2本立て
1本目
大きな大会での戦績があれば実力を示せるし、ブレイクが強いってのも今やスピード測定が簡単に出来ますので示せるし計測せずとも見せれば強さは分かるし、引きのキレがあるってのも見せれば分かる。
けど、プッシュアウトの駆け引きが得意だとか、コンディションへの対応力が高いとか、ヒルヒルになった時のメンタルが強いだとかは、各シチュエーションを幾つも例示しなきゃいけないので証明しづらいですし、聞き手も他人のことにそこまで興味はないでしょうから「あー、はいはい」で終わってしまいそうです。
たとえ長所であることが事実であっても、証明しづらく、人に言いづらい長所・特技ってありますよね。
ビリヤードは関係ないんですけど、自他共に認める私の人としての長所がありまして、生きていく上で大変に助かっているし、仕事なんか7割方その能力だけで飯食ってるようなもんなんですけど、それもまぁ大変に証明しづらい。
医者だぜー!一級建築士だぜー!!とかなれば簡単に示せるんですけどね。
皆様にも何かそういう、他人に示しづらいけど、でも本当に自分の役に立っている長所ってありませんか?
(このネタ、プロパティを見るに半年くらい前に下書きしたものらしいんですけど、何を考えて以上の前置きを書いたのかが今となっては思い出せません。以下のネタと繋がりがないような、、、)
私はブログで頻繁に愚痴やボヤキを書きます。主に、球歴の中で出会った変な人や嫌な人がネタ元です。
元々は誰もが経験しているであろうあるあるネタとして書いているつもりでした。しかしある時「鈴木さんは変な人に会い過ぎですw」と言われ、どうやら誰もが経験していることではないらしいと気付きました。
以降、色んな人に話を聞いてみると、私と同じような体験をしている人、全然そういう経験はしていない人、私の比ではなくシンドイ思いをしてきた人など様々いることが分かりました。
シンドイ思いをたくさんしている人の特徴として
・歴が長い
・行動力がある
が挙げられると思います。歴が長ければ当然色んな経験をします。また、行動力があって色んな球屋、色んなコミュニティに顔を出すと、それまた色んな経験をします。
良い思いをすることが増える一方で、嫌な思いをさせられる可能性も高まるわけです。
そして最終的には運が関わってきます。
ずーーーーっと同じ店にしかいないような人は(特に田舎で球屋の選択肢が無いような地域ですとなおさらだと思いますが)運不運がかなり絡むでしょうね。
自分に合う店だったら嫌な思いをさせられることは稀でしょうし、合わない店だったら常に嫌な思いをさせられ続けるわけですから。
私はそこそこ歴も長いですし、行動範囲は首都圏に限られておりますが、かなりの行動力を発揮してきたと思います。
出会った人の数、立ち会ったシチュエーションの数が多いので、嫌な場面に出くわしてしまった数も多いわけであります。
反面、良い思いだっていっぱいしています。良い出会いの方がずっと多いはずです。良い出来事は日頃意識しないし、ブログネタにしても面白くないっていうだけでw
嫌な思いをさせられる頻度に関しては、歴と行動力の他にも、年齢や風貌ってのも関係してくる気がします。
街を歩いていて道を尋ねられることが多い人。キャッチに声を掛けられがちな人。エウリアン(特定地域の人にしか通じませんねw)に声をかけられがちな人。面倒事を押し付けられがちな人。球屋でも色々嫌な思いをさせられがちな人。
大体同じ人じゃないですかね。良く言えば声をかけやすく、悪く言えばチョロそうに見える人。
私、若い頃は思いっきりそれでした。最近どれも減ったのはオッサンになったからでしょうかね。オッサン化のメリットですねw
小柄で若い。お喋りでもない。無愛想でもない。
言ってしまえば人が良さそうで弱そう。
そういう特徴があったから、付け込まれやすかったんじゃないでしょうか。弱者だと見られていたんでしょうね。ストレスのはけ口にするのにちょうど良かったってことでしょうか。
若い頃であっても、体格に優れているとか顔面が怖いとかだったら、そうそう嫌な思いもさせられなかったんじゃないかなー。
なんにせよ、私は若かりし頃は色々とズケズケと言われた。同じことをしてても他の人は言われないのに自分だけ言われたりした。「なんで自分だけ?」って思うことも多かったです。
ただ、今となってはそれが良い経験だったと思うんです。
と言うのも「本音が聞けている」から。
全くの言いがかりを吹っ掛けられることもあって、それは全くいい経験ではありません。けども「こいつになら言いやすいな」と思って本音をブツけられた場合なんぞは、他の人は聞けない相手の本音を聞けたってことになるわけじゃないですか。
自分が何かしら細かいマナー違反をしてしまった時に、それをズバッと指摘されたとします。
「なんで他の人も同じことやってんのに、自分だけ言われるの?」「理不尽!」「差別!!」なんてその時には思うんですけど、私はしっかり気にしてそのマナーを改善します。
言われたから気付けた。改善出来た。
言われなかった人たちは今も同じマナー違反を続け、陰でコッソリ嫌味を言われ続けてしまうわけです。自分は言ってもらえたから改善出来た。
その場ではストレスですが、長い目で見ればプラスなんじゃないでしょうかね。
これは言われて嫌な思いをさせられた例ではないですが、チョークなんかもそう。
一部の駄目店員を覗いて、基本的に球屋の店員さん達は客に気を遣って仕事をしてくれています。
気を遣ってくれているからこそ、本音が聞けない場合も多いわけです。
私には何人か本音トークを出来る親しい間柄の店員がいます。そんな店員さんからチョークの掃除のしづらさについて本音を聞くことがある。
店によっては客が自分で台の掃除をしなきゃいけないとか、自分で清掃することでサービスがあるとかいう店もあるそうですが、私の身近にはそういう店は無いです。そして私は球屋でバイトをしたことも無いので、台掃というものをしたことがない。
なので、チョークの違いによる掃除の手間の違いも、私には全く分かりません。店員から聞くしかない。
私はやはりお世話になっている球屋のスタッフに無駄な労力を使わせたくないので、店側が使ってほしくないと感じるチョークは極力使わないつもりです。なので、新しいチョークを試した時などは親しい店員に掃除をしてみての感想を聞くことにしています。
本音では「このチョーク落ちづらいなぁ」と思ってても、気を遣って口にしない店員さんが多いと思うんですよ。
それが嫌なので、本音を言ってもらいたい。
影で苦労させてしまうのも申し訳ないし、ともすれば「またあのチョークを使うあの人が来たよ。。。」とか思われてしまう可能性もありますゆえ、それも嫌だ。
本音を言ってもらえるってのは、ありがたいことでもありますね。
2本目
限りなく白に近いブルーシリーズ
— 鈴木さんちの鈴木 球版 (@billiblo) 2019年1月8日
ROKUもSNIPERも大概白っぽいと思ってたんだけど、こうやって比べてみるとTAOMの白さが際立つなー。
白っぽいチョークって、何の影響で白いんだろ。 pic.twitter.com/Q34IwWzB7j
ROKUは二千数百円。TAOMも同じくらい。SNIPERは日本で市販はされておりませんが、もしされるとしたら同じくらいの価格帯になるそうです。
この二千数百円という値段は、良さが分かっている人からすれば躊躇なく出せる額だけど、使ったことが無くて「ちょっと試してみよう」では出しづらいと思う人が多いんじゃないでしょうか。
それでもチョークやタップならまだ2000円そこそこで済みますが、シャフトやキューとなってくると何万、何十万になってくるわけじゃないですか。
Revoの時なんて特に思ったんですけど、ユーザーの皆様は使ったことがない物に、よくそんなポンと金を出せるなーって。
よっぽど経済力に余裕があるのか、ビリヤード以外に金の使い道がないのかは知りませんけど、良く知らないものにそんだけの資金を投じる気が私は起きません。
私は今、パワーブレイク魁をメインのブレイクキューとして愛用しているわけですが、魁を使うようになったキッカケは、ブラッドさんが譲渡先を探していたことであります。
もし好条件で譲ってもらえるようなことがなかったのなら。
私は今でも魁は使っていなかったんじゃないかと思います。
近年のブレイクキューは高いです。ブレイク馬鹿であるにも関わらず、ろくに試し撞きしたこともないような良く分からんブレイクキューにあれだけのお金を投資する気にはなりません。
さて。これは何か月か前に、なすみそさんと撞いた時のことですが、仕事で東京にいらしたなすみそさん。プレイキューだけ持ってきていてブレイクキューは無し。私と相撞きするにあたって「ブレイクキュー使います??」と打診したのですが「他人のブレイクキューは怖くて使えない」とのこと。
メッチャ分かるぅぅぅぅ
私も他人のブレイクキューを使うのは怖いです。
別に傷つけるような使い方をするつもりは無いし、実際傷つけてしまうようなことは滅多に無いのですけれど、万が一を考えるとブレイクキューを借りるのは怖い。
この間、借り物の魁を思いっきり使わせてもらったと書きました。
魁の場合、私が普段使っているキューでもありますので「万が一」を起こさない自信があるし、耐久性も分かっているのでガンガンに使わせてもらいましたが、とはいえフルブレイクをしたりはしません。「借り物」という意識はある。
もしも使い慣れた魁でなければ。さらに大人しい撞き方になります。
そんなこんなで、他人から借りて使ってみた時は思いっきり振ることが出来ません。
さほど親しくない人からはそもそも借りようと思わないし、親しい人から借りた時にしても、おっかなビックリ抑えて撞く程度。
そんなわけで、ブレイクキューの真の性能を感じるには、自分で購入して使ってみるしかないのであります。
魁は、自分でゲットする以前にも、何度か人から借りて使ってみたことはありました。しかしその時は抑えてしか使っていませんので、あまり良さは感じませんでした。「これは良い!」「自分で買おう!!」と思うようなことはなかったのです。
でも、キッカケがあって手に入れてみて、自由に存分に使うようになってからは良さを実感しています。
私のような人も少なくないと思うんです。
となると、なにをキッカケにキューを買うの??
私、BK2もBK3もBK-Rushも、「良く知らずに買うには高い」という理由から買ったことはありません。そして、どれも他人から借りて撞いたことはあれど、他人のものですから思いっきり撞くわけにもいかず、あまり良さを実感していないのです。
購入して、自分の物として存分に使ってみれば良さを実感出来るのかもしれない。
しかし、自分の物じゃないから試し撞きするにしても思い切り撞くことは出来ず、良さは実感出来ない。
魁も、ラッキーなキッカケがあって手に入れ、マイキューとして手加減なく存分に振り回して、それで何週間か使っているうちに「このキューは良いわー」と思うようになったわけです。
「試し撞きしたいんで、1か月くらい貸してください」「ちょっと傷つけちゃっても勘弁してね」なんて許されるわけがないですよね。
じゃぁ、何をキッカケに買えっていうんだ??
皆様は新しい道具を買う時、何を判断基準にして購入してますか??