこまで真剣にはなっていない。それを「舐めている」のだと言うのだとしたら、舐めていたってことになる。

 


また別の日。昔からの知り合いであり、キレキャラとして有名なA級さんの球を近くで見ていて「相変わらず切れてるなー」と思っていました。


昔よりは丸くなったと思いますが、自分のミスにも相手のフロックにもイラついている表情を隠せない。けっして暴言を吐くとか舌打ちやらキュードンやらを多発させるわけではないですが、表情であったり口数であったりから、イラ立っているのがありありと分かる人です。


長年の付き合いから、それが演技やパフォーマンスではなく、本当にイラ立っているのだと分かっております。


パッと考えると「短気」「器が小さい」などという評価になってしまうんじゃないかと思うんですが、別の見方をすれば「その人はそれだけ真剣に勝負に臨んでいるのだ」とも言えるんじゃないでしょうか。


実際その人は本当に真面目です。とにかく球撞きに対して真摯(球撞き外でも真面目)


そして球撞きを離れたら、全くキレキャラではありません。全く短気ではない。キレやすいのは球を撞いている時だけ。


んなもんだから、私の何十倍も何百倍も真面目に撞いているし、真剣だし、負けず嫌いで勝負にこだわっているからこそキレてしまうんじゃないだろうかと思ったわけです。


私の常識では推し量れないくらいの真剣度だから、その分フラストレーションも溜まってしまうのではないか、と。


私が何十倍もの真剣度で球を撞いたら、どうなんだろうか、、、、、、想像出来ません。全く想像できない。


もうちょっと具体的に想像してみました。


「勝ちたい」と思って出た試合。それこそ、家族や一般の友人知人が見に来たりなんかしちゃった試合で、たまたま良いところまで勝ち進んじゃったりして。その先で勝ちが見えていたにも関わらず相手にフロックを出されて負けたとしたら、やはり私はイラッとしてしまうと思うんです。それは想像が出来る。


そのキレキャラの人は、常にそういうメンタルで球を撞いているのかもしれない。平場だろうが関係なく、常に全力で勝ちに行っているからこそキレてしまうのかもしれない。


私が相手のフロックを全く気にしなかったのは、器が大きくなったのか不真面目だったのか。


すぐにキレるあの人は、短気なのか超真面目なのか。


どこからが短気なのか。どこからが真面目でどこからが不真面目なのか。


分かりませんねぇ。

 

そしてまた、そのキレキャラA級さんはとても上手い。戦績も出している。


となると「キレやすいかどうかなんてのは、勝負に特に関係してこないんじゃ?」って思えますね。


「あの人は上手いけど、キレやすいのが欠点だよね」っていうように、他人からの評価を下げてしまう原因にはなると思います。ただ、勝ち負けに関係してくるとは言い切れないんじゃなかろうか。


だから私も「格好悪いからやめたい」という理由でフロックを気にしないように意識したわけです。別に勝ち負けの観点ではない。


と、「勝ち負けには特に関係しない」ってことをあたかも一般論であるかのように書いてますが、そういうわけではないです。あくまでもその人や私がそうだっていう話。


「フロックを気にするだとかキレるだとかはダメなこと」「キレることでメンタルは崩れ、結果が悪くなる」「得は何もない」と聞かされることが多いので「そうとも限らないぞ?」と言いたいのです。


「人による」と言いたい。


キレることでメンタルがガタガタになってしまう人もいるし、瞬間的にキレることで後に尾を引かないようにする人もいるし、人それぞれのメンタルの作り方次第だと思うんです。


なので一般論は無いんじゃないでしょうかね。

 


私は色んな店に足を運びますゆえ、色んなプレイヤーを目にします。ビリヤードに対する熱量も人それぞれ。


レジャー派の人もいるし、「昔は真面目だったけれど、今は惰性で撞いている」っていうA級もたくさんいる。


そういう人達の一部には「たかだかビリヤード」「何をそんなに真剣になっているのか」と言ってくる人たちがいるわけです。ビリヤードに対して熱くなることを否定してくる人達。


そんな人たちが「フロックなんて気にしない」とか「周りのことが気になっちゃうだなんてww」とか言ってても「そりゃお前らが真剣にやってないからだろ」としか思えないわけです。


また、そこそこ真剣にやっている人の中にも「相手のフロックを気にしない俺格好いい」と言いたいがために「自分はフロックなんて気にしません」と口にする人がいる。当然、ただの格好つけなので、実際にはフロックを出されたら影響されまくってるっていうね。


某氏なんかはその典型例だw 聞こえがいい、格好いいと思われるであろう発言ばっかりするっていう。


そういう人を多く見てきたせいで、どうも他人から「フロックなんて気にしない」「周りのことなんて気にしない」と言われた場合「単に不真面目だからなのでは?」「ただの格好つけ発言では?」っていう目線を向けてしまう私。ひねくれてしまいました。でも、実際にそういう人は多いと思うんだよなぁ。


だからこそ、先日のハウストーナメントで相手のフロックを全く気にしなかった自分自身のことも、とてもじゃないが「優れたメンタルである」とは思えず「不真面目なだけでは」と疑ってしまったのです。

 

 

2本目

 

皆様は腕時計をしますか?


スーツに身を包む皆様は恐らく誰もが腕時計をしていると思いますが、それ以外の人、特に若い方々は今や腕時計をしない人も多いですよね。


では腕時計をする皆様。球撞きの時にも腕時計をしてますか??


ってことで、せっかくなのでアンケートを取ってみました。


 

なんなの、この等分っぷりww


びっくりですよ。こんなにも綺麗に割れるだなんて。


コメント欄でも書いてますが、もうちょっと細かいアンケートが取りたかったなと思っています。


たとえば「普段からしていない」っていう人も「球撞きに行く時にはして行かない」なのか、それとも本当に常にしていないのか。常にしていない人となると、学生さんはともかく、社会人だとどういう職業の人かな?と色々気になったりして。


私は仕事じゃない時は腕時計していないことが多かったんですが、近年は常にしてます。仕事の時は昔から常にしてます。そして、球撞きに行く時は球屋に行ってから腕時計を外します。


で、外す理由が大きく分けて2つありまして、1つは単純に「邪魔」ということ。もう1つは「腕時計を傷つけちゃう」です。


小ぶりで締め付けが緩く、かつ安物の腕時計だった場合などは、つけっぱなしで撞いていることも多いです。


他方で、大きくて重い時計(私が持っている中ではGショック)だと、重さが気になってしまうのでダメで。


重さが気にならない程度の物でも、私は左腕を捻転させるように構えるので、その際に締め付けが気になってしまうものは駄目だし。


また下の方で書いてますが、私は長袖Yシャツで球を撞く時に左側の袖のボタンを外すので、ヒラヒラした袖が腕時計に引っかかる感覚も嫌です。


で、もう1つの理由。高級時計をしている時は、時計を傷つけちゃうのが怖くて嫌。


テーブルの周りをクルクル回っている時とか、ちょうど手首がテーブルの高さくらいにくるので、その付近をブツけてしまうことが結構多いです。


以前に某店の店員さんが、勤務中に腕時計の竜頭が無い事に気づいて探してたら、テーブルに挟まってたってことがありました。ブツかった時に引っかかって外れてしまったらしい。


そんな事態になったら困る。。。


そのように気になる点がいくつかあり、逆に腕時計をつけておくメリットは特にない。なので外すことが多いです。

 

で、「つけっぱなし」という方々にしても「気にならないからつけたまんま」っていう人もいるだろうし、何かしら理由があってつけっぱなしの人もいるはずで。そこんとこも聞いてみたかったわけです。


たぶん「気にならないからつけたまんま」って人が多いと思うんですけど、「腕時計をつけて球を撞いているというルックスが好きだからつけている」と格好を気にしている人もチラホラいらっしゃいますし、とあるプロは「重めの腕時計をすることで、ブリッジを安定させている」などと実用的な理由を挙げておられましたし。そこら辺の事も聞いてみたかったですね。

 


さて。話は腕時計から離れまして。


長袖Yシャツを着て球を撞いた経験がある人は多いと思います。


仕事の合間や仕事帰りにスーツのまんま球撞きに行く人は、普段からYシャツで撞いているでしょうし。


公式戦に出る時に、ドレスコードの関係で着るっていう人もいるでしょうし。


長袖Yシャツで球を撞く時、袖のボタンはどうしてます?


私は右腕(撞き手)側のボタンは締め、左手のボタンは外しています。


左手のボタンを外す理由はと言えば、私はブリッジを組むにあたって左腕を結構捻転させるので、ボタンを締めっぱなしだと手首周りに違和感を覚えてしまうというのが理由です。


一方の右手は、捻転させませんので締めていても気にならないし、外しているとストローク動作の際にバタバタして邪魔なので締めておく。


そんなわけで、右腕は締め、左腕のボタンはあけております。

 

で、とある日の事。


球を撞いておりましたら、視界の中でYシャツの袖が揺れておりました。


最初「腕が震えているのか」「なんでそんなに緊張してるんだろ?」と考え始めてしまったのですが、すぐに「ん?エアコンの風が当たっているだけかも?」と気づきました。


次に袖の揺れが気になった時に、一度構えを解いて確認してみたら、案の定エアコンの風のせいでした。


公式戦に出た時に、寒さゆえの震えを緊張での震えと勘違いしてさらに緊張してしまったってな話をしましたけど、同じような状態に陥ってしまうところでした。プラセボ怖い。


今回の件により「やっぱエアコンには風防をつけてほしいよなぁ」と思いました。直接風が当たると、今回みたいなことがありますからね。


「でも今回の店は袖が揺れるのが気になったくらいで、風が目に当たってコンタクトが乾いてしまうようなことは無かったなー」「あの店はしんどかったなー」と連想。


過去に1店舗だけですが、暖房の風が直接顔に当たってきて目が乾き、とてもじゃないがまともに球を撞ける状態ではない店があったのです。


暖かい空気は上に上がりますゆえ、暖房の場合は下から温めなきゃいけないのは分かるんですけども、、、


そう考えると、天井に設置するタイプのエアコンは欠点がありますねぇ。

 

 

今度はシャツ繋がりで。

 

東日本千葉に出た際、シャツガーターを買いまして、シャツガーターの事を調べていたら「ビリヤードをやっている方ならよく見かけると思いますが」という記述を見かけて「えっ!?」って思ったという話をブログに書きました。今までに1人しか見たことがないぞ、とも。


しかし、ふとしたことで昔の映像を見ていたら、昔のプロは結構してる。


そしてこの間、某店の年配の男性店員さんもしてることに気づいた。


昔は流行ってた??


全く詳しくないんですけど、昔は今よりYシャツの袖を長めに作るのが一般的だったとかなんとか、そういうのあるんですかね??