鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

大器晩成型

ここしばらく比較的まともな球ネタを選んで載せていたら、毒舌ネタが溜まってきてしまったので消化します。


そんなわけで、お待ちかねの毒系3本立て。


たぶん、何日間か続きます、、、、




1本目


この間ツイッターかなんかで見かけた「中間から見るとどっちもどっち」みたいな投稿に頷いたことがありました。



両極端な考えを持った人同士がどちらが正しくてどちらが間違っているのか白黒つけようとして言い争っているのだけれども、間に立ってみるとどっちの言い分も分かるがどっちにも賛同も出来ない。どっちもどっちだって思う。


そういう事って多くありませんか??



ビリヤードやってても、そういう事が多いです。どちらにも賛成も反対も出来ないっていうこと。中立なつもりなのだけれど、大抵は両者から敵とみなされてしまうんですよね(;´∀`)


ビリヤードに対する熱量なんてのもそうで、あまりに冷めた人を見ると「もっと真面目にやれ!」って言いたくなるし、あまりに熱い人を見ると「暑苦しいです。。。」って思っちゃうし。



しばしばブログで書いていることであり、この間プロと話していたことでもあるのですが、「ビリヤード以外の趣味も持った方が良いぞ」って言いたくなる人がたまにいます。


心のよりどころがビリヤードしかないらしく、ビリヤードへの思いが強すぎて精神的に少々逝ってしまっているような人がたまにいる。


思いが外に向いてしまって、周りの人に当たり散らすような人もいるし。自分の中で消化しようとするのだけれど消化しきれず思い詰めてしまって、ビリヤードのせいでうつ病にでもなるんじゃないかと思わされるような人もいるし。


そういう人達は、ビリヤード以外にストレス発散の場を求めた方が良いぞ、と。


「ビリヤードは趣味なのにストレスが溜まる」「ビリヤードはストレス発散には向かない」と良く言われますが、それはその通りだと思います。


趣味がビリヤードしかないってのは、何かと痛手だと思うのであります。


能動的な趣味だとやはりビリヤードと同じで、何かとストレスが溜まりますので、ストレス発散には受動的な趣味の方がお勧めです。


また「友達と飲みに行く!」とかも良いストレス発散になるとは思うのですが、他人が絡む以上不確定要素がある。期待するようには事が運ばないかもしれない。また単純に、自分以外の人間が関わるわけですからスケジュール調整が上手く行かないかもしれないし、手間でもあるし。


なので「1人で出来る受動的な趣味」がベストだと思います。音楽鑑賞とか映画やテレビ観賞、ゲームや読書、1人晩酌などなど色々あります。


「あー!リラックスしたい!」「ストレス発散したい!!」と思った時に、いつでもすぐに出来る趣味。そんな趣味の1つや2つ持っておくと人生豊かになりますし、精神が安定するのでビリヤードも上手くいくようになると思うのです。


ストイックに1つのことだけに固執して淡々と結果を出して行けるのは、一握りの才能に溢れた人だけだと思いますのでね。





2本目


ちょっと前に、I氏は配置からプレイヤーの立ち位置を推測することが出来ないってネタを書いたわけですけども、同じような話。


隣の台と撞き位置がかぶってしまうことは度々ありますよね。


そんな時に隣の台の人がチラッとこっちのテーブルを見た。チラッではなくしばらく凝視することもある。


でもそのまま撞く体制に入る。その時点では「自分が先に撞いてから撞き位置を譲ろう」と判断したのかなと私は考えるわけです。


ところが、撞き終わっても一向に動く気配がない。



さっき、こちらのテーブルの何を見ていたの!!??



これが気になって気になってたまらんのです。



経験の浅い初級者ならまだしも、A級プレイヤーでも時々いるんですよ。「一体さっきは何を見てたの!?」って言いたくなる人。


後ろのことを全く気にもかけていないというなら「そういう人はいる」で話は終わりなんですが、後ろの台をしっかりと見ていながら、それでいて全く気遣わない行動を取るっていう。


なんなんでしょうかね。


あの人たちは振り返って一体何を見ているのか。


子供や動物が何もない空間を見つめるのと同じ現象でしょうか、、、、我々には見えない何かが見えているのか。。。。そして我々には見えている物が彼らには見えていないのか。。。。。。


いや、まぁただ単に脊髄反射で行動しているだけで、頭では何も考えずボーーっとしてるんでしょうけど、、、、



意味不明な行動といえば、I氏と同期の某氏の振る舞いもそうでした(問題児ばかりか、、、)


これは今でも球屋の話題に挙がることがあるので気にしていたのは私だけじゃなかったようですが、某氏はですね。突然立ち上がるんです。


こっちが球に構えている最中に、突然椅子からスッと立ち上がる。そしてキョロキョロしてストンと座るのです。




意味不明




別に、相手を動揺させようとしているとかじゃなく、本人はそういう行動をしていることに気付いていないらしい。病気?



もう1つボヤキ。


これは意味不明行動ではなくスペックの低さネタですが、この間久しぶりに会いました。隣のテーブルガン見マンに。


きっと皆様も会ったことあるはずです。自分の対戦相手と目線を合わせないようにと気遣った挙句に、隣のテーブルをガン見して、隣のテーブルのプレイヤーにプレッシャーを与えている人。


何人かに聞いてみました。異口同音に彼らは言います。「無意識で、、、」「自覚ない。。。」「見ているつもりはない」と。



悪気が無いとは分かるんですよ。うん。でももうちょっとアンテナ広げましょうねっていう、、、



その後さらにネタが出来ましたよ!!


構えている時、目の前を通り過ぎてほしいか立ち止まって欲しいかっていう話は、アンケートも踏まえて以前にネタにしましたけども。


全くの新パターンに出会いました。「歩行速度を緩める」であります。



私が構えている最中、視界の端の方からスーっと歩いてくるその人。最初は普通の歩行速度でした。時速5kmくらい。


ところが、私の目線の真正面に入る瞬間、立ち止まるでもそのまま通り過ぎるでもなく、突如時速1kmくらいに歩行速度を緩めて通過していったのです。のったりゆったり。



メッチャ気になるぅぅぅぅぅ!!!



世の中ホント、意味の分からん行動する人っているわい、、、、






3本目


今も昔も私のビリヤードは意識が高くなく、あの試合で優勝したいだとかタイトルが欲しいだとか、そういう高い目標が全くありません。


そんな意識が低い私の上達意欲を刺激してくれたのが、しょっちゅう言ってますけどムカつく上級者達でした。


あれやこれやとうるさく言われる。余計なお世話。うるさい。うざい。言い返したい。しかし実力で劣るので言い返すことも出来ない。「いつか実力で上回って、目に物を見せてくれるわ!!」ってのが私の成長の原動力でありました。



そうしてメラメラと炎を燃やして上達して、実際に見返せた相手も少なくありません。


上達する中で「当時はウザかったけど、今となって考えればあれは親心だったんだな」と気づき、感謝するようになった相手もいます(笑)


ただ、私が見返すだけの実力を手に入れる前に引っ越してしまっただとか球を辞めてしまっただとかで、見返すことが出来ていない人もおります。まぁ今さらどうでも良いんですけども。



結構前の話ですが、こんなことがありました。


その某氏は「ムカつく上級者」ではなくムカつく同級者でしたが、B級の頃に散々喧嘩を売られたものです。


やれ「無駄なハードブレイクをするな」だの「入れられないくせに出しに拘ってどうするのか」だの「ストロークに無駄が大きい」だのなんだの、私の球撞きのほぼすべてにダメだしされた気がします。


そんだけ言われたら私も言い返したくなりました。「そんなクッソつまらない球撞いて何が楽しいのか」と。


けども、非常に堅い球を撞く某氏は、B級の中では安定した結果を出していたのでありました。だからこそ天狗になっていたんでしょうかね。


なにはともあれ、私よりも結果を出していたから言い返せなかった。


私はB級当時、某氏からは散々に言われていたし、他の人からも度々言われておりました。「そんな勝てない球を撞くんじゃない」系のことを。


意味のないハードブレイク。お手本とは真逆の無駄に手球を大きく動かす出し。格好に拘ったフォームやストロークなどなど。


無駄だ、意味がない。そうは言われても、私はそうするのが好きだった。やりたいようにやっていただけ。


そうして私は言っていたのです。言い訳のように「大器晩成型なのだ」とかなんとかww


でもある時、10年以上ぶりに見かけた某氏の球を見ていたら、私の大器晩成発言もあながち言い訳ではなかったのかなと思いました。


会わない間に私はA級になりましたし某氏もA級になっていたのですが、相変わらずクッソつまらない球撞いてて、全く勝てていない様子。


チョコチョコチョコチョコ転がすだけの球を撞いてて、ハードショットが一切出来ていないし、全くキュー切れないし、10ボールブレイクなんてオジイちゃんみたいなブレイクしてるし。


ブレイクを強く撞ける人が羨ましいだの、自分にはハードショットのセンスがないだのなんだのと悲劇の主人公ぶっちゃって、あまりにも惨めだったので、昔の恨みを晴らす気にもならなかった。というか、哀れな姿を見ているだけで私の気持ちが晴れたというかw(悪)



度々「今現在持っている力を最大限に活かした球撞き」と「将来を見据えた、地力を伸ばすための球撞き」とは全くの別物であるっていう話をしておりますけどもね。


私の場合は後者ばっかりやってて、某氏の場合は前者ばっかりやってたわけです。


B級の頃は某氏の方が有利だったけど、A級になってからは引き出しの多い私の方が有利になった。


「ざまーみろー」「わははー!」と思うと共に、将来を見据えた練習ってのも大事だよなーと改めて思ったのでありました。